英会話 学習法
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【英会話上達 完全ガイド】|「週末は何をした?」に英語で答えられますか?何年も学んだのに話せない人へ。1日15分の音読とひとり英会話で言いたいことを自分の言葉で伝え、会話をもう一往復続ける方法

【英会話上達 完全ガイド】|「週末は何をした?」に英語で答えられますか?何年も学んだのに話せない人へ。1日15分の音読とひとり英会話で言いたいことを自分の言葉で伝え、会話をもう一往復続ける方法

「週末は何をしていたんですか?」

これを英語で聞かれたとします。週末には出かけたし、話したいこともある。それなのに、英語でどう言うのか考え始めたら、その先が出てこない。結局、笑いながら “Shopping.” と一言だけ答えて終わった。そんな経験はありませんか?

こんなとき、私なら、中学で習った I bought new shoes. です。これなら、次に「どんな靴?」という会話が生まれます。

英語が苦手だと思っている方にも、話す材料はすでにあります。自分の知っている英語で、どこまで相手に届けられるか。そこを出発点にしませんか?

こんにちは。英語講師のTaka先生・根岸貴規です。私は日本国内で教科書の音読を中心に英語を身につけ、その英語を使って外資系投資銀行で約20年間働いてきました。英検1級・TOEIC980点を取得し、これまで累計14,000人以上の方に英語学習を指導してきました。ストアカでは2022年から2025年まで4年連続で「最多受講者賞」を、2025年には「ストアカン・オブ・ザ・イヤー」をいただきました。

今回は、英会話をやり直したい方に向けて、私が大切にしている練習の順番をお伝えします。読みながら、ぜひ何度か顔を上げて、実際に英語を口に出してみてください。

まず30秒、先週末のことを話してみる

What did you do last weekend?
(先週末は何をしましたか?)

ここでいったんご自身の週末について答えてみてください。旅行や外食をしていなくても大丈夫です。家で洗濯をした。スーパーに行った。日曜の朝はゆっくり寝た。そういう話で十分です。

答えてみると、「話せない」の中身が少し見えてきます。

意味は分かったのに went が出なかった方は、「昨日したこと」を過去形で口にする練習から。I went shopping. までは言えたけれど後が続かなかった方は、買った物か一緒に行った人を一つ足してみてください。

同じ教材を手に取っても、この三人が今日練習する箇所は違います。自分が黙ってしまった瞬間を覚えておいてください。「英会話を基礎から全部やり直さなくちゃ」と思っていたのに、今日困ったのは、よく使う動詞の過去形を口から出すことだった。そこまで分かれば、家でやることを一つに絞れます。

長い日本語を、英語で言える大きさに切る

私が住んでいる京都を例にしてみます。「週末は、ちょうど紅葉が見頃だったので、久しぶりにカメラを持って京都のお寺に出かけました」。これを一息に英訳しようとすると、「見頃」「久しぶりに」「カメラを持って」と、いろいろな単語やフレーズが出てきますね?

でも、相手に最初に伝えたいことは何でしょう。「お寺に行った」「写真を撮った」。この二つなら、ずっと言いやすくなります。

I visited a temple in Kyoto.(京都のお寺に行きました)
I took some photos.(写真を撮りました)

最初の文は I / visited / a temple の順です。「誰が・どうした・何を」という第3文型を使うと、動作の中心が決まります。二つ目の文も I / took / some photos と同じ組み立てです。場所や時間や詳しい事情は、そのあとで足せます。「紅葉がきれいだった」も言いたくなったら、The autumn leaves were beautiful. ともう一文加えればいいんです。

経験のある大人ほど、日本語では細かなニュアンスまで伝えられます。それだけに、英語にした途端、表現が子どもっぽく感じられるかもしれません。そんなときは、聞き手の立場で考えてみてください。「京都のお寺で写真を撮った」と聞けたら、「写真を見せて」とお願いできます。最初の一言には、もう十分な中身があります。

練習するときは、まず昨日の出来事を日本語で一行書き、その中でどうしても伝えたい動作に丸をつけます。その動作を知っている英語で言ってから、必要なら辞書を開く。この順番にすると、一語分からないたびに会話全体が止まることが減っていきます。

単語帳で意味を答えられる単語を、会話で使ってみる

take を見れば「取る」と分かる。でも、「写真を撮った」と言いたいときに took a photo が出てこない。単語帳のテストと会話とで、思い出す方向が違うからです。英語を見て意味が分かるところまで来たら、今度は場面から英語を取り出す練習をしましょう。

例えばスマートフォンに、自分が撮った写真が一枚あるとします。それを見ながら I took this photo in Kyoto. と声に出してみる。では、京都で撮ったことを相手がもう知っているとしたら、ほかに何を伝えたいでしょう?「これ、昨日撮ったんですよ」なら I took this photo yesterday. です。

単語カードを作るなら、表に「撮る」と一語だけ書くより、「この写真を京都で撮りました」と、実際に言いたいことを書いてください。裏には英文を一文。翌日は表だけを見て、声に出します。言えたら語順や発音を確認し、止まったら、どこまで出てきたかに印をつけます。photo は出るのに毎回 took で止まるなら、復習したいのはそこです。

新しく覚える言葉をどこから選ぶか迷ったら、「昨日、日本語では何度も口にした言葉」を振り返ってみてください。料理をよくする方なら「玉ねぎを切る」、通勤で電車を使う方なら「電車を乗り換える」。自分の暮らしに出番がある言葉ほど、次の会話で試す楽しみがあります。

音読は、意味が分かったところから始まる

私は高校時代、学校の授業で使っていた英語の教科書を1年間で500回音読していました。47歳の時、英検1級の勉強をしていた頃は、意味を確認した同じ英文を100回、150回と音読していました。文字を見ている間は理解できるのに、音声になると途中で置いていかれる。英語の流れの中で、意味まで追えるようになりたかったからです。

英会話をやり直す方には、音声のついた短い英文を一つ選んでもらいます。日本語訳が下に書いてあるなら、最初に読んで構いません。誰が何をした話なのかを理解してから、お手本を聞きます。そのあとで、自分の声でも同じ場面を相手に伝えるつもりで読みます。

I took this photo / on my way home.
(この写真を撮りました/家に帰る途中で)

最初は区切って読み、「この写真を撮った」という内容に、「帰り道のことだ」と後ろから情報が加わるのを感じてください。続けて言えるようになったら、区切りを取って一息で。次は英文から目を離し、実際の写真を誰かに差し出すつもりで言ってみます。読み上げていたときは滑らかだったのに、顔を上げた途端に on my way home が出てこない。そこが、その人にとってもう少し練習したいところです。

私は、意味を理解した英文は、日を分けてまず50回音読することを一つの目安にしています。合計50回読んだ翌日に詰まったら、詰まった箇所をもう一度練習すればいい。回数を記録する良さは、うまくいかない日に「自分には才能がない」と判断する前に、実際に練習した量を確かめられることです。数回、十数回練習しただけで「自分には才能がない」というのはおかしな話です。数回、十数回練習しただけで、野球やサッカー、ピアノやギターをマスターすることができるでしょうか?

相手の質問が聞き取れないとき、何を聞き直すか

英会話の練習をしていて、自分の答えを準備した日に限って、相手の最初の質問が聞き取れないことがあります。冒頭の What did you do last weekend? も、文字ならやさしく見えますが、実際の音声では一語ずつ同じ強さで区切って発音されるわけではありません。

もし教材の音声で weekend しか分からなかったら、スクリプトを開いて、聞こえたところに線を引いてみてください。残ったのが What did you do の部分なら、一度そこだけ聞きます。文字を追いながら、どの音が軽く、どこがはっきり聞こえるかを確かめ、短くまねして言う。最後は文字を伏せ、質問を聞いたら、自分の週末について一言答えます。

一方、一語ずつは聞こえたのに、日本語に訳しているうちに次の文へ進んでしまう方もいます。その場合は、初めから音声のスピードを上げるより、意味の分かる一文を自然な語順で追う練習が合っています。I took this photo まで来たら手元の写真を思い浮かべ、on my way home と続いたら帰り道の景色を重ねる。その映像を思い浮かべたまま、もう一度音声を聞きます。きれいな日本語訳を頭の中で仕上げる手間が、一つ減ります。

同じ音声を繰り返していると、出だしだけで答えが分かるようにもなります。翌日は質問の順番を変えたり、別の人の声で似た質問を聞いたりしてみてください。聞き覚えだけで答えていたのか、質問の中身を聞き分けられたのか、自分でも判断しやすくなります。

一問一答で終わるなら、相手の言葉を一つ拾う

英会話が得意な人を見ると「次々と新しい話題を思いついてすごい」と思うかもしれません。でも、皆さんも日本語で「週末に京都に行きました」と聞いたら、まったく別の話を探すでしょうか。「京都のどのあたり?」「何しに行ったの?」と、今聞いた話の続きを尋ねますよね。英語でも、それでいいんです。

A What did you do last weekend?
(先週末は何をしましたか?)

B I visited a temple in Kyoto.
(京都のお寺に行きました)

A Who did you go with?
(誰と行ったんですか?)

B I went with my sister. She loves taking photos.
(姉と行きました。写真を撮るのが大好きなんです)

最後の一言があると、相手は「どんな写真を撮ったの?」と聞けます。毎回こちらから新しい質問を用意しなくても、自分の答えに具体的な情報を一つ足せば、相手が尋ねたいことが生まれます。逆に、自分が聞き手なら、気になった言葉を一つ選べばいい。話すことに夢中になってきたら、「この人は、お姉さんと何を楽しんできたんだろう」と相手の話に耳を戻してみてください。

一人でも練習できます。紙に「誰と?」「どこで?」「どうだった?」と書いて裏返し、「週末は買い物に行きました」と言ったあとに、一枚めくります。「誰と?」を引いたら I went with a friend. と答える。相手役もやってみたい日は Who did you go with? まで声に出します。順番を決めた台本から少し外れるだけで、その場で考えて答える練習になります。

聞き返すときは、分かった言葉を相手に返してみる

私が英語を使ううえで大切にしているのは、分からなかった箇所をそのままにしないことです。仕事で「金曜までに」と頼まれたとき、金曜の何時なのかで、こちらが今日やることは変わります。そんな場面で必要だったのは、「何時までですか?」と聞き返して、締め切りを正確に把握することでした。

例えば、待ち合わせの話で「駅」は聞こえたけれど、どの駅かが分からなかったとします。そんなときには Which station?(どの駅ですか?)で用が足ります。京都駅と聞こえた自信はあるけれど念を押したいなら、Do you mean Kyoto Station?(京都駅ということですか?)。初めからほとんど聞き取れなかったら、Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)とお願いします。

どんな場面でも決まったように「もう一度お願いします」と言っていると、相手も、何を言い直したらよいか分かりません。駅までは分かったなら、駅の名前だけを聞く。待ち合わせ場所は分かったけれど時間を聞き逃したなら、What time? と尋ねる。短い一言でも、話を前に進められます。次の英会話では、全部聞き終わるまで黙って頑張る代わりに、一か所だけ確かめる練習をしてみましょう。

家で覚えた英語を、レッスンの外でも使えるようにする

英会話レッスンを受ける日は、事前に「今日はこの一文を自分から使ってみよう」と決めておくと、授業の受け方が変わります。例えば on my way home を練習した週なら、近況を聞かれたときに I bought some bread on my way home.(帰りにパンを買いました)と言ってみる。京都で撮った写真について覚えた表現が、今日の買い物の話に使えました。

準備した話が出なかった日はどうするか。「今日言いたかったのに言えなかったこと」を、日本語で一行だけ書き残してください。 仮に「行きは電車、帰りは歩きでした」と言いたかったのなら、家に帰ってから I took the train there. I walked home. と二つに分けて、声に出してみます。最初に頭に浮かんだ長い日本語より、ずいぶん簡単な英語で言えますね。

そして、このメモには次の出番を作ってあげてください。翌日の独り言で「今日は帰りに歩いた」と言う。次のレッスンで、外出の話が出たら使う。「あのとき、相手にこう言いたかった」という気持ちは、翌日その言葉を口にする理由になります。復習用のノートには、習った表現を全部写すより、自分が言いそびれた一文を書いてほしいです。

練習相手がいない日は、スマートフォンの録音でも試せます。AIだって使えます。昨日の出来事を30秒話し、いったん聞き手に戻ったつもりで聞いてみましょう。場所は分かったけれど、何をしに行ったのかが入っていなかった。それなら次は I went there to take photos. と一言添える。声の良しあしを採点するより、「聞いて分かったこと」「まだ聞いてみたいこと」を一つずつ挙げるほうが、録り直す理由がはっきりします。

忙しい日の15分は、こう使う

私なら、朝食の後に15分取れるとして、次のように使います。用意するのは、短い音声がついた手持ちの教材と、自分が話したいことを一行書けるメモです。ページを開いたときに半分以上の単語を調べたくなるようなら、もっとやさしい教材を選んでください。今日は言いたいことを何度も口に出す時間を取りたいからです。

【最初の5分】昨日の一文を、何も見ずに思い出します。
「帰りにパンを買った」を言ってみる。on my way home で止まれば、そこだけ見本を確認して、もう一度全文を言います。昨日の文章を見返すのは、自分で一度試したあとです。

【次の5分】今日使いたい一文の意味と音を確かめて、繰り返し音読します。
お手本を一度聞き、声に出し、また聞く。滑らかに言えるようになったら、場所、人、時間のいずれかを、自分の生活に合うものへ変えます。置き換えた文を、今度は画面を見ずに言ってみます。

【最後の5分】自分に英語で質問を一つして、今日の一文を使って答えます。
その答えを聞いた人が次に何を尋ねそうか考え、もう一往復してみましょう。最後に、明日の朝もう一度言いたい日本語を一行メモして終了です。

昼休みに音声を聞いて、帰宅後に声を出しても構いません。勉強を休んでしまった翌日に、二日分をまとめて取り返す必要もありません。まず昨日のメモを一枚開く。始めるときの手間を減らしておくと、仕事の忙しい週も練習に戻りやすくなります。

英会話はスキマ時間に練習するだけでほぼマスター可能です!

一週間後、「どれだけ話せるようになったか」を確かめる

上達の手応えがほしい方は、練習を始めた日に録った30秒を消さずに残しておいてください。一週間たったら、同じ質問に、ノートを開かず答えてみます。一回目は Shopping. だけだったのが、今回は I bought new shoes. と言えた。さらに「どこで?」と聞かれて Near Kyoto Station. と答えられた。それはご自身で確かめられる、具体的な変化です。

もう一つ、ぜひやってほしい確認があります。最初の日と少し違う質問を、自分に出してみることです。What did you buy?(何を買いましたか?)と、Where did you buy them?(その靴をどこで買いましたか?)では、答える中身が違います。用意していた一文を全部言おうとせず、相手が知りたいことに合わせて答えを選べたら、練習した英語を会話で使い始めています。

逆に、文は覚えていたのに質問が変わると答えられなかったなら、翌週の課題はそこです。「何を?」「どこで?」の質問を交互に聞いて答えてみる。意味は取れたのに buy の過去形で迷ったのなら、今週の買い物について I bought ... で三つ話す。できなかった日の録音も、次に取り組むことを教えてくれます。

英会話ができるようになりたいと思ったとき、流暢に長く話す姿を思い浮かべる方は多いでしょう。でも、私が皆さんにまず味わってほしいのは、たった一文で相手の顔がこちらを向く瞬間です。「京都でこの写真を撮ったんです」と伝えたら、相手が写真をのぞき込んで「ここ、どこ?」と聞いてくれた。そうしたら、次はその場所を英語で言いたくなりますよね?

今日、スマートフォンに入っている写真を一枚選んでみてください。何を撮ったのか、どこで撮ったのか、なぜ気に入っているのか。三つのうち一つだけで構いません。画面から顔を上げて、目の前の人に言うつもりで英語を一文、口に出してみましょう。

1人でも多くの英語学習者のお役に立てるような情報を発信しています。頑張っているのになかなか成果が上がらない方は、ぜひ他の投稿も参考にしてみてください。

根岸貴規

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ストアカ日本一の実績を持つ英検専門オンライン講師
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Taka先生 根岸貴規