「子どもには、親の言うことを聞いてほしい」
そう思うことってありますよね。
私も以前は、かなり「タテの関係」で子どもと接していました。
「やめなさいっっっ!」
なんて、強い口調で言うこともありました。
親が上。
子どもが下。
親が言ったことを、子どもがする。
そんな関係が当たり前だと思っていたんです。
でも、アドラー心理学を学んでいく中で、
「親子も、人と人なんだな」
と考えるようになりました。
親子も「人と人」
親と子どもは立場は違っても、人としての価値に上下はありません。
それが「横の関係」という考え方です。
たとえば、子どもが何かをやめてくれないとき。
「やめなさい!」
と言いたくなることもありますよね。
でも、そこで少し立ち止まって、
「どうして、今これをしているんだろう?」
と考えてみる。
子どもの行動には、
その子なりの理由や気持ちがあるかもしれません。
そこに目を向けてみるんです。
「やめなさい」ではなく、伝え方を変えてみる
たとえば、
「こうしてもらいたいんだけど、どうかな?」
と伝えてみたり、
周りの子が集中できないような場面なら、
「周りの友達が集中できないみたいだから、やめてもらえそう?」
と伝えてみたり。
「あなたはダメ」
と子どもを否定するのではなく、
「私はこうしてほしいと思っているよ」
と、自分の気持ちを伝える。
そんな関わり方もできるんですよね。
自分が言われたら、どう感じる?
だって、自分が誰かから、
「言うことを聞きなさい!」
「こうしなさい!」
と何度も言われたら……。
大人の私たちだって、
「もう、わかってるって!」
「そんなに言わなくてもいいじゃん」
って、反発したくなることがありますよね。
子どもも、同じなのかもしれません。
私が大切にしている、2つのこと
私が親子の関係で大切にしたいと思っていることは、2つあります。
① 共感しながら話を聴く
「そう思ったんだね」
「嫌だったんだね」
と、まず子どもの気持ちを受け止めてみる。
すぐに正そうとするのではなく、
「この子は、今どんな気持ちなんだろう?」
と考えてみるんです。
② 当たり前にやっていることに注目する
朝起きる。
ご飯を食べる。
学校へ行く。
勉強する。
お風呂に入る。
着替える。
「おやすみ」と言う。
こうした毎日の当たり前の行動にも、
「起きてきたね」
「自分で準備できたね」
「今日も学校に行ったね」
と目を向けてみる。
人は、注目された行動を繰り返しやすくなります。
すぐに変わらなくても大丈夫
もちろん、すぐに親子の関係が変わるわけではありません。
私自身も、いつも穏やかにできているわけではないんですよ(笑)
「また言い過ぎちゃったな」
と思う日もあります。
そんなときは、
「今日はちょっと強く言っちゃったな」
と気づいて、また次の日からやってみる。
完璧にできなくても大丈夫。
少しずつ、親子の関わり方を変えていけばいいんですよね。
「どういう親子関係をつくりたい?」と考えてみる
「子どもに言うことを聞かせる」ことより、
「子どもと、どういう関係をつくっていきたいか」
を考えてみる。
それだけでも、いつもの声かけが
少し変わってくるかもしれません。
そして、
「私、どうしてこんなにイライラするんだろう?」
「どうして、子どもにちゃんとしてほしいと思ってしまうんだろう?」
そんなふうに感じることがあるなら、
まずは今の自分を知ることから始めてみませんか?