秋になると食べたくなる柿。
そのまま食べてもおいしいですが、実は料理に使っても、とってもおいしい果物なんです!
しかも、ちょっとした保存の工夫で、おいしさを長持ちさせることもできます。
今回は、管理栄養士・料理講師としておすすめしたい、柿の栄養と意外な楽しみ方をご紹介します。
柿はビタミンCが豊富!
柿の魅力は、何といってもビタミンC。
甘柿には100gあたり約70mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、コラーゲンの生成や鉄の吸収を助ける栄養素。
さらに、柿にはβ-カロテンや食物繊維、カリウムなども含まれています。
秋の味覚を楽しみながら、栄養もしっかり摂れるのはうれしいですね。
柿を長持ちさせるなら「ヘタ」がポイント!
実は柿は、ヘタの部分から水分が抜けやすい果物。
そこでおすすめなのが、ぬらしたキッチンペーパーをヘタに当てる保存方法です。
やり方はとっても簡単!
キッチンペーパーを小さく折り、水で湿らせる。
柿のヘタに当てる。
ヘタを下にしてポリ袋に入れる。
冷蔵庫の野菜室で保存する。
これだけで、柿の乾燥や熟しすぎを抑えやすくなります。

まだ硬い柿を早く熟させたい場合は常温に置き、食べごろになったら冷蔵保存するのもおすすめです。
私のおすすめ!柿とほうれん草のチーズサラダ
実は柿って、チーズとの相性が抜群!
柿の自然な甘さとチーズの塩味が合わさって、とってもおいしいんです。
そして今回、私がぜひ組み合わせてほしいのがほうれん草。
実はこれ、栄養面でもちゃんと理由があるんです。
ほうれん草には鉄分が含まれていますが、植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」は、体内での吸収率があまり高くありません。
そこで活躍するのが、柿に豊富に含まれるビタミンC!
ビタミンCには、非ヘム鉄の吸収を助ける働きがあるんです。
つまり、柿とほうれん草は、おいしいだけでなく、栄養面でも相性のよい組み合わせ。
こうした食材の組み合わせを考えるのも、管理栄養士としての私の料理づくりの楽しみの一つです。
【レシピ】柿とほうれん草のチーズサラダ
材料(2人分)
柿 1/2個
サラダほうれん草 1袋
クリームチーズ 30g
オリーブオイル 小さじ2
レモン汁 小さじ1
塩・黒こしょう 少々
作り方
ほうれん草は洗ってザルにあげる。水気をよく拭き取る。
柿は皮をむいて食べやすく切り、クリームチーズは小さくちぎる。
オリーブオイル、レモン汁、塩、黒こしょうを混ぜる。
材料を器に盛り、③をかけたら完成!
柿の甘さとチーズの塩味がアクセントになって、いつものほうれん草がちょっとおしゃれな一品に。
柿は加熱せずに使うので、熱に弱いビタミンCを活かせるのもうれしいポイントです。
おもてなしにもおすすめですよ。

熟しすぎた柿は冷凍してもおいしい!
やわらかくなった柿は、皮と種を取り除き、食べやすく切って冷凍してみてください。
半解凍にすると、まるでシャーベットのような食感に!
ヨーグルトに添えてもおいしいです。
柿はデザートだけじゃもったいない!
柿は甘みがあるので、ついそのまま食べてしまいますが、塩味のある食材と組み合わせると、また違ったおいしさが楽しめます。
チーズやヨーグルト、サラダなど、ぜひいろいろな料理に活用してみてくださいね。
旬の柿を、最後までおいしく楽しみましょう!
管理栄養士・料理講師 藤田えみこ
【参考資料】
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
JAグループ「カキ(柿)」
JA岡山「柿」