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星空の撮り方|カメラ初心者でも冬の星がキラキラ写る5つのステップ

星空の撮り方|カメラ初心者でも冬の星がキラキラ写る5つのステップ

旅先で見上げた、
こぼれそうなくらいの星空。

「この景色を残したい!」とカメラを向けたのに、
真っ暗なだけの写真になってしまった…そんな経験はありませんか?

星空の撮り方は、
じつは決まった設定をまねするだけで、
初心者さんでもちゃんと写せます。

この記事では、
空気が澄んで星がよく見える冬にぴったりの撮り方を、
5つのステップで紹介します。

写真はすべて、
山あいの川沿いで同じ日に撮ったものです。

1. 星空撮影は「場所と日にち選び」が8割

星空をきれいに撮るために、
いちばん大切なのは撮る場所と日にちです。

街の明かりや月の光があると、
空が明るくなって星が見えにくくなります。

だから、

  • 街から離れた、まわりが暗い場所を選ぶ

  • 新月の前後(月が出ていない日)をねらう

  • 雲のない、晴れた夜を選ぶ

この3つがそろうと、
肉眼でもびっくりするくらい星が見えます。

冬は空気が澄んでいるので、
星空撮影にはうれしい季節です。

星空の撮り方 明るいうちに下見した川と石の橋

おすすめは、
明るいうちに下見をしておくこと。

真っ暗になると足もとも見えないので、
どこにカメラを置くか、
昼のうちに決めておくと安心です。

夕方の山あいの川 星空撮影の前の下見

夕方の川の様子です。

この山の稜線(りょうせん)が、
夜には星空のシルエットになります。

2. 星空のカメラ設定はこれだけ覚えればOK

講座で「星空の設定がむずかしそう」と言われることが多いのですが、
基本の数字は決まっています。

まずはこのままマネしてみてください。

  • 撮影モード:M(マニュアル)

  • F値:いちばん小さい数字(F2.8など)

  • シャッタースピード:15〜20秒(24mmくらいの広角の場合)

  • ISO感度:1600〜3200

  • ホワイトバランス:4000K前後(「蛍光灯」でもOK)

F値は光を取りこむ「窓の大きさ」、
シャッタースピードは「窓を開けておく時間」のようなもの。

暗い夜空なので、
窓を大きく、
長く開けてあげるイメージです。

星空 カメラ 設定 F2.8 30秒で撮った山の上の星空

この写真はF2.8、
シャッタースピード30秒で撮りました。

ホワイトバランスを低めにすると、
夜空がすーっと澄んだ青になります。

ちなみに、シャッターを長く開けすぎると、
地球が回っている影響で星が少しずつ線のように伸びてしまいます。

点のように写したいときは、
「500÷焦点距離」秒くらいを目安にすると◎です(24mmなら約20秒)。

3. 三脚とセルフタイマーでブレをなくす

20秒近くシャッターを開けるので、
手持ちではまずブレてしまいます。

三脚は必ず使いましょう。

もうひとつ大事なのが、
セルフタイマー(2秒)。

シャッターボタンを押した瞬間の小さな揺れも、
星空ではブレの原因になります。

三脚に乗せているときは、
カメラの手ブレ補正をオフにしておくと安心です(機種によっては、補正がかえってブレの原因になることがあります)。

三脚で縦構図に撮った冬の星空

縦構図で、空を広く入れた一枚。

三脚でしっかり固定すると、
細かい星までキラキラ写ってくれます。

4. ピントは「マニュアル」で明るい星に合わせる

講座でいちばん多いつまずきが、
「ピントが合わない」というお悩みです。

暗い夜空ではオートフォーカスがうまく働きません。

そこで、フォーカスをMF(マニュアル)に切りかえます。

  • 液晶画面で、明るい星をひとつ見つける

  • 拡大表示にして、ピントリングをゆっくり回す

  • 星がいちばん小さな点になったところでストップ

レンズの「∞(無限遠)」マークにぴったり合わせても、
少しずれていることが多いので、
必ず拡大して確認するのがコツです。

ピントをマニュアルで合わせてズームで切り取った星座

ズームして、
星が集まっているところを切り取りました。

ピントがぴたっと合うと、
星の一つひとつが小さな宝石みたいにくっきり光ります。

5. 山や木のシルエットを入れて「物語のある星空」に

空だけを撮ると、
どこで撮ったかわからない写真になりがちです。

山の稜線や木、
家の明かりなど、
地上の風景を少しだけ入れると、
ぐっと奥行きが出ます。

目安は空7:地上3くらいです。

星空の撮り方 山のシルエットと家の明かりを入れた構図

山すそに見えた家の明かりを入れて。

小さなあたたかい光があるだけで、
ほっとする物語が生まれます。

山の稜線と地平線の光を入れた星空

山のあいだから、
地平線のあたりがほんのり明るく見えています。

こんな光のグラデーションも、
星空写真ならではの魅力です。

手前の草地と山を入れて撮った星空

手前の草地まで入れると、
その場に立っているような臨場感が出ます。

星空の撮り方 よくある質問

Q. スマホでも星空は撮れますか?

A. 最近のスマホは「ナイトモード」で明るい星なら写せることもあります。

ただ、数秒〜数十秒じっとさせる必要があるので、
スマホ用の三脚があると成功率がぐっと上がります。

Q. 撮ってみたら真っ暗でした…

A. まずはISO感度を3200〜6400まで上げてみてください。

また、暗い場所では液晶画面が明るく見えるので、
思ったより暗く写っていることも。

ヒストグラム(明るさのグラフ)もチェックしてみましょう。

Q. 冬の星空撮影で気をつけることは?

A. 寒いとバッテリーが早くなくなるので、
予備バッテリーをポケットで温めておくと安心です。

手袋やカイロなど、
あったか対策もしっかりしてくださいね。

まとめ

  • 暗い場所・新月・晴れの日を選び、明るいうちに下見する

  • 設定はM・F値最小・15〜20秒・ISO1600〜3200から

  • 三脚+セルフタイマー、ピントはマニュアルで星を点に

冬の澄んだ空に広がる星空

はじめての星空撮影は、
ちょっぴりドキドキするもの。

でも、液晶に星がふわっと浮かび上がった瞬間は、
きっと忘れられない思い出になります。

「設定を一緒に確認しながら教わりたい」という方は、
講座でお待ちしています。

冬の星空、ぜひいっしょに楽しみましょう。

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この記事を書いた先生
白石 悠 プラチナバッジ
わからない事何度でも聞きやすいカメラマン
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23歳の頃、務めていたブラック会社を辞め精神を崩してまで働くことに疑問を感じ「歩いて日本一周」の旅へ。 約三年間全国を行脚し、思い出を残すため一眼レフを購入。 旅をする中で、多くの人に出会いお世話になった人を写真に収めることがきっかけで、カメラマンを目指すようになりま…

白石 悠