カメラの上についている、
「P」「A」「S」「M」と書かれたダイヤル。
「なんとなくオート(緑の四角マーク)のまま…」「どれを選べばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
カメラの撮影モードとは何か、
それぞれのモードの特徴と使い分けを、
初心者さんにもわかるようにやさしく解説します。
読み終わるころには、
「今日はこのモードで撮ってみよう」と思えるようになりますよ。
撮影モードとは?「カメラにどこまでおまかせするか」を決めるもの
写真の明るさは、
おもにF値(光の入り口の大きさ)とシャッタースピード(光を取りこむ時間)、
ISO感度(光を感じとる力)の3つで決まります。
撮影モードとは、
この3つをカメラにおまかせするか、
自分で決めるかを選ぶ設定のことです。
オート:ぜんぶカメラにおまかせ
P(プログラム):基本はおまかせ、ちょっとだけ自分で調整
A / Av(絞り優先):F値だけ自分で決める
S / Tv(シャッタースピード優先):シャッタースピードだけ自分で決める
M(マニュアル):ぜんぶ自分で決める
P(プログラム):オートから一歩ふみ出すなら
Pモードは、
明るさの組み合わせはカメラが決めてくれますが、
露出補正やホワイトバランスは自分で変えられるモードです。
「オートだと、明るさや色を変えられない…」と感じたら、
まずはPモードに切りかえてみてください。

木もれ日の道を、
少し明るめに仕上げた一枚。
Pモードは、
こんなお散歩スナップにぴったりです。
A / Av(絞り優先):いちばんおすすめのモード
絞り優先モードは、
F値だけを自分で決めて、
シャッタースピードはカメラにまかせるモードです。
背景をぼかしたいか、
くっきり見せたいかを自分で選べるので、
講座でも「まずはこれ」とおすすめしています。

神社の門をF5.6で。
建物全体がくっきり写るように、
少しF値を大きめにしました。

こちらはF3.5で、
手前の桜をふんわりぼかしています。
F値を変えるだけで、
写真の雰囲気ががらっと変わります。
S / Tv(シャッタースピード優先):動きを表現したいときに
シャッタースピード優先モードは、
シャッタースピードだけを自分で決めるモードです。
走る子どもやペットをピタッと止めたいとき、
反対に動きを流して表現したいときに活躍します。

駅のホームで、
シャッタースピードを1/15秒にして撮った一枚。
人物は止まり、
うしろがすーっと流れて、
スピード感が出ました。
M(マニュアル):慣れてきたら挑戦
Mモードは、
F値・シャッタースピード・ISO感度をすべて自分で決めるモードです。
星空や夜景など、
カメラまかせだと明るさが安定しない場面で力を発揮します。
最初はむずかしく感じるので、
A・Sモードに慣れてからでも大丈夫ですよ。

日が沈んだあとの海辺。
こんな暗い場面では、
明るさを自分で決められるMモードも便利です。
迷ったときの撮影モードの選び方
花・人物・カフェなど、背景をぼかしたい → A / Av
子ども・ペット・乗りものなど、動くもの → S / Tv
旅先でいろいろ撮りたい → P か A / Av
星空・夜景 → M
講座でも、最初の1か月はAモードだけで撮ってもらうことがあります。
ひとつのモードに慣れると、
ほかのモードもすっと理解できるようになりますよ。
撮影モード よくある質問
Q. ずっとオートではダメですか?
A. ダメではありません!
ただ、オートだと明るさや色を自分で変えられないので、
Pモードから試してみるのがおすすめです。
Q. Aモードで写真がブレてしまいます。
A. 暗い場所ではシャッタースピードが遅くなりがちです。
ISO感度をオートにして、
上限を3200〜6400くらいにしておくと安心ですよ。
Q. カメラによって表示がちがうのはなぜ?
A. メーカーによって、
絞り優先は「A」または「Av」、
シャッタースピード優先は「S」または「Tv」と表示がちがいます。
中身は同じなので安心してください。
まとめ
撮影モードは「どこまでカメラにおまかせするか」を決める設定
迷ったら絞り優先(A / Av)から始めるのがおすすめ
動きを表現したいときはS、星空や夜景はMを使う
撮影モードがわかると、
カメラが「自分の道具」になっていく感覚が楽しくなります。
ぜひ、ダイヤルを回して試してみてくださいね。
「自分のカメラで、実際に設定を教わりたい」という方は、
講座でお待ちしています。