夕焼け空を背景に、
人や木の形だけがくっきりと黒く浮かび上がるシルエット写真。
顔や細かい部分が見えないぶん、
見る人の想像がふくらんで、
どこか物語を感じるエモい一枚になりますよね。
じつはシルエット写真は、
カメラの明るさの設定さえわかれば、
初心者さんでもかんたんに撮れるんです。
この記事では、
シルエット写真の撮り方を、
夕暮れや夜の写真といっしょに6つのコツで紹介します。
シルエット写真とは?
シルエット写真とは、
明るい背景の前にあるものを、
真っ黒な影として写した写真のことです。
色や表情が消えるかわりに、
形だけが強調されます。
そのため、人のポーズや木の枝ぶりなど、
形がきれいなものがよく似合います。
1. 背景は「明るい空」を選ぶ
シルエットを作るには、
うしろがとても明るいことが条件です。
いちばん撮りやすいのは、
夕焼けや朝焼けの空。
明るい窓辺や、
水面の反射も使えます。

夕焼けの海を眺める人たちのシルエット。
空の色が背景になって、
人の形がくっきり浮かび上がります。
2. 明るさは「空」に合わせる
シルエット写真のいちばんのコツは、
明るい空に明るさを合わせることです。
カメラまかせだと、
手前の人や木を明るくしようとして、
空が白っぽくなってしまいます。
露出補正を−1.0〜−2.0くらいまで下げると、
空の色が濃くなり、
手前がすっと黒く沈みます。
3. 形がわかる「すき間」をつくる
シルエットは形がすべてです。
人を撮るなら、
腕と体の間にすき間をつくったり、
横向きに立ってもらったりすると、
形がわかりやすくなります。
何人か並ぶときは、
人と人が重ならないように少しずつ間をあけると、
すっきりした写真になります。

夕暮れの窓辺に立つうしろ姿。
窓の外の明るい空を背景に、
体の線がやさしく浮かび上がりました。
4. 木や建物もシルエットで楽しむ
シルエットの主役は、
人だけではありません。
枝を広げた木、
電柱、橋、山の稜線なども、
とても絵になります。

大きく枝を広げた木。
空を背景にすると、
枝の一本一本の形がくっきり見えます。
5. 夜や夕方の「青い時間」もねらい目
夕焼けのオレンジだけでなく、
日が沈んだあとの青い空もシルエットにぴったりです。
しっとりとした、
静かな雰囲気の写真になります。

日が沈んだあとの青い時間に。
空と海の青を背景に、
ひとりたたずむ姿が静かに浮かびます。

夕方の川辺に立つ人を、
小さく入れた一枚。
広い景色の中に人を小さく置くと、
さみしさや物語が生まれます。
6. 主役をしっかり「画面の中に」入れる
シルエットは、
形が欠けると何が写っているのかわかりにくくなります。
人なら頭から足先まで、
木なら枝先まで、
形がきれいにわかるように画面の中におさめましょう。
下のほうを少し空けて、
地平線や水平線を低めに置くと、
空の色も広く見せられます。
シルエット写真 よくある質問
Q. 顔が少し見えてしまい、
真っ黒になりません。
A. 露出補正をもっとマイナスにしてみてください。
また、背景の空がもっと明るい位置から撮ると、
手前が黒くなりやすくなります。
Q. スマホでも撮れますか?
A. 撮れます!
明るい空をタップしてピントと明るさを合わせ、
さらに明るさのマークを下げると、
シルエットになりますよ。
まとめ
シルエットは「明るい背景」と「暗く写す設定」でつくる
露出補正をマイナスにして、空に明るさを合わせる
形がわかるすき間をつくり、主役を画面にきちんとおさめる
シルエット写真は、
旅の夕暮れを特別な思い出にしてくれます。
ぜひ、夕焼けの空を見かけたら試してみてくださいね。
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