皆様、子育て、本当にお疲れ様です。
今回は、多くの保護者の方が「どうすればいいかわからない」と頭を悩ませる、
「子どものイヤイヤ期の乗り越え方」
についてお話しします。
まずはじめに、お伝えしておきたいことは「イヤイヤ期とは、周りの大人に対する反抗ではない」ということです。
では、イヤイヤ期とは何なのか…
それは、
子ども自身が自分の意思や気持ちを伝えたいけれど、その伝え方がまだわからないために起こる現象です。
そう頭では分かっていても、毎日「言うことを聞いてくれない」「どう接すればいいかわからない」と向き合い続けるのは、保護者にとって、本当に体力や精神力が要りますよね。
そこで、保護者の方が、少しでも楽に、子どもと接することができる方法について考えてみました。
幼稚園や保育園の2歳児クラスでは、少ない人数の先生でたくさんのイヤイヤ期の子どもたちを保育しています。
「どうして保育士の先生は、イヤイヤ期の子どもたちにいつも笑顔で対応できるんだろう」と不思議に思ったことはありませんか。
先生や園によって考え方は様々ですが、その大きな理由は、「保育士の先生方がイヤイヤ期の本質を知っているから」です。
イヤイヤ期は子どもの成長における大切な通過点となり、自分個人に対して反発をしているのではないということ
を保育士は、理解しているため、心に余裕を持って接することができるのです。
ご家庭においても、この本質を踏まえた上で、今日からできる対策があります。
それは、子どもがこれから行いそうな行動をあらかじめ想定して行動することです。
例えば、一番イライラが募りやすい食事のシーンを想像してみてください。
◯お皿を投げてしまうかもしれない
◯中のご飯を周りに散らかしてしまうかもしれない
◯そもそも好き嫌いをして食べてくれないかもしれない
といった、食事中に起こりそうなことを、先に頭の中でシミュレーションしておくのです。
あらかじめ予測しておくことで、具体的な対策や配慮に気づくことができます。
お皿を投げるかもと思えば、プラスチック製や吸盤付きの食器に変えておくことができますし、ご飯を投げるかもと思えば、椅子の周りに汚れて困るものを避けたりシートを敷き詰めたりできます。
好き嫌いをして食べないかもと思えば、嫌いなものを細かく刻んで分からないように混ぜたり、可愛い型抜きで興味を引いたりする工夫が生まれます。
子どもには一人ひとり個性があるため、このタイプにはこの対応という決定づけは難しいものです。
だからこそ、我が子の行動パターンをあらかじめ把握して配慮しておくこと、そして、一番大切なのは、自立へ向かって成長している証であると理解しておくことが、この時期を乗り越えるカギになります。
子どもと同じ感情の土俵に立つのではなく、少し斜め上の視点から、優しく見守るような意識を持ってみてください。
幼少期のこのような葛藤や自己表現の経験は、将来の思考力や語彙力、そして自分を正しく表現するコミュニケーション能力を育むための欠かせない土台となります。
イヤイヤ期を発達段階になくてはならない大切な時期と捉えて、毎日の子育てにいかしていきましょうね。