心理学 コラム
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『幽霊妻』あなたは自分の人生に登場していますか?

『幽霊妻』あなたは自分の人生に登場していますか?

いつも誰かを思いやっているのに、自分の気持ちがわからない女性たちへ

「夫はどう思うだろう?」

「子どもたちは困らないだろうか?」

「親が知ったら悲しむだろうな……」

私たちは、毎日のように誰かのことを考えています。

家族のことなら、いくらでも心配できる。

相手の気持ちを想像したり、先回りして行動したり。

ところが、ふと気づくのです。

「あれ? 私はどうしたいんだろう?」

自分の人生のはずなのに、そこに自分が登場しない。

まるで幽霊みたいじゃありませんか?

私はそんな状態を「幽霊妻」と名づけてみました。

自分の人生なのに、主語が「私」じゃない

例えば、これからの人生を考えるとき。

夫のこと、子どものこと、親のこと。

次々に誰かの顔が浮かんでくる。

でも、肝心の「私はどうしたい?」が出てこないのです。

これは単に優しいから、という話ではないのかもしれません。

自分の本音を認めることに、どこか怖さがあるのです。

「本当は嫌だ」

「もっと自由に生きたい」

「誰かに甘えたい」

そんな気持ちが浮かんでも、

「そんなことを考えてはいけない」

「家族が困るじゃない」

と、自分で取り消してしまう。

誰にも言っていない本音にまで、自分自身で検閲をかけているのです。

これでは、自分の気持ちがわからなくなるのも不思議ではありません。

本音を認めたら、実行しなくちゃいけない?

ここに、ひとつの思い込みがあるのかもしれません。

「こうしたい」と思ったら、それを実現しなければならない。

「嫌だ」と感じたら、今の状況を変えなければならない。

でも、本当にそうでしょうか?

本音を認めることと、それを実行することは別の話です。

「一人になりたい」と思ってもいい。

「もっと自由に生きたい」と願ってもいい。

「誰かに大切にされたい」と望んでもいい。

それを今すぐ現実にしなくてもいいのです。

私たちは、心の中で何を感じ、何を望んでもいい。

願望にまで、正当な理由を提出する必要はありません。

『幽霊妻』という小さな物語を作りました

今回、このテーマを韓国のヒューマンドラマのような映像作品にしてみました。

家族のために忙しく働く女性。

誰かのことを考えているうちに、いつの間にか自分の姿が薄くなっていく。

そして、ある日、鏡の前で立ち止まります。

「私は、どうしたいんだろう?」

誰かに救ってもらう物語ではありません。

自分の気持ちに気づき、少しずつ自分の人生に戻ってくる女性の物語です。

🎬 動画『幽霊妻』前編・後編

自分を思いやりの輪から外さないで

夫を大切に思うことも、子どもを心配することも、親を気遣うことも、何も悪くありません。

ただ、その思いやりの輪の中に、自分自身も入れてあげてほしいのです。

そして、自分の気持ちに矛盾があってもいい。

誰かに感謝しながら、不満を持っていてもいい。

一緒にいたい日もあれば、一人になりたい日もある。

そのすべてを、ひとつの正しい答えにまとめなくてもいいのです。

自分の気持ちに一貫性がなくても、それを誰かに証明する必要はありません。

幽霊だった自分が、少しずつ姿を取り戻していく。

それは、何かを勝ち取ることではなく、

「私も、ここにいていいんだ」

と気づくことなのかもしれません。

あなたは今日、自分に「どうしたい?」と聞いてあげましたか?

答えがなくても大丈夫。

今日も、どんぶらこ。🌈


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わち けいこ ゴールドバッジ
感情の専門家
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🌟ベストセラーアワードカスタマイズ2022💎9位入賞🌟 子どもの頃から生きていくことに苦痛を感じていた。 その子供時代のトラウマを癒していくことで人生が変わると気付いたのが40代。 若い頃(昭和の時代)は福岡県警で婦人警官。 大きな組織の中で緊張の毎日。 ストレ…

わち けいこ