カメラを買ったけれど、
F値、シャッタースピード、
ISO感度…。
設定が多すぎて、
結局オートのまま、
という方も多いのではないでしょうか。
でも、じつはよく撮るシーンの設定をいくつか覚えておくだけで、
ぐっと撮りやすくなります。
この記事は、
カメラ初心者の設定まとめです。
シーン別の目安を、
実際に撮った写真と設定値と一緒に紹介します。
スマホにメモして、
撮影のときに見返してくださいね。
まずは3つの設定をおさらい
F値(エフち):レンズの光の入り口の大きさ。小さい数字ほど背景がふんわりぼけ、大きい数字ほど全体がくっきり写る
シャッタースピード:光を取り込む時間。速いほど動きが止まり、遅いほど動きが流れる
ISO感度:明るさを補う力。上げると暗い場所でも撮れるが、上げすぎるとざらつく
はじめはAモード(絞り優先)がおすすめです。
F値だけ自分で決めれば、
シャッタースピードはカメラが合わせてくれます。
シーン1:海や景色を、くっきり明るく
景色は、手前から奥までくっきり写したいのでF値は大きめにします。
F値:F7.1〜F11
ISO:100〜200
シャッタースピード:晴れた日ならカメラ任せでOK

F7.1、1/1250秒、
70mm。
晴れた日の海は明るいので、
シャッタースピードはとても速くなりました。
波の形までピタッと止まっています。
シーン2:木もれ日や光と影を、キラキラと
木もれ日や影を撮るときは、
明るい部分に合わせて少し暗めにするのがコツ。
F値:F4〜F5.6
露出補正:-0.3〜-1.0
影がしっかり暗くなることで、
光のキラキラが引き立ちます。

F5、1/640秒。
地面にゆれる木もれ日の模様を、
ぽかぽかした空気ごと切り取りました。
シーン3:花や緑を、背景ふんわりで
花や葉っぱ、
小物を主役にしたいときは、
F値を小さめにして背景をぼかします。
F値:F2.8〜F4
焦点距離:50mm以上だと、よりぼけやすい
ピント:いちばん見せたい部分に合わせる

F3.5、1/250秒、
67mm。
手前の葉っぱにピントを合わせて、
奥の緑をふんわりぼかしました。
シーン4:カフェや室内を、やわらかく
室内は外より暗いので、
F値を小さくして光をたくさん取り込みます。
F値:F1.8〜F2.8
シャッタースピード:手ブレしないよう1/60秒より速く
ISO:暗ければ800〜1600まで上げてOK

F2.8、1/250秒、
70mm。
窓の外の緑を明るく写したかったので、
室内はシルエット気味に。
窓辺のしっとりした空気が残りました。
シーン5:夕方や夜は、ISOと手ブレに注意
暗いシーンでは、
シャッタースピードが遅くなって手ブレしやすくなります。
F値:いちばん小さい数字に
ISO:1600〜3200を目安に上げる
シャッタースピード:1/60秒より遅くなるなら、壁や手すりで体を支える
生徒さんがつまずきやすいポイント
講座でよくあるのが、
設定を変えたまま忘れて、
次の撮影で失敗するというお悩みです。
夜にISOを上げたまま、
翌日の晴れた日に撮ってざらざらに…ということも。
撮影が終わったら、
ISOはオート、
露出補正は0に戻す習慣をつけると安心です。
わたしもカメラをしまう前に、
必ず設定を戻すようにしています。
よくある質問
Q. 全部オートで撮るのはだめですか?
A. だめではありません。
まずはオートで撮って、
物足りないと感じたところから一つずつ変えてみましょう。
Q. 設定値の通りにしても同じ写真になりません。
A. 天気や時間で光の量が変わるので、
数字はあくまで目安です。
撮った写真を見て、
明るさを露出補正で調整してくださいね。
まとめ
景色はF値大きめ、花や室内はF値小さめ
暗い場所はISOを上げて、手ブレに注意
撮影のあとは設定をもとに戻す
設定は、使ううちに自然と身につきます。
講座では、実際にカメラを触りながら、
シーンに合わせた設定を一緒に練習しています。
気になった方は、
気軽にのぞいてみてくださいね。