NISAを活用して、将来のために株式投資を始めた方も多いと思います。
「短期売買で利益を狙うのではなく、将来性のある会社の株を買って、長く保有していきたい」
そんな投資スタイルを考えている方に、ぜひ知っていただきたいことがあります。
それは、長期保有を考えている方にも、チャートを読む力が役立つということです。
「長く持つつもりなら、チャートを見る必要はないのでは?」
そう思われるかもしれません。
もちろん、長期投資では、企業の業績や将来性を見極めることが大切です。
そのうえで、チャートも読めるようになると、株を買うタイミングや、値下がりしたときの判断など、投資に活かせる場面が広がります。
今回は、その理由を4つお伝えします。
1.長期保有でも、買うタイミングは大切
どんなに魅力的な会社の株でも、買うタイミングによって、その後の状況は変わってきます。
たとえば、話題になって株価が急上昇している会社を見つけ、「これからも上がりそうだ」と思って買ったとします。
ところが、買った直後から株価が下がり始めたら、どうでしょうか。
「高いところで買ってしまったのでは?」
「もう少し待ってから買えばよかった……」
そんな気持ちになるかもしれません。
長期保有を考えていたとしても、購入直後に大きく値下がりすれば、不安になることもあるでしょう。
ここで役立つのが、チャートを読む力です。
チャートを見ることで、株価がどのような流れで上がってきたのか、上昇の勢いが続いているのか、それとも勢いが弱まってきているのか、といったことを考える手がかりが得られます。
もちろん、チャートを見れば最適な買い時が必ず分かるわけではありません。
それでも、株価が上がっているという理由だけで慌てて買うのではなく、相場の流れを確認してから判断できるようになります。
買いたい会社を見つけることと、実際に買うタイミングを考えること。この2つは、別の話なのです。
2.株価が下がったとき、落ち着いて判断するために
長く株を保有していれば、株価が下がる場面もあります。
そんなとき、こんな気持ちになったことはないでしょうか。
「この会社の株は、将来性があると思って買った。でも、こんなに下がるなんて……」
不安になって売った途端に、株価が反発して上がり始める。
反対に、「長期保有するつもりだから大丈夫」と思って持ち続けていたら、さらに下がってしまう。
どちらも、投資では起こり得ることです。
大切なのは、株価が下がったという事実だけで判断しないことです。
会社の業績や将来性に変化が起きているのか。それとも、相場全体の下落に伴って株価が下がっているのか。
こうした点を確認しながら、チャートで株価の流れを見ていくことで、判断するための材料を増やせます。
チャートが読めるからといって、値下がりの理由や今後の動きが必ず分かるわけではありません。
それでも、値動きに振り回されて感情的に売買するのではなく、複数の材料をもとに落ち着いて考えやすくなります。
長く保有するために必要なのは、何があっても持ち続けることではなく、状況を確認し、自分で判断できることです。
3.買い増しのタイミングを考えるために
「応援したい会社があるので、今後も少しずつ買い増していきたい」
そんな方にも、チャートを読む力は役立ちます。
たとえば、気に入った会社の株価が上がり続けているとき。
「今のうちに買っておこう」と思うこともあれば、「少し高くなりすぎているのでは?」と迷うこともあるでしょう。
一方、株価が下がってくれば、「安くなったから、買い増すチャンスかもしれない」と考えるかもしれません。
しかし、株価が下がったからといって、必ずしも買い時とは限りません。下落が続く可能性もあるからです。
チャートを見て相場の流れを確認できれば、今の株価だけで判断するのではなく、値動きの状況も踏まえて買い増しを検討できます。
もちろん、買い増しをするかどうかは、会社の状況や投資資金、資産全体のバランスなども考えて決める必要があります。
チャートは、その判断を支える材料の一つです。
4.保有している株を見直すために
株を買うときには、誰もが何らかの期待を持っています。
「この会社はこれから成長しそうだ」
「将来、株価がもっと上がるのではないか」
だからこそ、長く保有したいと思うのでしょう。
しかし、買ったときに期待していた状況が、ずっと続くとは限りません。
会社を取り巻く環境が変わることもあれば、業績が悪化することもあります。株価の動きにも、それまでとは違う変化が表れることがあります。
チャートを継続して確認していれば、これまでの値動きと比べて、流れが変わってきた可能性に気づくきっかけになります。
もちろん、株価の変化だけで会社の将来を判断することはできません。業績や事業環境なども確認する必要があります。
大切なのは、長く持つと決めたからといって、買ったときの考えに固執しないことです。
長期保有は、買ったら何も考えずに放置することではありません。
自分が投資した会社の状況を確認し、必要に応じて保有を続けるかどうかを見直す。そのためにも、チャートを読む力が役立ちます。
チャートを読む力は、長期投資にも活かせる
ここまで、長期保有を考えている方にもチャートを学んでほしい理由を4つお伝えしてきました。
長期保有でも、買うタイミングは大切
株価が下がったとき、落ち着いて判断するために
買い増しのタイミングを考えるために
保有している株を見直すために
チャートを読む力は、短期売買で頻繁に売り買いするためだけのものではありません。
長期保有を考えている方にとっても、自分のお金をどう運用していくかを考えるための、心強い判断材料になります。
そして、もう一つ大切なことがあります。
それは、チャートを読む力は、特別な才能がなくても、基本から少しずつ学び、練習を重ねることで身につけていけるということです。
最初から難しい分析をする必要はありません。
まずは、ローソク足と移動平均線がが何を表しているのか。株価がどのような流れで動いているのか。
そうした基本を理解するだけでも、これまでとは違った視点でチャートを見られるようになります。
NISAを活用して、これから長期投資を始めたい方も、すでに株を保有している方も。
会社を選ぶ力に加えて、チャートを読む力も身につけてみませんか?
投資判断の選択肢が増えることで、これからの資産形成にも活かしていただけると思います。
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短期売買を目指す方だけでなく、NISAなどを活用して長期保有を考えている方にも、チャートを読むための基礎を学ぶ機会としてご活用いただけます。
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これからの投資に、その学びを役立ててみませんか?