A. いいえ、基本的には、いつ行っても一定の効果はあります。ただし、効果的な時間帯というのがあります。
【朝の太極拳は定番ですが】
TVなどのメディアで太極拳が紹介される時には、朝の公園で大勢の人が整列して太極拳をしている映像がよく使われていますね。
太極拳といえば、このイメージが定番化しているようです。
そのため、太極拳は昔から、朝の大勢の人が集まる公園で行われてきていたのだろう、
とお思いの方も多いようです。
太極拳は、基本的には、いつどんな時間に行っても、一定の効果はあります。
ですが実は、太極拳が朝の大勢の人が集まる場所で行われるようになったのは、
比較的近年になってからです。
かつて太極拳は、中国河南省の「陳家溝」と呼ばれる地域で、一部の限られた一族のみに伝えられ、
その修業内容は門外不出とされてきました。
今これだけ大勢の人に親しまれている太極拳も、
ひと昔前までは、完全に秘密のベールに包まれていた、そんな時代があったのです。
そのため、 稽古場も、人の目に触れる事のない、塀に囲まれた中で秘密裏に行われ、
その当時は、稽古の時間も、人の寝静まった夜中に行われていたとされています。
【実は深夜に稽古していた意外な歴史】
また、実はそれ以外の理由でも、かつて太極拳は、真夜中に行われていたのです。
太極拳発祥の地、中国大陸には、「陰陽」という思想があります。
この思想によると、大地の気と呼ばれるエネルギーも、陰と陽が周期的に入れ替わっており、
この入れ替わる時間帯が、彼らの暦の上では午前の11時と深夜の11時なのだそうです。
そのエネルギーが入れ替わる時間帯に合わせて稽古をすることで、
効果的にそのエネルギーを体内に取り入れることが出来るのだそうです。
昼間、人目につくところで稽古出来なかったその当時の人達は、
そのような経緯で、太極拳を深夜に稽古していた、という歴史があるのです。
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講師 秋山 俊行 (Toshiyuki Akiyama) ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○