毎日の子育て、本当にお疲れ様です。
朝から晩まで泣き声に向き合い、赤ちゃんの抱っこに追われていると、心も体もクタクタになりますよね。
特に言葉をまだ話せない赤ちゃんとの毎日は、保護者の方からの語りかけが中心になるため、保護者の方にしても、どのように接すればいいのか分からず、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
育児書を開くとよく「赤ちゃんの目を見て、優しく笑顔で語りかけましょう」と書かれています。
もちろん、それが大切なことだとは分かっていても、現実はそんなに甘くありません。
睡眠不足でヘトヘトな時や、どうしても笑顔が出ない時、言葉さえ出てこないほど疲れ果てている日があって当然です。
そんな時、「今日もちゃんと話しかけられなかった」「笑ってあげられなかった」とご自分を責める必要はまったくありません。
その思考は逆に保護者の方の自己評価を下げる原因にもなってしまいます。
疲れている時に無理をして笑顔を作ろうとする必要はないのです。
では、どうやって赤ちゃんとコミュニケーションをとればいいのか……。
どうすれば、疲れたときも、赤ちゃんへ愛情が届けられるのか…
どうしても元気が出ないそんな日は…
いつもの語りかけを少しだけ形を変えてみてください。
あなた自身が大好きな歌を、赤ちゃんの前で歌ってあげるのです。
ご自身が好きな曲なら、ロックでもポップスでも洋楽でも構いません。
好きな音楽を口ずさんでいると、あなたの方も不思議と心が少し軽くなり、自然と表情や声がやわらいでいくのを感じられるはずです。
リズムに合わせて手拍子を打ってみるだけでも十分です。
大好きな歌なら、あなたもきっと笑顔で歌えるはずです。
もし「好きな歌が思い浮かばない」という場合は、ご自身が幼い頃に歌っていた懐かしい童謡や、音楽が鳴る絵本を活用してみてください。
懐かしいメロディを口ずさんだり、手を叩いて音を鳴らしたりするだけで、赤ちゃんにはしっかりと楽しさが伝わります。
そしてあなたが、自分の好きな歌を歌っているときの赤ちゃんの表情を見てください。
一生懸命、言葉で語りかけている時と同じくらい笑顔で、あなたのことを見つめているはずです。
時には、「歌う元気すら湧いてこない」という日もありますよね。
そんな時は、ボタンを押すとカラオケやメロディが流れる音の出る絵本におまかせしてしまいましょう。(ボタンを押せば音楽(童謡)が再生される絵本などです)
音楽を流しながら、赤ちゃんの横で一緒に音を聴いたり、手拍子を打ったりするだけでも、立派な親子のコミュニケーションになります。
大切なのは、完璧に育児書通り行うことではなく、保護者の方自身が、少しでも心地よいと感じる時間を共有することです。
保護者の方が音楽を楽しんでいる雰囲気は、そのまま赤ちゃんに安心感として伝わります。
それが将来の親子の絆、保護者への愛着、自己肯定感、そしてコミュニケーション能力を支える、大切な土台となっていきます。
育児が大変だと元気がでない時、疲れ果てて対応が難しいと感じる時、無理せずに、まずは音の出る絵本や大好きな音楽を頼ってみてください。
赤ちゃんへ語りかけることと同等の効果が得られると思います。
この他にも、ご自身に合った心地よい方法を見つけて、少しでも気持ちがラクになる時間を過ごしてくださいね。
日本子どもすばなし協会ブログ