「しょうゆと豚骨って、どう違うの?」と聞かれたら、英語でどう答えますか?
Shoyu is soy sauce. Tonkotsu means pork bones.
「しょうゆは soy sauce。豚骨は豚の骨という意味です」
実は、この二つは名前が表しているものが違います。「しょうゆ」は何で味をつけたか、「豚骨」は何でだしを取ったかを表します。だから、豚骨でだしを取り、しょうゆで味をつけた「豚骨しょうゆ」もあるんですね。この違いが分かると、メニューを英語で説明しやすくなります。
こんにちは。英語講師のTaka先生・根岸貴規です。私は日本国内で教科書の音読を中心に英語を身につけ、その英語を使って外資系投資銀行で約20年間働いてきました。英検1級・TOEIC980点を取得し、これまで累計14,000人以上の方に英語学習を指導してきました。ストアカでは、2022年から2025年まで4年連続で「最多受講者賞」を、2025年には「ストアカン・オブ・ザ・イヤー」をいただきました。
■ スープ4種|「何で味をつけたか?」と「何でだしを取ったか?」
ラーメンのスープを説明するときに便利なのが broth(だし、スープ)です。まずは、メニューで見かける4種類を英語にしてみましょう。
① しょうゆラーメン
The broth is seasoned with soy sauce.
「しょうゆで味をつけたスープです」
② 塩ラーメン
The broth is seasoned with salt.
「塩で味をつけたスープです」
③ 味噌ラーメン
Miso gives the broth its flavor.
「味噌でスープに風味をつけています」
④ 豚骨ラーメン
The broth is made by simmering pork bones.
「豚の骨を煮込んでだしを取ります」
では、「豚骨しょうゆ」はどう言えばいいでしょうか? だしを先に言って、あとから味つけを添えます。
It’s a pork bone broth seasoned with soy sauce.
「豚骨だしに、しょうゆで味をつけています」
■ ラーメンの具7種|「この上にのっているのは何?」
おにぎりの中に詰める「具」は filling でした。ラーメンの上にのせる「具」は topping です。同じ日本語の「具」でも、包むのか、のせるのかで英語が変わります。
① チャーシュー(chashu / sliced pork)
This ramen comes with two slices of pork.
「このラーメンにはチャーシューが2枚のっています」
② 味玉(marinated egg)
The egg is marinated in a soy sauce mixture.
「しょうゆベースのたれに漬けた卵です」
③ メンマ(seasoned bamboo shoots)
They’re bamboo shoots. They have a nice crunch.
「たけのこです。コリコリした歯ごたえがあります」
④ 海苔(nori / dried seaweed)
I dip the nori in the broth before I eat it.
「私は海苔をスープに浸してから食べます」
⑤ ねぎ(green onions)
Could I have extra green onions?
「ねぎを多めにしてもらえますか?」
⑥ もやし(bean sprouts)
I like the crunch of the bean sprouts.
「もやしのシャキシャキした食感が好きです」
⑦ なると(a slice of fish cake)
The white slice with the pink swirl is called naruto.
「ピンクの渦巻きが入った白い薄切りを、なるとといいます」
■ 選ぶとき|「あっさり系とこってり系、どっちが好き?」
相手 Which ramen would you recommend?
「どのラーメンがおすすめですか?」
あなた Do you prefer a light broth or a rich one?
「あっさりしたスープと、こってりしたスープなら、どちらが好きですか?」
相手 Something light, please.
「あっさりしたものがいいです」
あなた Then I’d go with the shio ramen. The broth here is light.
「それなら、塩ラーメンかな。このお店のスープはあっさりしています」
ここで便利なのが here(このお店では)です。塩ラーメンにも店ごとの味があります。目の前の一杯を食べて「だしは濃厚だけれど、塩辛くはない」と感じたら、こう言えます。
It’s rich, but it’s not too salty.
「コクがありますが、塩辛すぎません」
日本語の「濃い」は、だしのコクを指すことも、塩気の強さを指すこともあります。コクなら rich、塩気なら salty。何が「濃い」のかを考えると、伝えたい味に合う英語を選べます。
■ 注文するとき|「麺は硬めで」「味玉を一つ追加」
麺の硬さを選べるお店では、硬めは firm、やわらかめは soft です。店員さんに聞かれたら、ひと言で答えられます。
店員 How would you like your noodles?
「麺の硬さはいかがなさいますか?」
あなた Firm, please.
「硬めでお願いします」
あなた Could I add a marinated egg, too?
「味玉も一つ追加できますか?」
ここで、「味玉を追加したい」と「もともと味玉がついているか知りたい」を言い分けてみましょう。追加なら add、ついているかを聞くなら come with です。
Does this ramen come with an egg?
「このラーメンには卵がついていますか?」
■ 食べるとき|「麺はすすってもいい?」「替え玉って何?」
相手 Is it okay to slurp the noodles?
「麺は音を立ててすすってもいいんですか?」
あなた Yes, it’s fine. Just eat them the way you like.
「ええ、大丈夫ですよ。好きな食べ方でどうぞ」
日本のラーメン店では、麺をすするのは自然な食べ方です。相手が聞きたいのは、「音を立てたら失礼かな?」ということ。そんなときは、It’s fine. のひと言があると、安心して食べてもらえます。
相手 What does kaedama mean? Do I get another bowl of ramen?
「替え玉って何ですか? ラーメンがもう一杯来るんですか?」
あなた You get extra noodles to put in the broth you have left.
「麺のおかわりです。残っているスープに入れて食べます」
替え玉のあるお店なら、注文するときは Could I have some extra noodles, please?(替え玉をお願いします)で伝わります。初めての方には、スープを飲み切る前に教えてあげたいひと言ですね。
■ 「私はこんなラーメンが好きです」を英語で一文
日本のラーメンについて聞かれたら、まずは普段ご自分が注文する一杯を紹介してみてください。I like ... with ...(私は〜に〜を合わせるのが好きです)を使えば、味と具を一文で伝えられます。
I like miso ramen with lots of green onions.
「私はねぎをたっぷりのせた味噌ラーメンが好きです」
そして、相手にも一つ聞いてみましょう。
What would you put on yours?
「あなたなら、自分のラーメンに何をのせますか?」
味玉を選んだ方には「黄身は半熟が好き?」、チャーシューを選んだ方には「厚切りと薄切りならどっち?」。日本の食文化を英語で紹介するきっかけは、こういう普段の何気ない好みにもあります。次にラーメンを注文したら、ご自分の一杯を I like ... with ... で言ってみませんか?
根岸貴規