英語学習法 コラム
学びになった 0 保存 0

「簡単なこと」を、「簡単じゃないくらい続ける」。私の英語学習の原点

「簡単なこと」を、「簡単じゃないくらい続ける」。私の英語学習の原点

外資系投資銀行で約20年、英語を使ってきた私が「中学英語の反復」を勧める理由

「もっと難しい単語を覚えないと、英語は話せない」
「中学英語は分かるので、その先を勉強したい」

英語を学び直していると、そう考えることがあると思います。

そんな方に、まず一つ試していただきたいことがあります。

「週末は家族と過ごしたいです」

この一文を、何も見ずに英語で言ってみてください。

I want to spend time with my family this weekend.

読めば意味が分かる。使われている文法も難しくない。
それでも、自分で言おうとすると止まってしまう。

ここに、大人の英語学習で見直したいポイントがあります。

こんにちは。英語講師のTaka先生・根岸貴規です。

私は外資系投資銀行で約20年間、英語を使う環境で働いてきました。現在は英語講師として、累計14,000人以上の方の学習に関わっています。

英検1級、TOEIC980点という資格や点数もあります。でも、皆さんにお伝えしたいのは、その数字よりも、そこに至るまで何をどれだけ繰り返してきたか、ということです。

私が高校時代に取り組んでいたのは、英語の教科書を何度も声に出して読む勉強でした。

英文の意味を理解して、口に出す。また同じ英文を読む。
これが、私自身の英語学習の原点です。

その後、仕事で日常的に英語を使うようになって、強く感じたことがあります。

英語は、相手と仕事を進めるための道具だということです。

相手の話を理解する。自分の考えを伝える。分からないことを確認する。

そこで必要になるのは、その場で使える英語です。見れば分かる表現でも、必要なときに口から出てこなければ、もう一段階練習する余地があります。

もちろん、専門的な仕事には専門用語も必要です。ただ、それを覚えることと、基本的な英文を使いこなす練習は、どちらも欠かせません。

だから私は、英語をやり直す方にも、英検で上の級を目指す方にも、常に基礎の反復を大切にしてほしいとお伝えしています。

「分かる」の先に、もう二つの段階がある

私は、英語学習を大きく三つの段階で考えています。

① 分かる
単語の意味や文法を理解して、英文の内容を説明できる。

② できる
答えを見ずに単語の意味を言えたり、自分で英文を作ったりできる。

③ 忘れない
身につけたスキルを常に取り出せるように、繰り返し確認する。

解説を読んで「なるほど」と思うのは、最初の大切な一歩です。そこから、答えを隠して試す。声に出す。翌日も確認する。この練習まで進めてほしいのです。

例えば、料理のレシピを読んで手順が分かっても、それだけで手際よく作れるとは限りませんよね。実際に作り、迷ったところを確かめ、また作る。

英語も同じように、理解したことを自分で使う時間が必要です。

では、具体的に何をすればよいのでしょうか?

先ほどの英文なら、まずは意味と形を確認します。

I want to spend time with my family this weekend.

want toの後ろには動詞の原形が来る。
spend time with ...で「〜と時間を過ごす」。

ここを理解してから、お手本の音声があれば発音も確かめ、内容を思い浮かべながら音読します。

次に、英文を隠して、日本語だけを見ながら言ってみてください。

止まったら、英文を見直す。
言えなかった部分を確認して、もう一度言う。

さらに、自分のことに変えてみます。

I want to study English this weekend.
今週末は英語を勉強したいです。

I want to visit Kyoto next month.
来月、京都を訪れたいです。

同じ形を使って、自分が言いたいことを表現する。ここまで取り組むと、「読める例文」が「自分でも使える表現」に近づいていきます。

翌日にも、何も見ずに言えるか確かめてください。昨日は言えたのに今日は止まる。その箇所こそ、もう一度練習するところです。

音読の回数だけで、完成にしない

私自身、今も同じ英文を繰り返し音読しています。

講座でも、意味を理解した英文をまず30回、さらに50回と読むことを、一つの目安としてお伝えしています。

ただ、50回読めば誰でも同じように身につく、ということではありません。

・意味を考えずに口だけ動かしていないか。
・英文を隠すと、まったく言えなくならないか。
・覚えた形を使って、別の内容を伝えられるか。

回数と一緒に、こうした点も確認してほしいのです。

私が大切にしている言葉があります。

「簡単なことを、簡単ではないくらい繰り返す」

一度読んで分かる英文でも、すぐに使えるようにするには練習が要ります。難しい教材へ進む前に、今ある教材の中で、どこまで自分でできるようになったかを確かめてみてください。

今日の勉強は、最後に「何も見ずに試す」

ここまで読んでくださった方に、今日から取り入れていただきたいことがあります。

勉強の最後に、教材を閉じる時間を作ってください。

  • 単語を覚えたら、意味を隠して答える。

  • 文法を勉強したら、その形で一文作る。

  • 例文を音読したら、英文を隠して言ってみる。

すべてを一度にやる必要はありません。今日の勉強に合うものを、一つ選んでみてください。

「今日は何ページ進んだか」に加えて、「今日は何ができるようになったか」を確かめる。そのための小さな確認です。

できなかったところが見つかったら、明日やることが決まります。そこで自分を責める必要はありません。

英語で、人生の選択肢を増やしてほしい

私にとって英語は、海外と関わる仕事へ進むための、大切な力になりました。

皆さんにも、それぞれの目標があると思います。

・英検に合格したい。
・海外旅行で、自分の言葉で会話したい。
・仕事で英語を使えるようになりたい。
・日本の文化を外国の方に伝えたい。

その目標に向かって、今できることを一つずつ増やしていく。僕は、そのお手伝いをしたいと思っています。

ストアカでは、中学英文法の学び直し、英検対策、初心者向け英会話などの講座を開いています。授業では内容を理解することに加えて、受講後に何をどう復習するかも大切にしています。

「自分は、どこからやり直せばいいのか?」
「勉強しているのに、使えるようにならない?」

そんな方は、私の講座ページから、今の目標に合う講座をご覧ください。受講する講座に迷ったときは、現在の学習状況と、できるようになりたいことをメッセージでお知らせください。

今ある知識を、自分で使える英語へ。
次に何を練習するか、一緒に具体的にしていきましょう。

根岸貴規

この記事を読んだ方におすすめ

この記事を書いた先生の講座・サービスです。先生から直接学べます。

この記事を書いた先生
Taka先生 根岸貴規 Proバッジ
ストアカ日本一の実績を持つ英検専門オンライン講師
フォロワー 0 記事 73 受講者 12,709

英語を勉強しているのに、「何から始めればよいのか分からない」「頑張っているのに成果が見えない」と悩んでいませんか。 英語学習で大切なのは、根性や才能ではなく、「正しい順序」「正しい方法」「必要な学習量」です。自分に必要な学習を見極め、忙しくても続けられる仕組みをつくることが…

Taka先生 根岸貴規