こんにちは、サボテン先生です🌵
仮に、皆さんが管理職の方向けに、コーチングスキルを学ぶ講座を開くとしましょう。でも、ストアカで「コーチング入門講座」と出したところで、おそらく集客は難しいでしょう。
なぜ、コーチング入門講座は集客できないか
ここが今日のいちばん大切なところです。
講師やコーチの人たちは、日常的にコーチングという言葉に触れています。勉強会でも、SNSでも、仲間との会話でも、当たり前のように出てきます。
その結果、「世の中の多くの人も、コーチングを知っているはず」と、無意識に思い込んでしまうのです。
これは、能力の問題ではありません。知っていることが当たり前になりすぎて、知らない人の気持ちが見えにくくなる状態です。私は、これを「知識の呪縛」と呼んでいます。
ちなみに、皆さんは世の中の会社員のうち、何%くらいが「コーチング」を正しく認識していると思いますか? おそらく10%程度でしょう。私たちのような講師やコーチの仕事をしていると、すでに当たり前になっている言葉ですが、世の中では、まだそれほど知られていません。
あなたなら、この講座を受けてみたいですか?
ところで、皆さんは「ベンディング入門講座」があったとしたら受講されますか?
おそらく、多くの人が「ベンディングって何?」となるでしょう。ちなみに、これは私が開催している「スプーン曲げ・フォーク曲げ講座」の別名です。
皆さんは「ベンディング」という言葉を知らないので、「ベンディングって何?」となるので、「受講したい」という気持ちは起きません。つまり、これが「コーチング」でも同じことが起きてしまうわけです。
偉そうに言っていますが、実は、これは私が通ってきた失敗の道でもあります。私がストアカで初めて出した講座のタイトルは「ビジネスメンタリズム入門講座」でした。私にとっては意味のある言葉でしたが、私以外の人には何を学ぶ講座なのか、まったく伝わりませんよね。
受講生が知っている言葉を使おう
ここまでのお話で、知らない言葉が使われている講座に飛びつかないことは分かりました。ということは、受講生が知っている言葉で集客をかけることが大切ですね。
たとえば「コミュニケーション」「話し方」「部下」「傾聴」「信頼」など。一方で、「コーチング」という言葉で探すのは、すでにコーチングを知っている人だけです。
管理職の多くは、コーチングを学びたいのではありません。「部下から信頼されたい」「相談してもらえるリーダーになりたい」と思っています。
実際に、この目線を持っているコーチの方が上手に集客をされていました。その方のフロント講座のタイトルは「モテるリーダーは聴き上手!部下から相談される聴く力を身に付けよう」です。
コーチングは、いわば対話スキル。まずは、コーチングの中でも、会社員の方が好みそうな部分を切り取り、講座を開催します。その講座の中でコーチングを体験してもらい、コーチングの本講座へと誘導するわけです。
講座には軸を、集客には柔軟性を
ここで、誤解してほしくないことがあります。コーチングという言葉を、捨てる必要はありません。講座の中で、「実はこれはコーチングの考え方です」と伝えれば十分です。
私は、「講座には軸を、集客には柔軟性を」と考えています。
伝えたい中身(軸)は変えない。でも、入口の言葉(見せ方)は、受講生に合わせて変える。専門用語は、入口で使うものではなく、入口をくぐった先で出会うものです。
「集客の入口」は、受講生の言葉でつくる
私は、相手が「聞いてみたい」「自分に関係がありそう」と感じる最初の一歩を「入口」と呼んでいます。集客の入口は、タイトルです。そのタイトルに、受講生が知らない言葉が並んでいたら、入口の前を素通りされてしまいます。
講師の専門用語から、受講生の日常の言葉へ。この置き換えだけで、見つけてもらえる確率も、選んでもらえる確率も変わります。
まとめ
講師やコーチは、専門用語を「みんな知っている」と勘違いしやすい
会社員の多くは、コーチングという言葉を知らない
中身は変えず、入口の言葉を、受講生が知っている言葉にする
あなたの講座のタイトルに、専門用語や聞きなれないカタカナ語は入っていませんか。それを、受講生が普段使っている言葉に言い換えるとしたら、どうなるでしょうか。