「昨日、英語を勉強しました」
この一文を、英語で言えますか?
I studied English yesterday.
「私は昨日、英語を勉強しました」
studyをstudiedに変えると、過去に勉強したことを伝えられます。yesterdayは「昨日」です。
ただ、過去形は「動詞にedを付ける」と覚えるだけでは、途中で困ってしまいます。
「goにもedを付ければ、過去形になるの?」
「疑問文では、wentをgoに戻すの?」
「wasとdidは、どう使い分けるの?」
今回は、一般動詞とbe動詞に分けて、過去形の作り方を確認します。英検4級に向けて勉強している方も、基本から学び直したい方も、短い例文から見ていきましょう。
こんにちは。英語講師のTaka先生・根岸貴規です。私は日本国内で教科書の音読を中心に英語を身につけ、その英語を使って外資系投資銀行で約20年間働いてきました。英検1級・TOEIC980点を取得し、これまで累計14,000人以上の方に英語学習を指導してきました。ストアカでは、2022年から2025年まで4年連続で「最多受講者賞」を、2025年には「ストアカン・オブ・ザ・イヤー」をいただきました。
目次
■ 過去形の意味|「何を伝えるときに使うの?」
過去形は、過去にしたことや、そのときの状態を伝える形です。
① 過去にしたこと
I played tennis yesterday.
「私は昨日、テニスをしました」
playを過去形のplayedにして、昨日したことを伝えています。
② 過去の状態
I was tired yesterday.
「私は昨日、疲れていました」
こちらは、昨日の自分の状態を説明する文です。amの過去形であるwasを使っています。
同じ過去の話でも、playedとwasでは文の作り方が違います。
まずは、playやstudyなどの「一般動詞」と、am・is・areという「be動詞」を分けて確認してください。
■ 一般動詞の基本|「主語が変わると、過去形も変わるの?」
一般動詞の過去の肯定文は、次の形です。
主語+一般動詞の過去形
主語は、「誰が」「何が」にあたる部分です。
I played tennis yesterday.
「私は昨日、テニスをしました」
She played tennis yesterday.
「彼女は昨日、テニスをしました」
主語がIからSheに変わっても、playedの形は変わりません。
現在形では、次のように動詞にsを付けることがあります。
She plays tennis.
「彼女はテニスをします」
過去形では、主語がSheでもplayedを使います。playedに、さらにsを付けることはありません。
× She playeds tennis yesterday.
○ She played tennis yesterday.
一般動詞の過去形には、edを付ける「規則動詞」と、wentなどの形になる「不規則動詞」があります。
■ 規則動詞|「edの付け方にも決まりがあるの?」
規則動詞は、動詞の原形をもとにして、edなどを付けます。
原形とは、playやstudyのような、動詞の基本の形です。つづりによって付け方が変わるので、次の四つを確認しましょう。
① 基本は、そのままedを付ける
play → played
「遊ぶ、スポーツをする、楽器を演奏する」
watch → watched
「見る」
clean → cleaned
「掃除する」
I watched TV last night.
「私は昨夜、テレビを見ました」
watchにedを付けて、watchedにしています。last nightは「昨夜」です。
② eで終わる動詞は、dだけを付ける
like → liked
「好む」
use → used
「使う」
I used this computer yesterday.
「私は昨日、このコンピューターを使いました」
useは、すでにeで終わっています。dだけを付けてusedとし、useedとは書きません。
③ 子音字+yで終わる動詞は、yをiに変えてedを付ける
ここでは、a・e・i・o・uを母音字、それ以外を子音字として、つづりを確認します。
study → studied
「勉強する」
try → tried
「試す、やってみる」
studyのyの直前は、子音字のdです。そのため、yをiに変えてstudiedにします。
一方、playのyの直前は、母音字のaです。この場合はyを変えず、playedとします。
study → studied
play → played
「yで終わったら、必ずiに変える」ではありません。yの一つ前の文字を見るのがポイントです。
④ 最後の子音字を重ねるものもある
stop → stopped
「止まる、止める」
plan → planned
「計画する」
stopやplanのように、最後の子音字を重ねてからedを付けるものもあります。
stoppedはpを二つ、plannedはnを二つ書きます。まずは原形と過去形を並べ、重ねる文字を確認しながら覚えましょう。
■ 不規則動詞|「goにedを付けてはいけないの?」
edを付ける方法では過去形にならない動詞もあります。これを「不規則動詞」といいます。
よく使うものから、原形と過去形を組み合わせて覚えてください。
go → went
「行く」
come → came
「来る」
eat → ate
「食べる」
see → saw
「見る、会う」
have → had
「持っている、食べる」
do → did
「する」
buy → bought
「買う」
例えば、「昨日、公園に行きました」なら、goの過去形であるwentを使います。
I went to the park yesterday.
「私は昨日、公園に行きました」
goedとはしません。
「今朝、パンを食べました」なら、eatをateにします。
I ate bread this morning.
「私は今朝、パンを食べました」
不規則動詞も、一般動詞の過去形では主語によって形を変えません。I wentでもShe wentでも、wentを使います。
単語の組み合わせを覚えたら、I went to the park.のような短い文でも声に出してみましょう。
■ 一般動詞の疑問文・否定文|「どうして動詞を原形に戻すの?」
「行きました」と伝える文ではwentを使いますが、「行きましたか?」と尋ねる文では、didとgoを使います。
ここは、過去形を学ぶときに特に確認してほしいところです。
① 疑問文はDid+主語+動詞の原形
You went to the park yesterday.
「あなたは昨日、公園に行きました」
これを質問にすると、次の形になります。
Did you go to the park yesterday?
「あなたは昨日、公園に行きましたか?」
文頭にDidを置き、wentを原形のgoに戻します。
× Did you went to the park yesterday?
○ Did you go to the park yesterday?
この文では、didが過去であることを示しています。その後ろの一般動詞は原形にします。
答えるときは、次の形です。
Yes, I did.
「はい、行きました」
No, I did not.
「いいえ、行きませんでした」
主語がheやsheでも、過去の疑問文ではDidを使います。
Did she go to the park yesterday?
「彼女は昨日、公園に行きましたか?」
現在形の疑問文で使うDoesと、混ざらないようにしてください。
② 否定文は主語+did not+動詞の原形
I did not go to the park yesterday.
「私は昨日、公園に行きませんでした」
否定文でも、did notの後ろには原形のgoを置きます。
× I did not went to the park yesterday.
○ I did not go to the park yesterday.
did notの短縮形はdidn’tです。
I didn’t go to the park yesterday.
「私は昨日、公園に行きませんでした」
疑問文でも否定文でも、didを使ったら、その後ろの一般動詞が原形になっているかを確かめましょう。
■ be動詞の過去形|「wasとwereは、どう使い分けるの?」
be動詞の過去形は、wasとwereです。こちらは、主語に合わせて使い分けます。
① I・he・she・itなどにはwas
am → was
is → was
I was busy yesterday.
「私は昨日、忙しかったです」
She was at home last night.
「彼女は昨夜、家にいました」
wasの後ろにbusyを置けば、そのときの状態を表せます。at homeを置けば、どこにいたのかを伝えられます。
② you・we・theyなどにはwere
are → were
We were at the library yesterday.
「私たちは昨日、図書館にいました」
You were busy yesterday.
「あなたは昨日、忙しかったです」
youは、一人に話しかけるときもwereです。
「一人だから、必ずwas」と判断せず、I was、you wereのように、主語と組み合わせて覚えてください。
■ be動詞の疑問文・否定文|「ここでもdidを使うの?」
was・wereの文では、一般動詞のときのようにdidを付けません。
① 疑問文はwas・wereを主語の前へ
You were busy yesterday.
「あなたは昨日、忙しかったです」
wereを主語の前に出すと、質問になります。
Were you busy yesterday?
「あなたは昨日、忙しかったですか?」
答えるときは、次の形です。
Yes, I was.
「はい、忙しかったです」
No, I was not.
「いいえ、忙しくありませんでした」
質問ではyouについて尋ねられていますが、自分一人のことを答えるときにはIを使います。そのため、返答ではwasになります。
主語がsheなら、質問はWasで始めます。
Was she at home last night?
「彼女は昨夜、家にいましたか?」
② 否定文はwas・wereの後ろにnot
I was not busy yesterday.
「私は昨日、忙しくありませんでした」
They were not at school yesterday.
「彼らは昨日、学校にいませんでした」
短縮形は、was notがwasn’t、were notがweren’tです。
一般動詞ではdid notを使い、be動詞ではwas・wereの後ろにnotを置きます。この違いを押さえておきましょう。
■ よくある間違い|「過去の文には、全部wasを入れるの?」
「過去の話だからwasを付ける」と考えると、次のような間違いが起こります。
× I was played tennis yesterday.
○ I played tennis yesterday.
「私は昨日、テニスをしました」
playedだけで、テニスをしたという過去の出来事を表せています。ここにwasは付けません。
一方、「昨日は忙しかった」と伝える文には、be動詞が必要です。
× I busy yesterday.
○ I was busy yesterday.
「私は昨日、忙しかったです」
busyは「忙しい」という意味の形容詞です。playedのような動詞ではないため、この文ではwasを使います。
迷ったら、現在の文に戻してみてください。
I play tennis.
「私はテニスをします」
このplayを過去形にすると、playedです。
I am busy.
「私は忙しいです」
このamを過去形にすると、wasです。
何となくwasを足すのではなく、もとの文のどの動詞を過去形にするのかを確認すると、整理しやすくなります。
■ 時を表す言葉|「昨日・先週・3日前は、どう言うの?」
過去形と一緒によく使う表現を覚えておきましょう。
yesterday:昨日
last night:昨夜
last week:先週
last month:先月
last year:去年
two days ago:2日前
three years ago:3年前
agoは、「今から〜前」という意味です。two days agoのように、期間を表す言葉の後ろに置きます。
I bought this bag two days ago.
「私は2日前に、このかばんを買いました」
また、過去形は、一度だけしたことに限りません。
I played soccer every day last summer.
「私は去年の夏、毎日サッカーをしました」
この文は、去年の夏に繰り返していたことを伝えています。
every dayがあっても、いつの話なのかを見る必要があります。この文ではlast summerがあるので、過去形のplayedを使います。
■ 質問を広げる|「何をしたのか、どこへ行ったのかを聞こう」
「はい」「いいえ」で答える質問に慣れたら、具体的な内容を尋ねてみましょう。
① 何をしたのかを尋ねる
What did you do yesterday?
「あなたは昨日、何をしましたか?」
I played basketball with my friends.
「私は友達とバスケットボールをしました」
Whatは「何」です。
What did you do ...?のdidは、過去の疑問文を作るための語です。後ろのdoは「する」という意味の一般動詞で、原形になっています。
② どこへ行ったのかを尋ねる
Where did you go yesterday?
「あなたは昨日、どこへ行きましたか?」
I went to the library.
「私は図書館に行きました」
Whereは「どこ」です。
質問ではdidがあるのでgoを使い、答えではwentを使っています。
③ どこにいたのかを尋ねる
Where were you yesterday afternoon?
「あなたは昨日の午後、どこにいましたか?」
I was at home.
「私は家にいました」
「どこへ行ったのか」はWhere did you go ...?、「どこにいたのか」はWhere were you ...?です。
似ている質問ですが、使っている動詞が違います。日本語で何を尋ねたいのかを決めてから、英文を作ってみてください。
■ 確認問題|「一般動詞とbe動詞を、使い分けられますか?」
次の8問に取り組んでください。例文と問題は、この記事の学習用に作成したものです。
① 正しい形を選んでください。
I(studyed/studied)English yesterday.
「私は昨日、英語を勉強しました」
② 正しい形を選んでください。
She(goed/went)to the library last Sunday.
「彼女はこの前の日曜日、図書館に行きました」
③ 正しい形を選んでください。
Did he(eat/ate)breakfast this morning?
「彼は今朝、朝食を食べましたか?」
④ 正しい形を選んでください。
They did not(play/played)soccer yesterday.
「彼らは昨日、サッカーをしませんでした」
⑤ 正しい語を選んでください。
We(was/were)at home last night.
「私たちは昨夜、家にいました」
⑥ 次の文を否定文にしてください。
She was busy yesterday.
「彼女は昨日、忙しかったです」
⑦ 次の文を疑問文にしてください。
He was at the park yesterday.
「彼は昨日、公園にいました」
⑧ 次の語句を並べ替えてください。文頭を大文字にし、文末に疑問符を付けてください。
(you/where/did/go/yesterday)
「あなたは昨日、どこへ行きましたか?」
■ 解答と解説|「間違えた理由まで、確かめよう」
① studied
I studied English yesterday.
「私は昨日、英語を勉強しました」
studyは「子音字+y」で終わるため、yをiに変えてedを付けます。
② went
She went to the library last Sunday.
「彼女はこの前の日曜日、図書館に行きました」
goは不規則動詞です。edを付けず、wentにします。
③ eat
Did he eat breakfast this morning?
「彼は今朝、朝食を食べましたか?」
Didで過去の疑問文を作っているため、後ろには原形のeatを置きます。
④ play
They did not play soccer yesterday.
「彼らは昨日、サッカーをしませんでした」
did notの後ろも、動詞の原形です。playedにはしません。
⑤ were
We were at home last night.
「私たちは昨夜、家にいました」
主語がWeなので、be動詞の過去形はwereです。
⑥ wasの後ろにnotを置く
She was not busy yesterday.
「彼女は昨日、忙しくありませんでした」
短縮形を使ったShe wasn’t busy yesterday.でも正解です。
この文はbe動詞の文なので、did notは使いません。
⑦ Wasを主語の前に出す
Was he at the park yesterday?
「彼は昨日、公園にいましたか?」
wasとheの順番を入れ替えます。文頭のWasを大文字にし、文末には疑問符を付けます。
⑧ 並べ替えの答え
Where did you go yesterday?
「あなたは昨日、どこへ行きましたか?」
Where+did+you+go+yesterdayの順に並べます。
答え合わせをしたら、間違えた理由を短く説明してみてください。
「didの後ろだから原形」
「主語がWeだからwere」
「goは不規則動詞だからwent」
説明できなかったところは、該当する節に戻って、例文と一緒に確認しましょう。
■ 今日の練習|「昨日の自分について、一文で話そう」
私は、文法を理解した後に、例文を繰り返し音読し、日本語だけを見て英語にする練習を大切にしています。
今日は、次の二つから一文を選んでみてください。
① 昨日したこと
I studied English yesterday.
「私は昨日、英語を勉強しました」
② 昨日の様子
I was busy yesterday.
「私は昨日、忙しかったです」
まず、studiedやwasが何の過去形なのかを確認し、場面を思い浮かべながら声に出します。
次に、英文を隠して、日本語だけを見て言ってください。言えるようになったら、何も見ずに書いてみましょう。
その後で、自分のことに変えます。
I watched TV last night.
「私は昨夜、テレビを見ました」
I went to the supermarket yesterday.
「私は昨日、スーパーに行きました」
大きな出来事でなくても構いません。食べたこと、行った場所、会った人など、昨日の一日を振り返ってみてください。
一文作れたら、相手への質問にもしてみましょう。
Did you watch TV last night?
「あなたは昨夜、テレビを見ましたか?」
質問に変えると、watchedがwatchに戻ります。肯定文と疑問文の両方を作ることで、動詞の形を正しく選べているか確かめられます。
短い時間で理解から復習まで進める方法は、「読んだ・解いた」で終わらせない15分の使い方でも紹介しています。
作った英文は、スキマ時間に何も見ずに言い直してみてください。明日も思い出せるか確かめ、言えなかったところをもう一度練習しましょう。
昨日何をしたのか、どこにいたのか。その身近な話を英語で伝えるために、今日学んだ過去形を使ってみてください。
■ 参考資料
・British Council LearnEnglish Teens:規則動詞の過去形
・British Council LearnEnglish Teens:不規則動詞の過去形
・British Council LearnEnglish Kids:be動詞の過去形
根岸貴規
1人でも多くの英語学習者のお役に立てるような情報を発信しています。英語をもっと頑張りたい方、頑張っているのになかなか続かない方は、ぜひ他の投稿も参考にしてみてください。