ポテトサラダを作って、味見をしてみたら、なんだか物足りない。
「もう少しマヨネーズを入れた方がいいかな?」
足して、混ぜて、また味見。
でも、マヨネーズの味は濃くなったのに、なんだかおいしくならない……。そんなことはありませんか?
私がまず気になるのは、下ごしらえのときに、水分をちゃんと切れているかな?ということです。
味が決まらないと、ついつい調味料を足したくなりますよね。
でも、その前に見直したいことがあります。今回は、3つに絞ってお伝えします。
① まずは、水分をしっかり切る
一番大事にしたいのは、ここです。
じゃがいもを茹でたら、茹で汁を捨てて終わりにせず、水気が残っていないか見てみてください。
水分が多いときは、湯を切ったじゃがいもを鍋に戻し、弱火にかけて余分な水分を飛ばしてから潰します。焦がさないように、様子を見ながらで大丈夫です。
そして、じゃがいもだけではありません。
きゅうりや玉ねぎなど、合わせる具材の水気も大切です。
塩もみしたきゅうりは、しっかり絞る。水にさらした玉ねぎも、水気をよく切ってから加える。

一つひとつは小さなことなんですが、ここに水分が残っていると、せっかくつけた味が薄まってしまいます。
マヨネーズを増やす前に、まず水分。
ちょっと地味ですが、おいしく作るために大事な下ごしらえです。
② マヨネーズの前に、少し塩で下味をつける
ポテトサラダの味付けを、全部マヨネーズに任せていませんか?
じゃがいも自体に味がついていないと、マヨネーズをたくさん入れても、どこか物足りなく感じることがあります。
水気を切って潰したじゃがいもに、まず少し塩を加えて、下味をつけておきましょう。

ただし、このあとに入れる具材にも塩気があります。
ハムを入れるのか、チーズを入れるのか。それによっても変わりますよね。
最初から塩を入れすぎず、具材とマヨネーズを合わせてから、最後に味を調整してください。
マヨネーズを増やすことだけで、味を決めようとしなくてもいいんです。
③ それでも物足りないときは、酸味を少し
水分も切った。下味もつけた。
それでも、もう少し味をまとめたいなと思ったら、お酢を少し加えてみる方法もあります。
マヨネーズにも酸味はありますが、増やせば、その分こってりした味にもなりますよね。
そこで、マヨネーズを追加する前に、少量のお酢を加えて味見してみる。
酸っぱくするためではなく、味のバランスを整えるためのひと工夫です。
もちろん、酸味の好みは人それぞれ。必ず入れなければいけないものではありません。
いきなり全体に入れるのが心配なら、小皿に少し取り分けて試してみてくださいね。
調味料を足す前に、下ごしらえを振り返ってみよう
料理の味が決まらないと、「何を足せばいいんだろう?」と考えがちです。
でも、調味料が足りないのではなく、水分が残っていたり、下味がついていなかったりすることもあります。
ポテトサラダも、特別な隠し味を入れる前に、まずはそこから。
水分をしっかり切って、少し下味をつける。
次に作るときは、マヨネーズを足す前に、ちょっと思い出してみてくださいね。
管理栄養士・料理講師
藤田えみこ