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勝てるトレーダーは何を練習しているのか?チャートの流れを読む「素振り」のすすめ

勝てるトレーダーは何を練習しているのか?チャートの流れを読む「素振り」のすすめ

トレードで負けが続くと、自分の判断に自信が持てなくなったり、エントリーするのが怖くなったりすることはありませんか?

「もっとメンタルを鍛えなければ」
「自分の手法を信じられるようにならなければ」

そう考えて、メンタルに関する本を読んだり、新しい手法を学んだりしている方もいるかもしれません。

もちろん、それらも大切です。

ただ、ひとつ考えてみてほしいことがあります。

あなたは、トレードの基礎となる練習を十分にしていますか?

野球選手が素振りをするように、ピアノを習う人が指の練習をするように、トレードにも繰り返し取り組むべき基礎練習があります。

今回は、私がトレードを教えるうえで大切にしている「チャートの流れを読む練習」についてお話しします。

練習しなくても、売買はできてしまう

スポーツや音楽には「練習が必要だ」という共通認識があります。

野球やテニスなら素振り、ピアノなら指の練習。基本を繰り返し身につけてから、試合や発表会に臨みます。

ところが、トレードは少し違います。

口座を開設して資金を入れ、注文方法さえわかれば、その日から売買ができてしまいます。

「知っている会社だから株を買ってみたら、気づいたら利益が出ていた」

そんな経験をした方もいるでしょう。

こうした経験があるため、トレードでは練習の必要性が見えにくくなっています。

しかし、売買ができることと相場を理解して判断できることは別です。

特に、数日単位、数時間単位、数分単位と、取引する時間軸が短くなるほど、相場の動きを読み取る力と、それを身につけるための練習が重要になってきます。

メンタルが乱れるのは、あなたが弱いからではない

トレードをしていると、こんな気持ちになることはありませんか?

  • エントリーした途端に不安になる

  • 損切りするのが怖くて、なかなか決断できない

  • 利益が出ると、すぐに確定したくなる

  • エントリーのチャンスだと思っても、自信が持てず見送ってしまう

こうした悩みを「自分はメンタルが弱いから」と考える必要はありません。

トレード中に気持ちが乱れる原因のひとつに、判断の根拠があいまいであることが考えられます。

例えば、次のような流れです。

練習が足りない
↓
相場の状況を正確に把握できない
↓
判断の根拠があいまいになる
↓
自信が持てず、迷いや不安が生まれる

これは、性格の問題というより、準備や練習が十分でないことから生まれる状態かもしれません。

だからこそ、メンタルそのものを何とかしようとする前に、判断の土台をつくることが大切なのです。

デモトレードのさらに手前に「素振り」がある

FXなどでデモ口座を使い、売買の練習をしている方も多いと思います。

もちろん、それも大切な練習です。

ただ、私がお伝えしたいのは、実際に売買する練習よりも、さらに手前に身につけておきたい基礎があるということです。

例えば、あなたが地域の子ども野球チームのコーチだったとします。

ある子が熱心に質問してきました。

「内角の球はどう打てばいいですか?」
「外角の球はどうすればいいですか?」

ところが、実際に素振りをさせてみると、フォームが崩れていて、バランスも悪く、スイングスピードも足りません。

そんなとき、まず何をさせるでしょうか。

打ち方のテクニックを教える前に、基本となる素振りを繰り返し練習させるのではないでしょうか。

トレードも同じです。

売買のテクニックを活かすために、相場の流れを見極めるための基礎感覚を育てることが大切です。

トレードにおける「素振り」とは?

私が考えるトレードの素振りとは、チャートを見て、相場の流れを読み取る練習です。

例えば、チャートを見ながら、次のようなことを考えます。

  • 今はどのような相場の流れの中にあるのか?

  • 上昇と下降、どちらに勢いがあるのか?

  • 今の動きは一時的なものなのか、それとも継続する可能性があるのか?

このとき、買うか売るかは考えません。

まずは、チャートに何が表れているのかを観察し、自分の言葉で説明してみます。

これを繰り返すことで、少しずつ相場の流れを捉える感覚が身についていきます。

そして、相場の状況を理解できるようになると、

  • 売買の判断で迷うことが減る

  • エントリーや決済の根拠が明確になる

  • 自分の判断に納得できるようになる

  • トレード中の気持ちの揺れ幅が小さくなる

といった変化が期待できます。

もちろん、不安や迷いが完全になくなるわけではありません。

大切なのは、気持ちが揺れなくなることではなく、揺れたときにも自分の判断の根拠に立ち戻れるようになることです。

売買サインがあっても、迷ってしまう理由

最近は、買いや売りのタイミングを知らせてくれる便利なツールも増えています。

こうしたツールを利用している方も多いでしょう。

ただ、どのようなツールにも共通していることがあります。

それは、売買サインが100%正しいわけではないということです。

計算式によって導き出されたサインだけで、相場のすべてを捉えることはできません。

そのため、

  • サイン通りにエントリーしたのに負けてしまう

  • サインが出るのを待っていても、なかなかチャンスが来ない

  • 負けが続くと、次のサインを信じられなくなる

といったことが起こります。

ここで必要になるのが、相場全体の流れを理解したうえで、売買サインを判断材料のひとつとして活用する力です。

相場の流れがわかってくると、サインが出ても「今回は見送ろう」と判断できたり、サインが出ていなくても「ここはチャンスになるかもしれない」と考えられるようになります。

つまり、ツールに判断を委ねるのではなく、自分自身で相場を見て判断できるようになるのです。

メンタルを整える前に、まず練習してみませんか?

ひとつ想像してみてください。

ピアノを習っているお友だちが、1週間後に発表会を控えています。

ところが、「本番で緊張してうまく弾けそうにない」と言って、肝心の曲の練習はあまりしていません。

その代わりに、メンタルに関する本を読んだり、良いメンタルトレーナーを探したりしています。

あなたなら、どんな言葉をかけるでしょうか。

「それも大切かもしれないけど、まずは発表会の曲をしっかり練習したほうがいいんじゃない? 練習を重ねれば、自信もついてくるよ」

そう伝えたくなりませんか?

トレードも同じです。

メンタルを整えることは大切です。

しかし、その前に、自分が取り組んでいる手法を理解し、チャートから相場の状況を読み取る練習を積み重ねることが必要なのです。

自信は、ただ自分に言い聞かせるだけで育つものではありません。正しい練習と経験を積み重ねることで、少しずつ育っていくものです。

まずは「チャートの流れを読む練習」から始めましょう

私の講座では、生徒さんに必ず最初に、チャートの流れを読み取るための基礎練習をお伝えしています。

売買のテクニックを増やすことよりも、まずはチャートを見て、今何が起きているのかを理解できるようになること。

その土台ができてこそ、学んだ手法も活かしやすくなります。

もし今、トレードがうまくいかないと感じているなら、それはメンタルの問題だけではなく、基礎練習が不足しているからかもしれません。

一度、売買のことを横に置いて、チャートの流れを観察する練習から始めてみませんか?

チャートの「素振り」を一緒に始めたい方へ

「ひとりでは何をどう練習すればいいのかわからない」

そんな方に向けて、ストアカで2つの講座を開講しています。

①【NISA・株式・FX】わかりやすい実践的ローソク足チャートの見方

チャートを見ても、ローソク足が何を表しているのか、どこに注目すればよいのかわからない。

そんな方におすすめの講座です。

チャートの基本となるローソク足の見方から、ひとつずつ確認していきます。

② 買う・売るの迷いを減らす!相場の流れがわかるチャートマスター入門

ローソク足の基本はわかるけれど、相場の流れをどう読み取ればよいのかわからない。売買の判断で迷ってしまう。

そんな方におすすめです。

実際のチャートを使いながら、相場の流れを読み取るための考え方を学びます。

どちらの講座から始めるか迷ったら、ひとつの目安があります。

チャートを見て、今何が起きているのかを自分の言葉で説明できるでしょうか?

まだ難しいと感じる方は、まずローソク足の講座から。

ある程度チャートの基本がわかる方は、チャートマスター入門から始めてみてください。

トレードで大切なのは、たくさんの手法を知っていることだけではありません。

自分が学んだ手法を活かすための、チャートを読む力を身につけることです。

あなたのトレードの「素振り」を、一緒に始められたらうれしいです。

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この記事を書いた先生
岩田 知己 シルバーバッジ
トレードパフォーマンスコーチ
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「わかっているのにできない」 この壁で悩む投資家やトレーダーをサポートしています。 成果が出ない本当の理由は、手法だけの問題ではありません。 技術と心理の両輪を整えることがポイントになります。 手法を教えるだけの講師でも、 メンタルだけを扱うコーチでもなく、 …

岩田 知己