マーケティング・広報PR コラム
学びになった 0 保存 0

『ブランディング』とは?マーケティングの基本を事例つきで解説

『ブランディング』とは?マーケティングの基本を事例つきで解説
  • ブランディングが大事です

  • うちはブランディングができていない

仕事でこんな言葉を聞くことがあると思います。しかし、そもそもブランドやブランディングとは何を指しているのでしょうか。
分かっているようで実は説明できない人が多い言葉ですが、マーケティングをするうえでは必ず知っておきたい基本です。今回は事例つきで解説します。

ブランドとは「お客様に信じてもらえる約束」

「ブランドって何?」と聞かれたら、マクドナルドの「M」やスターバックスのマークなど、ロゴや店名を思い浮かべる方が多いと思います。でもそれは正解とは言えません。

マーケティング的に言うと、ブランドとは

「お客様に信じてもらえる約束」

のことです。

例えば好きなYouTuberの動画を何本も見るのは、「この人の動画は面白い」「勉強になる」と信じているからです。
マクドナルドなら「友達と気軽に立ち寄れて、リーズナブルにハンバーガーが食べられる店」、スターバックスなら「落ち着ける場所で、勉強や仕事をゆっくりできる店」だと、多くの人が信じているのではないでしょうか。
お店が口に出して約束しているわけではありませんが、これが暗黙の約束、つまりブランドです。

ブランディングとは「イメージを作り、強くし、守る作戦」

マクドナルドやスターバックスは、この約束を守るために毎日さまざまなことをしています。

  • マクドナルド:誰でも入りやすい大通り沿いに出店する/レジの店員さんがいつも笑顔で注文を聞く

  • スターバックス:落ち着く内装にする/席にWi-Fiや電源を用意して、勉強や仕事ができるようにする

こうした約束を守るための活動がブランディングです。
一言で言えばブランドのイメージを作り、強くし、守るための作戦です。まず、お客様にどんなイメージを持ってもらいたいかを決め、そのためにどんな広告を打つか、どんな店にするか、どんな商品を売るかを考えて実行していきます。

大切なのは「Do's」と「Don'ts」

ブランディングでは、「Do's(やるべきこと)」と「Don'ts(やってはいけないこと)」を決めておくことが大切です。

Do's:ブランドイメージを守るために、やるべきこと

大きな企業では、店構えや内装の色、机や椅子の高さまで社内ルールとして細かく決められているはずです。
関わる社員が多いほど「こっちの色がいい」「いや、こっちだ」と意見が分かれ、それぞれが好きに動くとイメージが定まらなくなるからです。

Don'ts:ブランドイメージを守るために、やってはいけないこと

たとえば、「友達と気軽に立ち寄れる」というイメージのマクドナルドが、いきなり1つ2,000円のハンバーガーを売ったり、窓をなくして隠れ家のような店にしたりしたら、いつも使っている人は戸惑います。それが続けば、お客様は離れていきます。

ブランドを大切にしている企業は、やってはいけないこともDo'sと同じように文書にしてルール化しています。
斬新なことをやるのは間違いではありませんが、お客様との約束を破るほどかけ離れてしまうとブランドが壊れてしまいます。

事例:Nintendo SwitchとPlayStation 5

ゲーム業界で見てみましょう。

  • Nintendo Switch:「みんなで遊べて楽しい時間を過ごせる」。家族とも友達とも遊べて、操作が簡単なゲームが多く、CMも性能より、笑っている家族や友達の場面が中心です

  • PlayStation 5:「最新技術で没入感のあるゲーム体験ができる」。超高画質でリアルな音響の本格的な体験を、コアなゲームファン向けに届け、デザインも未来的で高級感があります

同じゲーム機でもお客様と交わしている約束は全く違います。

後追いは不利。「オンリーワン」を目指す

Nintendo Switchは2017年3月、PlayStation 5はその3年半ほど後の2020年11月に発売されました。もしPS5が「Switchのように、みんなで遊べるゲームを目指す」と同じイメージを選んでいたら、おそらく失敗していたでしょう。
後追いは圧倒的に不利で、勝つには膨大な広告費が必要になるからです。

だからこそ、まだどの競合にもないブランドイメージを目指すことが大切です。
業界の中でオンリーワンを目指すことがブランド戦略の基本です。

自分自身のブランディングにも当てはまる

これは、個人の仕事や人生でも同じです。
人からどんな人に見られたいか。どんな人だと約束するのか。そのために、普段から何をして、何をやらないのか。
教室やサロンを運営している先生にとっても、「自分の講座は、どんな約束をする講座か」を考えることが、ブランディングの第一歩になります。

まとめ

  • ブランドとは、お客様に信じてもらえる約束

  • ブランディングとは、ブランドのイメージを作り、強くし、守るための作戦

  • Do'sとDon'tsを、はっきり決めておく

  • 後追いは不利。業界の中でオンリーワンのブランドイメージを目指す

関連動画

この記事を読んだ方におすすめ

この記事を書いた先生の講座・サービスです。先生から直接学べます。

この記事を書いた先生
渡邉 俊 シルバーバッジ
自ら地方創生を手掛けるマーケティングリサーチャー!
フォロワー 0 記事 7 受講者 213

自ら地方創生イベントを手掛けるマーケティングリサーチャー! ●マーケティングリサーチ事務所『Lactivator』代表 (一般社団法人 日本マーケティング・リサーチ協会 賛助会員) ●一般社団法人『KING OF JMK』代表理事 ●『オフィスク』講師(マーケティング…

渡邉 俊