こんにちは、吉田結妃です。
新しいことを始めたいのに、「でも、失敗したらどうしよう」と手が止まる。やりたい気持ちと、止める気持ちが、心の中でぶつかる。そんな経験はありませんか。
私は占星術で、ホロスコープの天体を、心の中に住んでいる「住人」として見ています。住人たちが頭の中でいつもおしゃべりをしている様子を描いた図が、ホロスコープです。今日はその住人のなかから、大人の心で特に出番が多い土星を紹介します。
土星は「ちゃんとしなきゃ」のおじいさん
西洋占星術で土星は、ルールや責任を表す星です。「こうすべきだ」「そんなことをしてはいけない」と、厳しいことを言ってくる頑固なおじいさんのような住人です。
嫌われ役になりがちですが、時間をかけたものに確かな成果をもたらしたり、地に足をつけて社会と関われるよう見守ってくれたりする存在でもあります。
私自身、例えば、新しい講座を始めるときに土星の声が「まだまだ準備が足りない!もっとやれぇ」と何度も言ってくることを感じてしまいます。「お前はダメだ」ってダメ出しするのが土星なのです。
土星の声が聞こえるのは、こんなとき
1. 「それ、本当にできる?」と確かめるとき
始める前に「お金は? 時間は?」と現実を確認する声です。うるさく感じても、計画を地に足のついたものにしてくれます。
2. 約束や締め切りを守ろうとするとき
「やると言ったから、やる」と、気分が乗らない日も続ける力です。積み上げたものが、あとから自信になることがあります。
3. 「ここまで」と線を引くとき
頼まれごとに「今回は難しいです」と言えるのも土星の働きです。自分の時間や体力の境界線を守ることは、人との関係を長く保つことにもつながります。
4. 人前で失敗したくなくて、慎重になるとき
何度も頭の中で練習したり、準備に時間をかけたりする動きです。「臆病」と見られがちですが、丁寧さや信頼感につながる面もあります。
5. 「ちゃんとしなきゃ」と自分に言い聞かせるとき
親や先生に言われたルールが、大人になっても心の中で響き続けることがあります。この声は自分を守ってくれる一方で、強くなりすぎると苦しくなることもあります。
思い当たる声はありましたか。大切なのは、土星を追い払うことではありません。「いま土星が強く出ているな」「今日はほとんど聞こえないな」と、少し離れて気づいてみることです。声に気づくだけで、その声との距離が取りやすくなることがあります。
ひとつだけ試してみてください:「やりたい声」と「止める声」を一行ずつ書く
土星と対話するミニワークです。
紙に、最近「やってみたいな」と思ったことを一つ書きます。
その横に、頭の中で聞こえた「でも…」の声を、そのまま一行で書きます。
例
やりたい声:「ずっと気になっている旅行に申し込みたい」
止める声:「今は忙しいし、もう少し落ち着いてからにしたら?」
書けたら、「止める声」にこう声をかけてみてください。「心配してくれてありがとう。止めることで、私の何を守ろうとしてくれているの?」
返事が浮かばなくても大丈夫です。「この声は、私を守ろうとしているのかも」と眺めるだけで十分です。このように「心の中で起きていること」として考えるのが私の占星術の講座で、とても大事にしているところです。
また土星がどんなモチベーションがあり、どんな他の住人(惑星)と関わっているのかを詳細を考えていくのが西洋占星術です。