国語の問題を解いて、丸つけをする。間違えたところには赤ペンで正解を書き写して、おしまい。そんな勉強の仕方になっていませんか。
答えを確認することも必要ですが、国語の学習で大切にしたいのは、そのあとの「振り返りの時間」です。正解を写すだけでは、自分の読み方や考え方を見直す機会を逃してしまいます。
マル・バツだけでは見えないこと
子どもたちは、どうしても点数やマル・バツに目を向けがちです。しかし、同じ正解でも、本文の根拠を確かめて答えられた場合と、何となく選んだ場合とでは、理解の状態が異なります。
反対に、不正解だったとしても、説明する言葉が足りなかっただけで、根拠となる箇所は見つけられていたということもあります。
「正解だったから大丈夫」「間違えたから分かっていない」と判断せず、どう考えてその答えにたどり着いたのかを確かめることが、次の学習につながります。
「どこで考えがずれたか」を探す
振り返るときは、まず自分が書いた答えを残したまま、「何を聞かれている問題か」「本文のどこを手がかりにしたか」を確認してみましょう。
例えば、理由を問われているのに、出来事の説明だけになっていないでしょうか。選択問題なら、選んだ答えのどの部分が本文と合い、どの部分が合わないのかを比べてみてください。
正解と自分の答えを見比べ、考えがずれたところや、足りなかった要素を見つける。そのうえで、解説を閉じてもう一度答えを作ると、自分で説明できるかを確かめられます。
国語にも読み方や答え方の基本はありますが、どの問題にも当てはまる一つの公式があるわけではありません。それぞれの文章や設問に向き合い、根拠を確かめる姿勢が大切です。
自分で「振り返り」ができるようになるまで
こうした解き直しは、慣れていないと難しいものです。「どうして間違えたの?」と聞かれても、うまく説明できないお子さんもいるでしょう。
私の授業では、対話を通して考え方を一緒に辿り、できていた部分と、見直したい部分を整理していきます。文章を読み、考えるのは生徒自身。講師は伴走者として、自分で振り返れるようになるまでを支える役割です。
読む力や考える力は、一朝一夕には身につきません。だからこそ、問題数をこなすことに加えて、一問を丁寧に振り返る時間も大切にしてほしいと思っています。
「国語の勉強方法が分からない」「何となく苦手」と感じている方も、基礎から一緒に学んでいきましょう。