こんにちは。トレードパフォーマンスコーチの岩田知己です。
食料品や日用品など、身近なものの値上がりが続く昨今。
家計や将来のお金について考える機会が増え、投資や資産形成について学び始めた方も多いのではないでしょうか。
NISAをきっかけに投資を始めた方もいらっしゃると思います。
一方で、投資に興味はあっても、「何から学べばいいのか分からない」「会社の業績や決算書を調べるのは難しそう」と感じている方もいるかもしれません。
実は、株式投資には、企業の業績や将来性を分析する方法だけでなく、株価の動きをチャートから読み取り、売買のタイミングを判断する方法もあります。
私が14年以上続けてきたのは、株式の短期売買、いわゆる「スイングトレード」です。
長期投資やNISAと両立できるものです。今の資産形成に、もう一つの選択肢を加えるきっかけになれば嬉しいです。
魅力その1 会社四季報や決算書を読み込まなくても取り組める
「投資を始めるなら、まずは会社について勉強しなければ」
そう考えて、会社四季報を買ったり、決算書の読み方を学ぼうとしたりしたことはありませんか?
もちろん、企業の業績や将来性を調べることは、株式投資の大切なアプローチの一つです。
一方、短期売買では、企業の業績だけでなく、株価の動きを分析する「チャート」を重視する方法があります。
数日から数週間という短い期間では、株価は企業の業績だけでなく、市場全体の動きや投資家の売買によっても変動します。
「買いたい人が多いのか」
「売りたい人が多いのか」
こうした売買の力関係は、ローソク足チャートや出来高、移動平均線などから読み取ることができます。
企業分析に多くの時間をかけるのが難しい方や、決算書の数字に苦手意識がある方にとって、チャートを中心に判断する方法は、取り組みやすい選択肢の一つになるでしょう。
チャートの読み方を身につければ、株価の動きを自分で分析し、売買の判断に活かすことができるようになります。
魅力その2 売買の結果が早く出る
長期投資では、投資判断がどのような結果につながったのかを評価するまでに、長い時間がかかることがあります。
一方、スイングトレードでは、数日から数週間で売買が完結します。
そのため、売買の結果を比較的早く振り返り、次の判断に活かしやすいという特徴があります。
利益が出たときも、損失になったときも、大切なのは結果だけで判断しないことです。
「なぜ、このタイミングで買ったのか」
「想定していた値動きと、どこが違ったのか」
「次に同じような場面が来たら、どう判断するのか」
こうした振り返りを積み重ねることで、少しずつ自分で判断する力が育っていきます。
もちろん、短期間で必ず成果が出るわけではありません。
それでも、実際の値動きと自分の判断を照らし合わせながら学べることは、短期売買の魅力です。
魅力その3 株価が下がる局面でもできる
株式投資というと、株価が上がることで利益を得るイメージが強いかもしれません。
しかし、信用取引を利用した「空売り」という方法では、株価が下がったときに利益を狙うこともできます。
株価が上がると考えたときは買いから、下がると考えたときは空売りから入る。相場の状況に応じて、異なる選択肢を持てるのです。
ただし、空売りには信用取引口座が必要で、株価が予想に反して上昇した場合には損失が発生します。仕組みやリスクを十分に理解して取り組むことが大切です。
また、上昇相場でも下落相場でも、必ず売買のチャンスがあるわけではありません。
無理に利益を狙うのではなく、相場の流れを見極め、条件が整うまで待つことも重要な判断の一つです。
相場に合わせて行動するためには、値動きを読み取る力と、自分で決めたルールを守る姿勢が欠かせません。
魅力その4 仕事や家事など、今の生活と両立しやすい
短期売買と聞くと、一日中パソコンの前に座り、株価の動きを追い続けなければならないと思う方もいるでしょう。
しかし、短期売買にもさまざまなスタイルがあります。
私がお伝えしているスイングトレードは、秒単位で売買を繰り返す方法ではありませんので、チャートの前に張りつく必要はありません。数日から数週間の値動きを捉えるため、朝や夜など、時間を決めてチャートを確認するスタイルにも取り組めます。
仕事や家事、子育てなどで忙しい方でも、自分の生活リズムに合わせて学び、実践しやすいことは魅力の一つです。
売買のルールを決め、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。
魅力その5 NISAを続けながら、別の投資方法も選択肢に
NISAで長期投資を続けている方にも、短期売買を知るメリットはあります。
たとえば、NISAでは将来に向けて資産をじっくり育てながら、別の資金で短期売買を学ぶという考え方です。
長期投資と短期売買では、投資の目的も、判断の基準も異なります。
長期投資では、企業の成長や資産を保有し続けることを重視する一方、短期売買では、比較的短い期間の株価の動きに注目します。
どちらか一方が優れているということではなく、それぞれの特徴を理解したうえで、自分の目的や資金、生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
また、短期売買は少額から始めることもできますが、少額であれば必ず安全というわけではありません。売買手数料などのコストも考慮し、損失が出ても生活に支障のない資金で取り組む必要があります。
物価が上がり、お金の使い方や将来への備えについて考える機会が増えている今。
NISAなどを活用した長期投資に加えて、短期売買という方法についても知っておくことは、お金との向き合い方の選択肢を広げることにつながると、私は考えています。
短期売買を始める前に、知っておいてほしいこと
ここまで、株式短期売買の魅力をご紹介してきました。
ただし、短期売買は、必ず利益が得られる方法ではありません。予想が外れれば損失が発生しますし、知識や経験があっても、相場を完全に予測することはできません。
物価高への不安から、「少しでもお金を増やしたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
その気持ちは自然なことだと思います。
だからこそ、焦って売買を始めるのではなく、まずは投資の仕組みやリスクを理解し、判断の根拠を持つことが大切です。
私が重視しているのは、チャートを読み、自分なりの根拠を持って判断することです。
誰かが勧めていたから買う。
株価が上がりそうな気がするから買う。
そうした判断だけに頼るのではなく、なぜ買うのか、どこで売るのか、想定と違った場合はどうするのかを、あらかじめ考えておく。
そのための手がかりになるのが、チャートの読み方です。
チャートを学ぶことは、将来の値動きを完璧に予測するためではありません。今、相場で何が起きているのかを分析し、自分で判断するための力を身につけることなのです。
チャートが読めると、相場の見え方が変わる
実は、私も最初からチャートを読めたわけではありません。
ローソク足の意味さえよく分からず、チャートを眺めても、何をどう読み取ればよいのか分かりませんでした。
ところが、ローソク足一本一本に、その時間に売買した投資家の判断や心理が反映されていると知り、チャートの見え方が変わりました。
株価が上がった、下がったという結果だけを見るのではなく、「なぜ、このような値動きになったのだろう?」と考えられるようになったのです。
そして、値動きを自分なりに分析し、売買の判断に活かせるようになることが、投資家としての成長につながると感じています。
大切なのは、誰かのおすすめに頼るだけでなく、自分の目で見て、自分で考え、判断できるようになること。
物価高をきっかけに投資や資産形成について学び始めた方にとっても、こうした力を身につけることは、これからのお金との付き合い方を考えるうえで役立つはずです。
その第一歩として、『【NISA・株式・FX】分かりやすい実践的ローソク足チャートの見方』という講座を開いています。
チャートを初めて学ぶ方にも分かりやすいように、ローソク足の基本から、値動きの見方までお伝えしています。
「チャートを見ても、何が分かるのか分からない」
「NISAで投資をしているけれど、買うタイミングについても考えられるようになりたい」
「自分なりの判断基準を身につけたい」
そんな方は、ぜひ一度、チャートの世界に触れてみてください。
チャートが読めるようになると、今まで何となく眺めていた株価の動きが、違って見えてくるかもしれません。
自分で相場を見て、考え、判断する。そのための第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?