原稿用紙を前にして、「何を書けばいいか分からない」と手が止まってしまう。作文や小論文で、そんな経験はありませんか。
書けないときは、文章にする前の準備が足りていないのかもしれません。手順を踏んで材料を集め、基本の形に沿って整理すると、書くことに取り組みやすくなります。
まずは「何を求められているか」を確認
最初に確かめたいのは、課題の問いと条件です。体験を書くのか、あるテーマについて意見を述べるのかによって、準備する内容も変わります。
作文には、自分の経験や気持ちを表すものも、意見を述べるものもあります。一方、小論文では、問われたことに対して主張を示し、根拠を挙げて筋道立てて論じることが求められます。「自分が書きたいこと」だけでなく、「何を問われているか」を意識するのが出発点です。
次に、書くための材料を集めましょう。関連する経験、そこから感じたこと、意見を支える理由や具体例などを、まずは箇条書きにしてみてください。課題文や資料がある場合は、その内容も確認します。この段階では、きれいな文章にしなくて大丈夫です。
基本の型を使い、短い文章から練習
材料がそろったら、伝えたいことを選び、並べ方を考えます。思いつくままに文章をつなげるより、基本の型を手がかりにすると、話の流れを組み立てやすくなります。
例えば意見文なら、「自分の意見→理由→具体例→まとめ」という形が一つの目安です。ただし、どの課題にも同じ型を当てはめるのではなく、問いや字数に合わせて調整しましょう。
最初から長い文章を書く必要はありません。まずは三〜四文で、自分の意見と理由を簡潔に表す練習から。「なぜそう思うの?」と対話しながら考えることも、材料を増やす助けになります。
一人ひとりに合わせて、書く力を育てる
書く技術は、一朝一夕で身につくものではありません。短い文章でも、書いて見直す練習を繰り返すことで、少しずつ苦手意識を減らしていきましょう。
小・中学生向けの「伝わる意見文の書き方講座」では、学年や習熟度に合わせ、対話を通して基礎から練習します。自分の考えを言葉にするところから、一緒に取り組む講座です。
また、作文の試験対策や小論文の添削、志望理由書・自己PR書など、具体的な課題には、別途カスタマイズレッスンで対応しています。「作文」と聞くだけで身構えてしまうお子さんも、安心してご相談ください。