「夕焼けを撮ったのに、目で見たほどオレンジにならない…」「お部屋で撮ると、なんだか黄色っぽい…」
そんな色味のモヤモヤを解決してくれるのが、
ホワイトバランスです。
ホワイトバランスを使いこなせると、
写真の色をあたたかくしたり、
ひんやり青くしたり、
自分の好きな雰囲気に変えられるようになります。
この記事では、
ホワイトバランスとは何かという基本から、
3つの使い方まで写真といっしょに解説します。
ホワイトバランスとは?「白を白く写す」ための調整
じつは光には、
それぞれ色があります。
夕日や電球の光はオレンジっぽく、
日陰や曇りの日の光は青っぽい。
人間の目は自動で補正してくれるので気づきにくいのですが、
カメラはその色をそのまま写してしまいます。
そこで、白いものがちゃんと白く写るように色を調整するのが、
ホワイトバランスの本来の役割です。
カメラのホワイトバランス設定
カメラには、
こんな設定が用意されていることが多いです。
オート:カメラが自動で調整してくれる
太陽光:晴れた日の屋外向け
くもり・日陰:写真があたたかい色になりやすい
電球・蛍光灯:写真が青っぽい色になりやすい
色温度(K=ケルビン)を数字で決められるカメラもあります。
数字を大きくするとあたたかく、
小さくすると青くなると覚えておくと便利です。
使い方1. あたたかい色味で、ほっこり仕上げる
夕焼けやカフェ、
おうちの写真など、
ぬくもりを伝えたい場面では、
あたたかい色味がおすすめです。
「くもり」や「日陰」にするか、
色温度を6000〜7000Kくらいにしてみてください。

海の夕暮れ。
オレンジとピンクが混ざった空の色を、
ほんのりあたたかく残しました。

カフェでくつろぐ姿も、
あたたかい色味にするとぽかぽかした空気が伝わります。

お店で撮ったごはんも、
照明の色をあえて残すと、
その場の雰囲気がそのまま写真になります。
黄色っぽさも、
味方にできるんです。
使い方2. ひんやり青い色味で、静かな雰囲気に
日が沈んだあとの青い時間や、
冬の朝など、
静かでクールな雰囲気を出したいときは、
青い色味がおすすめです。
「電球」や「蛍光灯」にするか、
色温度を4000K前後まで下げてみてください。

日没後の海辺の道。
空も海もしんとした青に包まれて、
冬の夕方の冷たい空気まで伝わってきます。

夕暮れの港も、
青みを少し残すと、
どこかさみしくて美しい一枚に。
使い方3. 見たままの色を残したいときは「オート」か「太陽光」
旅先の景色や料理など、
見たままの色を残したいときは、
オートか太陽光にしておけば大丈夫です。

透明な海の青は、
あまりいじらず見たままの色で。
自然の色がいちばんきれいなこともあります。
場面別・おすすめのホワイトバランス
迷ったときは、
こんな組み合わせから試してみてください。
夕焼け・朝焼け:くもり・日陰(オレンジがより濃くなる)
カフェ・おうち:オートかくもり(ぬくもりのある色に)
雪景色・冬の朝:太陽光か少し低めの数字(白がすっきり)
夜の街・イルミネーション:電球(青みが出て、光がきれいに)
同じ場面で、
設定を変えながら何枚か撮り比べてみるのもおすすめです。
「わたしはこの色が好き!」という色が見つかると、
写真を撮るのがもっと楽しくなりますよ。
撮った写真の色に統一感が出てくると、
SNSやアルバムに並べたときもぐっと素敵に見えます。
講座でよくあるつまずき
講座でよく聞くのが、
「前に変えたホワイトバランスのまま撮っていて、全部の写真が真っ青に…」というお悩みです。
ホワイトバランスを変えたら、
撮り終わったあとにオートに戻すクセをつけておくと安心ですよ。
ホワイトバランス よくある質問
Q. フィルムっぽい色にするには?
A. 少しあたたかめ(くもり・日陰、または5500〜6500K)にして、
明るさを少し上げるのがおすすめです。
Q. あとから編集で変えられますか?
A. 編集アプリで変えられます。
RAWで撮っておくと、
画質を落とさずにより自由に調整できますよ。
Q. スマホでも変えられますか?
A. 写真アプリの編集画面で「色温度」や「暖かみ」を動かすと、
同じように調整できます。
まとめ
ホワイトバランスは、写真の「色味」を調整する機能
あたたかくしたいなら、くもり・日陰や数字を大きく
青くしたいなら、電球・蛍光灯や数字を小さく
色味を変えるだけで、
同じ景色でもまったくちがう物語になります。
ぜひ、好きな色を探してみてくださいね。
「実際にカメラを触りながら教わりたい」という方は、
講座でお待ちしています。