「インスタントドライイースト」
と一言にいっても、ものすごい種類がありますよね。
その中でも、有名どころといえば「サフ」ではないでしょうか。

パンを作ったことがあれば、見覚えのあるパッケージ
ただ、製菓材料の売り場に行くと、同じ「サフ」なのに、
赤いパッケージと金のパッケージが並んでいます。
金のほうが高そうだし、なんだかグレードが高そうにも見える……。
どっちを買えばいいの?と手が止まりますよね。
先に結論です。初心者さんは「赤」を1つ買えばOK。
金は上位版ではなく、用途違いです。
この記事では、何が違うのか・いつ金を使うのか・買ったあとの保存まで、まとめてご説明します。
違いは「砂糖に強いかどうか」だけ
イーストは生きた酵母で、生地の中の糖を食べてガスを出し、
パンをふくらませます。
ところが砂糖が多すぎると、逆に酵母から水分が奪われて弱ってしまうんです(塩をかけたナメクジをイメージすると分かりやすいかもしれません笑)。
そこで、砂糖の多い環境でも元気に働けるように作られたのが「金」。
品質が上とか、よくふくらむとか、そういう差ではありません。
砂糖が少ない生地なら赤のほうが得意なくらいです。
目安は「粉に対して砂糖が10%くらい以上か」
レシピの粉の重さに対して、砂糖が何%かで決めます。
粉200gなら砂糖20gあたりが分かれ目、と覚えておけば十分です。
赤(低糖用)が向くもの
食パン、丸パン、バターロール
バゲット、カンパーニュなどハード系
ピザ生地、フォカッチャ
金(高糖用)が向くもの
菓子パン、あんぱん、クリームパン
ブリオッシュ、シナモンロール
パネトーネなど砂糖もバターも多いもの
家庭でよく焼くパンは、ほとんどが赤の担当です。
だから最初の1つは赤で困りません。
「金がないと作れない」わけでもない!
また、初心者さんが一番安心してほしいところなのですが、
赤しか持っていなくても、菓子パンは作れます!!!
砂糖が多いぶん発酵がゆっくりになるので、
レシピの時間より少し長めに待って、生地が2倍近くになるのを目安にすればいいだけ。
逆に、金しか手元にないときに食パンを焼いても、ちゃんとふくらみます。「専用のほうが調子がいい」という程度に思っておいてください☺️
菓子パンを繰り返し作るようになって、
「発酵に時間がかかるな」と感じたら、そのときに金を買い足せば十分です。
買ったあとの保存は「冷凍」一択
意外と知られていないのですが、
イーストは開封した瞬間から弱っていきます。
常温にそのまま置いておくと、数週間〜1か月ほどで発酵力がはっきり落ちます。「賞味期限内なのにふくらまない」の原因はたいていこれです。
やることは至ってシンプル
開封したら、密閉できる袋か容器に入れて冷凍庫へ
使うときは、解凍せずそのまま粉に混ぜてOK
出したらすぐ戻す(出しっぱなしで結露させない)
冷凍しておけば、半年〜1年は元気なまま使えます。
断然お得な500gの大袋も、週に2回ほどパンを作るなら、おすすめ。
この保存法で長期間保存が可能だからです。
まとめ
赤と金の違いは「砂糖に強いかどうか」。金は上位版ではありません
目安は粉に対して砂糖10%くらい。それ未満なら赤
家庭で焼くパンの大半は赤の担当。最初の1つは赤でOK
赤しかなくても菓子パンは作れる(発酵を長めに待つだけ)
開封したら密閉して冷凍。使う分をそのまま混ぜる