こんにちは!
ボイスセラピストの福田 みほです。
今日は、私の辿ってきた道をお話させて頂きます。
読んで頂けると嬉しいです。
私の最初の仕事は声とはまったく違いました。
高校で和洋裁を学び、卒業後に入ったのは宝塚歌劇団の衣装部です。
舞台衣装を作ったり、出演者の着付けをしたり、地方公演について行ったり。
華やかな舞台の裏にいて、タカラジェンヌの汗と涙を間近で見ていました。
「声優になりたい」と東京へ
子どもの頃から、声優になりたいという気持ちがありました。
宝塚の仕事も好きでしたし、辞めるのは勇気がいりました。
でも、
「一度きりの人生なら、やってみたい」
と思い、声優養成所を受験。
オーディション合格をきっかけに東京へ出て、青二プロダクションの声優として約12年間活動しました。
発声、滑舌、ナレーション、台詞。
声を使って伝えることを、仕事としてたくさん学んだ時期です。
その後は、アパレル、心理学、そしてボイストレーニングへ
ただ、私の経歴は声優一直線ではありません。
声優を離れたあとはアパレル業界で働き、販売や店長・副店長も経験しました。
その後、心理学やセラピーを学び、今はボイストレーニングを中心に活動しています。
振り返ると、
宝塚の舞台裏。
声優。
接客。
店舗運営。
心理学やセラピー。
組織の中で働くこと。
ずいぶんいろいろやってきました。
「器用貧乏」と他人から言われたこともあります。
自分でも「遠回りしてきたな」と思って落ち込むこともありましたが、今はこの経験がレッスンでとても役立ってると感じています。
声の悩みって、意外と「声だけ」ではありません
レッスンでは、こんなお悩みをよく聞きます。
「会議になると声が震える」
「電話の第一声が出にくい」
「人前だと早口になる」
「声が小さくて聞き返される」
「もっと落ち着いて話したい」
でも、同じ悩みでも原因は人それぞれです。
呼吸かもしれない。
喉に力が入っているのかもしれない。
緊張しやすい場面があるのかもしれない。
職場での立場が変わって、「もっとしっかり話さなきゃ」と頑張りすぎている方もいます。
なので私は、いきなり発声練習を始めるより、まずお話を聞くことを大切にしています。
どんな場面で困るのか。
どんなふうに話せたら嬉しいのか。
そのとき身体はどうなっているのか。
そこを一緒に見ながら、その方に合った方法を探していきます。
いろいろな仕事をしたから、見えることもあります
声優として「声を評価される側」にいたこと。
販売員として、お客様と話してきたこと。
店長として、人に伝えたりまとめたりしてきたこと。
組織の中で働いてきたこと。
心理学やセラピーを学んできたこと。
どれも今のレッスンにつながっています。
会社員の方もいれば、経営者の方もいます。
接客のお仕事をしている方、講師の方、電話対応に悩んでいる方、人前で話すことが怖くなってしまった方。
その人の立場によって、必要な声や話し方は違います。
だから私は、
「正しい声」に直すことより、その人が実際の生活で使いやすい声を一緒に探すこと
を大切にしています。
今ある声を、少しずつ育てていく
私は、みんなが同じような声になる必要はないと思っています。
高い声にも、低い声にも、その人らしさがあります。
大切なのは、
伝えたい相手に、伝えたいことが届くこと。
声が震えるなら、最初から「絶対に震えない」を目指さなくてもいい。
まずは、緊張しても最後まで話せるところから。
声が小さいなら、ただ大きな声を出すのではなく、自分に合った響かせ方を探してみる。
話すことに自信がなければ、小さな「できた」を少しずつ増やしていく。
宝塚の衣装係から声優になり、そこからまた別の仕事を経験して、今は声を教えています。
一見バラバラだった経験も、振り返ると全部つながっていました。
声も同じです。
今の自分を否定して別人のような声になるのではなく、
今ある声を知って、少しずつ育てていく。
このストアカExpertでも、そんな声の話を、気軽に試せる練習と一緒にお届けしていきます。
どうぞよろしくお願いします!