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冬のパン、ふくらまない? 発酵器なしで温める5つの方法

冬のパン、ふくらまない? 発酵器なしで温める5つの方法

10月に入って、急に寒くなってきましたね。

「夏と同じレシピ、同じ手順で作っているのに、
40分たっても生地が大きくなっていない…」

そんなこともあるかもしれません。
これは、パン作りで「寒さ」は「発酵」に直結するから。

でも、ご安心ください。
わざわざい発酵器を買う必要はまったくありません。
それに、オーブンに発酵機能がなくても大丈夫です。
電子レンジ、お鍋、冷蔵庫の上、お風呂上がりの浴室・・・
冬の家の中には、あたたかい場所がちゃんとあります。

この記事では、
・なぜ冬は発酵が遅いのか、
・身近なもので温める7つの方法
・やってはいけない保温
を、順にご説明します。


発酵が遅いのは、気温のせい


パンをふくらませているのはイースト(酵母)という生き物です。
生き物なので、寒いと動きが鈍くなります。

だいたいの目安として、温度が10℃下がると、発酵のスピードは半分くらいになります。

  • 夏の室温28℃ → レシピどおり

  • 冬の室温18℃ → レシピの倍の時間かかることも

つまり冬は、レシピの時間を信じてはいけないということです。
「40分と書いてあったのに」と焦って次の工程に進んでしまうのが、
冬いちばん多い失敗です。


最初にやるのは「仕込み水をぬるま湯に」


保温の話の前に、これだけは先に。
発酵を決めているのは部屋の温度ではなく、生地そのものの温度です。

パン生地がいちばん気持ちよく発酵するのは、28℃前後。
冬は、こねあがった生地がすでに22〜23℃まで冷えていることがよくあります。
この状態から温め始めても、温まるまでに時間を取られてしまうんですね。

いちばん手軽で、いちばん効くのがこれです。

  • 夏……冷たい水、または氷水

  • 冬……35℃前後のぬるま湯(さわって「少しあたたかい」くらい)

ただ、注意がひとつ。
熱すぎるお湯はイーストを弱らせます。
45℃を超えると弱り始め、60℃でほぼ死んでしまいます。
「お風呂より少しぬるい」が目安です。

手の感覚で「あったかい」と判断するのもOK!
でも、手がかじかんでくる冬はどうしても分かりにくいもの。
心配であれば、温度計があれば安心です。


身近なもので温める、5つの方法


オーブンに発酵機能があるなら、まずそれを使いましょう(35〜40℃設定)。安定しているので、いちばん確実です。

ですが、発酵機能がなくても、身近にあるのもだけでも、
十分発酵を進めることができます!

1. 電子レンジ + 熱湯のカップ

いちばん手軽で、失敗が少ない方法です。
マグカップに熱湯を入れてレンジの庫内に置き、生地のボウルと一緒に入れて扉を閉めるだけ。スイッチは入れません。

湯気で庫内が30℃前後のあたたかい箱になります。お湯が冷めてきたら入れ替えてください。うっかりレンジを回さないようにだけ、注意が必要です。

2. 湯せん(ボウルの下から温める)

大きめのボウルやお鍋に40℃くらいのお湯を張って、
生地の入ったボウルを浮かべます。下から静かに温まるので、生地に負担がかかりません。

お湯が冷めたら足します。その時、熱湯を直接足さないこと。
一度別の容器で温度を落としてからが安心です。


3. オーブンの上(余熱をいただく)

意外と見落とされがちですが、オーブンを使っている間、
本体の天面はほんのりあたたかくなっています。
予熱の間、そこに生地を置いておくだけ。

ただし直置きは熱すぎることがあるので、
ふきんかまな板を1枚はさんでください。
手のひらを置いて「気持ちいい」くらいが適温です。


4. お風呂上がりの浴室

家族がお風呂から上がった直後の浴室は、30℃前後で湿度もたっぷり。
発酵にはとても良い環境です。

ただし、せっけんやシャンプーのにおいが移ることがあるので、
フタつきの容器に入れるかラップをしっかり。

5. 湯たんぽ・ペットボトル + バスタオル

段ボール箱や大きめの保冷バッグに、
お湯を入れたペットボトルと生地を並べて、上からバスタオルをかける。
簡易の発酵箱になります。

注意点がひとつ。普通のペットボトルに熱湯を入れると変形します。
40〜50℃のお湯にしましょう
(オレンジ色のキャップのホット用なら、もう少し熱くても大丈夫です)。

やってはいけない保温、5つ

よかれと思ってやると逆効果になるものです。

  • ストーブやヒーターの前に直置き……生地の表面だけが乾いて、カチカチの膜が張ります。ふくらむときに割れます

  • 炊飯器の保温……ネットでときどき見かけますが、保温は60〜70℃あります。イーストが死んでしまいます。

  • こたつの中……温度がまったく読めません。50℃を超えることもあります

  • 熱湯での湯せん……ボウル越しでも、接している部分は50℃を超えます

  • ラップや布巾なしで放置……冬の部屋は乾燥しています。表面が乾くと、それだけでふくらみが止まります

共通しているのは「熱ければ速い、ではない」ということ。
40℃を超えたあたりから、発酵は速くなっても味が落ち、生地もだれてきます。
ぬるめでゆっくりが、結局いちばんおいしく焼けます。

まとめ

  • 冬は発酵が遅くなる!10℃下がると、スピードは約半分

  • まず仕込み水を35℃前後のぬるま湯に。粉とボウルも室温に戻しておく

  • 発酵器は無しでもOK

  • レンジ+熱湯カップ/湯せん/オーブンの上など、身近なものから。

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栗原なおみ⏰ 60分の時短パン Proバッジ
60分で焼ける時短パン⏰楽しい美味しいパン作り🥐
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\パンを焼くと、日々の生活が豊かになります/ パン作り歴は15年。毎日毎日、手ごねでパンを焼いてきました。 しかし、子供が生まれてからは、育児に追われ、パン作りから遠のいていました。 でも、子供にこそ、家族にこそ、無添加で安心なパンを食べさせたい・・・ その思…