「いつか英語を勉強したい」と思うようになってから、どのくらい経ちましたか?
仕事が落ち着いたら。
子どもに、もう少し手がかからなくなったら。
まとまった時間が取れるようになったら。
そう思っているうちに、半年、1年と過ぎていく。
買ったままの英語の本がある。
保存した勉強法の記事がある。
「今年こそ英語を」と思ったことも、一度ではない。
もし思い当たるなら、今日は、その「いつか」を少しだけ動かしてみませんか?
必要なのは、今の生活の中に、自分の未来のための5分を置くことです。
仕事も家族も大切にしながら、あなた自身がやりたかったことにも、今日から時間を使ってほしいのです。
こんにちは。英語講師のTaka先生・根岸貴規です。私は日本国内で教科書の音読を中心に英語を身につけ、その英語を使って外資系投資銀行で約20年間働いてきました。英検1級・TOEIC980点を取得し、これまで累計14,000人以上の方に英語学習を指導してきました。ストアカでは、2022年から2025年まで4年連続で「最多受講者賞」を、2025年には「ストアカン・オブ・ザ・イヤー」をいただきました。
目次
■ 人生は砂時計|「自分のための時間は、いつになったら始まる?」
人生は、砂時計のようなものだと思います。
仕事をしている間も。
何をしようか迷っている間も。
眠っている間も。
砂は静かに、そして確実に落ち続けています。
私たちの都合に合わせて止まってはくれません。
もちろん、眠る時間も、休む時間も、大切な人と過ごす時間も、人生に必要な時間です。
その一日の中に、「自分がこれからやってみたいこと」のための時間は、どのくらいあるでしょうか?
会社の仕事は、今日も片づけた。
家族に頼まれたことも、済ませた。
明日の準備も、した。
でも、自分の英語の勉強だけは「また今度」。
その「また今度」は、予定表の何月何日に入っているでしょうか?
日付のない「いつか」は、目の前の用事が増えるたびに、後ろへ押されてしまいます。
本当にやってみたいことがあるなら、今日の予定に小さく入れてください。
「英語をいつか始める」を、「朝食の後に5分、英文を一つ読む」に変える。
その時点で、自分の願いが、実際に取り組む予定になります。
■ 忙しいあなたへ|「自分のことは、ずっと最後でいい?」
会社の締め切りには、間に合うように動く。
子どもの予定があれば、時間を調整する。
誰かに頼まれたら、何とか都合をつける。
そうやって毎日を支えている方ほど、自分がやりたかったことを、後回しにしているかもしれません。
「自分のことは、全部終わってから」
けれど、全部の用事が終わる頃には、もう疲れている。明日も早い。今日も教材を開けないまま、一日が終わる。
この繰り返しに、覚えはありませんか?
誰かのために頑張るあなたにも、自分のために使ってよい時間があります。
家族の希望を大切にするように、自分の「英語を話せるようになりたい」という希望も、大切にしてほしいのです。
仕事や家事を続けながら、まず5分だけ確保する。
もし、何となくスマートフォンを見続けている時間があれば、その最初の5分を使ってみる。朝のお茶を飲む時間に、短い英文を一つ読む。
今日、そうした時間を一つ選ぶことはできそうでしょうか?
自分の人生を大切にすることは、こんな小さな選択からでも始められます。
■ 英語を学ぶ意味|「英語ができたら、どんな時間を過ごしたい?」
「英語を勉強しなければ」と思うと、単語帳や問題集が頭に浮かぶかもしれません。
その先に、何をしてみたいですか?
海外旅行で、気になるお店に自分から入ってみる。
店員さんにおすすめを聞き、返ってきた答えを理解する。
好きなものについて、外国人と短い会話を楽しむ。
仕事で、自分の考えを英語で伝えてみる。
「分からないから、やめておこう」と見送っていたことに、自分から近づけるようになる。
私は、そこに英語を学ぶ楽しさがあると思っています。
私自身、日本国内で音読を中心に身につけた英語を使って、外資系投資銀行で約20年間働いてきました。
英語は、私にとって、学んだことを仕事に生かし、さまざまな人と関わるための道具になりました。そして今は、その経験を、これから英語を学ぶ方への指導に生かしています。
英語を学んだ先に何をするかは、一人ひとり違って構いません。
仕事の選択肢を増やしたい。
旅行をもっと楽しみたい。
子どもと一緒に英検に挑戦したい。
昔からの「話せるようになりたい」を、実現したい。
その願いが、あなたが英語を学ぶ理由です。
まずは、「英語ができたら、私は何をしたいのか」を一つだけ決めてみてください。
■ 「いつか」の落とし穴|「来年の自分には、今より時間がある?」
今の忙しさが落ち着けば、勉強できる。
そう思うのは自然なことです。
ただ、一つの仕事が終われば次の仕事が始まり、生活にも新しい用事が増えていきます。「忙しくなくなったら」を開始条件にすると、始める日が決まらないままになることがあります。
そこで、今日できる量まで小さくしてみてください。
1時間取れなくても、5分ならどうでしょうか。
問題集を1ページ解けなくても、一文ならどうでしょうか。
1日5分を365日積み重ねると、30時間25分になります。
そして、その間には、何度も同じ単語に出会い、英文を読み、昨日は言えなかった一文を練習する機会があります。
もちろん、目標が試験合格や仕事での活用なら、必要な学習量を確保していくことも大切です。最初の5分が生活に定着したら、10分、15分へと広げていけばよいのです。
今、つくりたいのは「毎日、英語に戻ってくる時間」です。
来年の自分に期待していることを、今日の自分が少しだけ始めてあげましょう。
■ これから落ちてくる砂|「一年後、今日をどんな日として思い出したい?」
一年後の今日、あなたはどんな自分でいたいですか?
「英語をやりたいと思いながら、また一年過ぎてしまった」
そう振り返ることもあるでしょう。
一方で、今日から練習を始めれば、覚えた単語や、言えるようになった英文を振り返れるかもしれません。
半年後、1年後、5年後、10年後。
そのときに自分が使える英語は、今日から重ねていく練習につながっています。
今の英語力だけで、これからの可能性まで決めてしまう必要はありません。
これまで先送りしてきたとしても、今日の5分は、まだ自分で選べます。
人生の砂時計を止めることはできません。
けれど、これから落ちてくる砂にあたる時間を、何に使うかは考えられます。
会社のために頑張る時間。
家族を大切にする時間。
自分を休ませる時間。
そこに、あなた自身の未来を育てる時間も、加えてください。
一度きりの人生です。
「英語ができたら、こんなことをしてみたい」
その気持ちを、また「いつか」に戻してしまわないでほしいのです。
先ほど選んだ一文を、今、もう一度声に出してみませんか?
今日を、「いつか英語を」と思い続ける日々から、一歩踏み出した日にしましょう。
根岸貴規
1人でも多くの英語学習者のお役に立てるような情報を発信しています。英語をもっと頑張りたい方、頑張っているのになかなか続かない方は、ぜひ他の投稿も参考にしてみてください。