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猫背と言われたことがある人へ。走る姿勢は5ステップで作れる|フォーム理論④

猫背と言われたことがある人へ。走る姿勢は5ステップで作れる|フォーム理論④

こんなズレ、ありませんか

  • 猫背気味だと、人から言われたことがある。走っている写真を見ると、背中が丸い

  • 「前傾姿勢」を意識すると、腰から折れて、へっぴり腰のようになる

  • 「膝下の力を抜くのが難しくて、意識するほど力が入る」

  • 疲れてくると、お尻が後ろに下がって、脚だけで走っている感じになる

接地の位置と強さが分かっても、跳ねる力が「上」に逃げていては、前には進みません。その力を前に変えるのが、姿勢です。

私の初回レッスンで、お客さまが「これがいちばん変わった」と言われるのが、この姿勢の話です。身長も体重も筋肉の量も骨格も、人によってまったく違います。それでも、自分にとって正しい姿勢を1分で見つけられるドリルがあります。慣れないうちはこれを毎回やってください。ある程度分かってきたら、走り出す前に「この位置かな」と作れるようになります。

レースが近い方へ。大会直前に大きくフォームを変えるのはおすすめしません。まずはジョギングの前に感覚を確かめる程度にして、本格的に定着させるのは大会のあとからで十分です。

結論は1行です。肩とお尻の位置を変えずに、背骨だけを軽く弓なりに前へ押し出す。そして、頭のてっぺんから糸で吊られて走る。

ドリル:弓なりの姿勢を作る(1分)

弓なりの作り方5ステップ

▲弓なりの作り方5ステップ

立ったまま、鏡か窓ガラスの横でやると分かりやすいです。

  1. かかとをつけて、つま先を開く。「とっとっと」とよろけない手前、なんとか余裕で立てるくらいまで開きます。膝や股関節が曲がったり、ゆるんだりしないようにしてください

  2. 糸で吊られる。かかとのついている部分から頭のてっぺんまで、1本の糸が通っていて、誰かに上から吊り上げられているイメージを持ちます。身長が5cm高くなった感じです。肩はすくめません。この時点では、身体はまっすぐです

  3. 背骨だけを軽く弓なりにする。ここがいちばんのポイントです。股関節(できる方はお尻)と肩の位置が変わらないように意識しながら、その間の背骨を、弓を張るように前に押し出します。やっていることは、背骨を前に出しているだけです。このとき肩ごと前に出してしまうと意味がなくなります。肩はそのまま、真ん中だけを前へ。胸を軽く開くイメージです。腰を強く反らせないようにしてください

  4. 大きな木を抱える。目の前に大きな木があるのをイメージして、今の姿勢が揺れないように気をつけながら、肩甲骨から腕を回して木を抱えます。目線はまっすぐ。糸も忘れずに。糸は、弓なりに沿った状態で吊られているイメージです

  5. 足先と手を戻す。つま先をまっすぐに戻し、手を身体の横につけます

この状態で、背骨が少し湾曲して、背筋がピンと伸びた感じがあるはずです。それと、気持ちだけ、お尻が前に押し出されている感じ。これが、ランニング中に意識してほしい姿勢です。

弓を作るときのコツ

  • 肘で、背中を前に押し込む

  • 同時に、肩を少し下げる。肩が前に行くと弓にならないので、逆に下げる

  • 感覚としては「胸を軽く開くくらい」

反らせすぎると腰が張ります。立ったまま作るときは、8〜9割くらいまでにしてください。背骨にはもともとカーブがあるので、大きく反らせるほどよいわけではありません。弓なりは、胸を軽く開くための表現です。呼吸しやすく、腰に負担のない範囲で作ってください。

疲れたときは、これ1つだけ

「糸」だけ思い出してください。弓も前傾も忘れていい。頭のてっぺんから吊られる感覚が戻れば、お尻も前に戻りやすくなります。

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この記事を書いた先生
yama ランニングコーチ プラチナバッジ
指導500回以上|早大でバイオメカニクス専攻
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【実績】 ✔ 2019年からランニングコーチ。対面レッスン累計500回以上(2026年9月時点) ✔ ストアカのレビュー81件・平均4.99(2026年10月時点) ✔ 早稲田大学スポーツ科学部でランニング動作を研究 ✔ フルマラソン2時間45分40秒。月間走行距離100…