こんにちは、サボテン先生です🌵
私たちは、営業、スピーチ、プレゼン、教育など、人前で話す機会は多いです。もちろん、1対1の雑談でも話し方スキルを活かすことができます。
さて、皆さん。大切なことを、わかりやすく、丁寧に話しているのに、聞き手の反応が薄い…。そんな経験はありませんか?
実は、正しいことを話せば聞いてもらえる、というわけではありません。今回は、聞き手が「続きが気になる」状態になり、話が届きやすくなる話し方をご紹介します。
🌵今回の内容
① 「正しいこと」だけでは聞いてもらえない理由
② 主題の「前後左右」を見せる話し方
③ 営業・スピーチ・プレゼンでの使い方
① 正しいことを話しても、聞いてもらえない
次の2つの話し出しを比べてみてください。
A:「コミュニケーションでは、傾聴が大切です」
B:「コミュニケーションでは、傾聴が大切です。でも、傾聴の前にやらなければいけないことがあります。それは何だと思いますか?」
どちらも正しい内容です。でも、Bのほうが「え、何だろう?」と思いませんか?
Aは、すでに知っている情報なので、聞き手は「そうだよね」で終わってしまいます。人は「知っている」と思った瞬間に、興味を失ってしまうんですね。
一方のBは、答えが気になる状態です。気になると、人は続きを聞こうと前のめりになります。つまり、聞いてもらえる話し方のポイントは、正しさよりも「続きが気になる」をつくることなのです。
② 主題の「前後左右」を見せる
では、どうすれば続きが気になる状態をつくれるのでしょうか。おすすめは、話したい主題に対して、前後左右に話題を振ることです。ここでは「傾聴」を例にしてみます。
<前:傾聴の前にやらなければいけないこと>
傾聴は大事。みんな知っています。でも、傾聴の前にやらなければいけないことがあります。それは…
こう言われると、答えが気になりませんか?
<後:傾聴のあとにやるべきこと>
傾聴は大事。でも、傾聴だけで終わらせてはいけません。本当に大切なのは、傾聴の先にあるものです。では、傾聴のあとにやるべきことは何だと思いますか?
これも気になりますね。
<左右:傾聴と一緒に行うこと>
傾聴は大事。でも、傾聴の効果を高めるためには、傾聴と同時に行うべきことがあります。それは何だと思いますか?
前後左右を見せると、何が起きる?
このように、主題の前・後・左右に話題を振ると、次のような効果があります。
続きが気になり、興味を惹くことができる
「傾聴は大事」という主題そのものが強調される
主題が「単体の知識」ではなく「全体像の中の1つ」になり、聞き手の関心が広がる
興味を惹きつけ、夢中にさせることで、話を聞いてもらいやすくなります。そして、話が届きやすくなります。
③ 営業・スピーチ・プレゼンで使ってみる
この型は、傾聴以外の主題でも使えます。
営業の場面(主題:学資保険)
「学資保険を選ぶ前に、確認しておかなければいけないことがあります。それは何でしょうか?」
「学資保険に入ったあとに、見直しておくべきことがあります。それは何だと思いますか?」
「教育費の準備を成功させるには、学資保険と一緒に考えておくべきことがあります。それは何でしょうか?」
営業の場面(主題:住宅購入)
「物件を探し始める前に、決めておくべきことがあります。それは何でしょうか?」
「家を買ったあとに、意外と見落としがちな費用があります。それは何だと思いますか?」
「住宅ローンと一緒に、同時に考えておくべきお金があります。それは何でしょうか?」
プレゼンの場面(主題:新しい社内システムの導入企画)
「システムを導入する前に、現場で確認しておかなければいけないことがあります。それは何でしょうか?」
「システムは導入ではなく、運用が大切ですね。では、導入後の運用で重視する点は何だと思いますか?」
「システムの導入は大切ですが、その導入と並行して進めるべきことがあります。それは何でしょうか?」
スピーチの場面(主題:挨拶)
「挨拶は大切なのですが、効果的で気持ちのいい挨拶をするためには、挨拶の前にあることをするのが大切です。それは何でしょうか?」
「挨拶をするのは大切なことでもあり、普通のことでもあります。そんな挨拶から信頼を獲得するために大切なのは、挨拶のあとの立ち振る舞いです。では、挨拶のあとにすべきことは何だと思いますか?」
「実は、挨拶と一緒に行うと、相手との距離が一気に縮まる技があります。それは何でしょうか?」
ポイントは、答えを話す前に、まず問いかけることです。
そして、問いかけたあとは、少し間をとって考えてもらいましょう。考える時間があるからこそ、少しずつ興味が湧いてきます。
まとめ
正しいことを話しても、聞いてもらえるとは限らない
主題の「前後左右」に話題を振ると、続きが気になる状態をつくれる
前=「〜の前にやること」
後=「〜のあとにやること」
左右=「〜と一緒にやること」
今日の小さな行動
次に話す予定の内容について、主題を1つ決めてみてください。そして、その「前」にやることや「後」にやることを、問いかけの形にしてみましょう。
○○の前にやらなければいけないことがあります。それは…」
○○の後にやると効果的なことがあります。それは…
この一言を加えるだけで、聞き手の反応が変わることに気づくはずです。
さて、あなたが話す主題の「前後左右」には、どんな話題がありますか?