育児・しつけ・マナー コラム
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「子どもが勉強しない」と悩む保護者へ|塾や習い事にお金をかけるのと同じくらい、ご自身の時間を使っていますか?親子でオープンキャンパスや学園祭を訪れ、子どもの「行きたい」「学びたい」を一緒に育てるために

「子どもが勉強しない」と悩む保護者へ|塾や習い事にお金をかけるのと同じくらい、ご自身の時間を使っていますか?親子でオープンキャンパスや学園祭を訪れ、子どもの「行きたい」「学びたい」を一緒に育てるために

「子どもが勉強しない。親として、何をしてあげればよいのでしょうか?」

そんな保護者の方に、ぜひお伝えしたいことがあります。

塾や習い事にお金を使うことと同じように、子どもの興味や関心を育てるために、ご自身の時間を使うことを大切にしてほしいのです。

お子さんと一緒に出かけ、見たり体験したりする。そこで何に心を動かされたのかを聞き、話をする。私は、こうした時間をつくることこそが、保護者の大きな役割の一つだと考えています。

こんにちは。英語講師のTaka先生・根岸貴規です。私は日本国内で教科書の音読を中心に英語を身につけ、その英語を使って外資系投資銀行で約20年間働いてきました。英検1級・TOEIC980点を取得し、これまで累計14,000人以上の方に英語学習を指導してきました。ストアカでは、2022年から2025年まで4年連続で「最多受講者賞」を、2025年には「ストアカン・オブ・ザ・イヤー」をいただきました。

■ 目標を持つ前に|「どんな選択肢があるのか、お子さんは知っていますか?」

どんな学校があり、何を学べるのか。どんな仕事があり、どんな生き方ができるのか。

子どもは、大人に比べて、まだ世の中のことを多く知りません。「やりたいことがない」のは、そもそも興味を持てるものにまだ出会っていないから、ということもあると思います。

知らないものに興味を持つのは難しいものです。経験したことのない生活を、具体的に想像することも簡単ではありません。

だからこそ、「目標を持ちなさい」「将来のために勉強しなさい」と伝える前に、子どもが「自分もこうなりたい」と思えるものに出会う機会を、一緒につくってほしいのです。

■ 親子で学校へ|「ここに通ったら、どんな毎日になるだろう?」

そのために、特におすすめしたいのが、親子で学校見学をすることです。

オープンキャンパスや学校説明会、学園祭など、校舎やキャンパスの中に入れる機会を活用してみてください。

教室や施設を見る。そこに通っている生徒や学生の姿に触れる。そして、「自分がここに通ったら、どんな毎日になるだろう」と想像してみる。

学校のホームページやパンフレットを見ることも入り口になりますが、その場所に立ってみて初めて感じられることもあります。

「この学校、楽しそうだな」
「こんなことを勉強できるんだ」
「この部活動に入ってみたい」
「この制服を着て通いたい」
「自分も、こんな大学生になってみたい」

最初のきっかけは、そんな気持ちで十分です。初めから将来の職業や、立派な志望理由まで決まっている必要はありません。

「ここに通いたい」「ここで、こんなことをやってみたい」と思えたことが、毎日の勉強に意味を与える場合があります。

受験が目前になってからだけでなく、早い時期から、こうした経験を重ねてほしいと思います。

■ 帰り道の会話|「どんなところが面白かった?」

学校を訪れた後は、親子で感想を話してみてください。

「どんなところが面白かった?」
「自分に合っていそうだと思った?」
「ここで何をやってみたい?」
「ほかの学校も見てみたい?」

親が「いい学校だったね」と評価を伝えるだけでなく、子ども自身が何を感じたのかを聞いてみる。その話から、親が気づいていなかった関心が見えてくることもあるでしょう。

いくつかの学校を訪れるうちに、本人が学校生活で大切にしたいことも、少しずつ分かってくるかもしれません。

お子さんのやる気が見えないときの接し方や声かけについては、こちらの記事でもお伝えしています。

「勉強しなさい」と言う前に。子どもの次の一歩を支えるための3つのお願い street-academy.com

■ 学校以外の体験|「もっと知りたい」と思えるものはありますか?

子どもの視野を広げる機会は、学校訪問に限りません。

博物館や科学館、仕事を体験できるイベント、地域の催しなどに、一緒に出かけてみる。図書館で、気になったことを調べてみる。身近な場所にも、興味が芽生えるきっかけはあります。

「自分には、これが合っているかもしれない」
「もっと知りたい」
「一度やってみたい」

そんな小さな気持ちを聞き、一緒に調べたり、次の体験につなげたりする。

そのために必要なのは、予定を調べる時間、一緒に出かける時間、帰り道に感想を聞く時間。子どもの「これ、面白そう」に付き合う、保護者方のお子さんに「寄り添う時間」です。

こうした経験は、すぐには点数や資格に結びつかないかもしれません。それでも、自分の興味を知り、進みたい方向を考えるための、大切な土台になると私は思います。

■ 塾と家庭の関わり|「通わせること自体が目的になっていませんか?」

塾や習い事に通わせることは、確かに親が子どもにしてあげられる大きな支援の一つです。

ただ、それで安心し、学ぶ目的や意欲の部分まで「先生が何とかしてくれる」と任せきりになってはいないでしょうか?

行きたい学校も、やってみたいことも、まだ見えていない。世の中にどんな選択肢があるのかを知る機会も少ない。そのまま塾に通うだけになってしまえば、

「何のために勉強するのか分からない」
「やる気が出ない」

と感じても、不思議ではありません。

塾や先生は、勉強の内容や方法を教え、学習を支えてくれます。その支援を生かすためにも、家庭で本人の気持ちを聞き、一緒に考える時間を持ってほしいのです。

「何に興味があるのか」
「どんな学校生活を送りたいのか」
「そのために今、何をする必要があるのか」

通うこと自体が目的になってしまうと、時間もお金もかけているのに、期待した成果につながらないことがあります。

子ども自身が「自分のために学びたい」と思える理由を探し、見つかったら日々の勉強につなげていく。家庭での会話と、学校や塾での学習を結びつけていただきたいと思います。

目標が見えてきた後、今日の行動へどうつなげるかについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

結果を出すために「欲しい未来・期限・行動・継続」はそろっていますか? street-academy.com

■ まず一つ予定に入れる|「親子で、どこへ行ってみましょうか?」

まずは、オープンキャンパスや学校説明会、学園祭の日程を、親子で一緒に調べてみてください。そして、気になる学校へ足を運ぶ時間を、日常の予定の中につくってみてください。

私は、保護者の役割を考えるとき、塾を選んで通わせることに加え、子どもの興味や関心を育てるために自分の時間を使うことに、もっと大きな比重を置いてほしいと考えています。

子どもに「勉強する時間をつくりなさい」と伝える私たち大人も、子どもが学ぶ意味を見つけるために、自分の時間を使っていきたいものです。

一緒に見て、体験し、未来について話す。その積み重ねが、子どもが自分から学び始めるための支えになると思います。

根岸貴規

1人でも多くの英語学習者のお役に立てるような情報を発信しています。英語をもっと頑張りたい方、頑張っているのになかなか続かない方は、ぜひ他の投稿も参考にしてみてください。

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