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Metaの新AI「Muse」、もう使ってみました?市場調査からInstagramの投稿戦略まで試してみた

Metaの新AI「Muse」、もう使ってみました?市場調査からInstagramの投稿戦略まで試してみた

以前、Threadsでも紹介したMetaのAI「Muse(ミューズ)」。

2026年10月23日から日本でも提供が始まったので、
今度は自分のブランドで実際に使ってみました。

これが、思っていた以上に面白かったんです。

自分のブランド情報を伝えて、市場や競合について調べてもらったところ、3C分析、4P分析、SWOT分析、ペルソナ分析まで、かなり具体的な結果が返ってきました。

さらに、その分析をもとにInstagramの投稿戦略まで考えてもらえました。

今まで時間をかけていたリサーチや情報整理が、かなり楽になる可能性を感じています。

ただ、実際に使ってみると「これは便利!」と思う部分もあれば、「いや、そこは違うよ」と修正が必要な部分もあったので、今回は、私の受講生から優先的に、実際に試した内容と注意点、そして皆さんが自分の商品やサービスで試せる指示文を紹介したいと思います。

MuseってどんなAI?

Museは、InstagramやFacebookを運営するMetaが開発したAIエージェントです。

2026年9月に発表され、10月23日から日本でも提供が始まりました。

通常のチャットAIのように質問に答えるだけでなく、必要な情報を調べたり、複数の作業を計画して進めたり、接続したサービスを操作したりできるのが特徴です。

例えば、商品やサービスを販売している人なら、次のような活用が考えられます。

  • 市場や競合のリサーチ

  • 自分の商品・サービスの特徴整理

  • ターゲットや購入動機の分析

  • Instagramの投稿企画

  • 商品説明や発信内容の改善案作成

Instagramとの連携も案内されていますが、投稿制作や予約公開など、実際に利用できる操作は連携状況や機能によって異なります。

今回私が試したのは、主に市場分析とInstagramの戦略づくりです。投稿の自動公開や、売上改善まで検証できたわけではありません。

Muse公式サイト:https://muse.ai/

実際に信楽焼のブランドで試してみました

私は、信楽焼のアクセサリーブランド「ふぉーちゅなる」を運営しています。

Instagramから商品販売につなげるために、どんなお客様に何を伝えればいいのか、改めて整理したいと考えていました。

そこでMuseにブランドの情報や販売ページを伝え、マーケティング担当者として調査・分析してもらいました。

以下は私が行ってもらった分析です。

3C分析

顧客・競合・自社を整理して、市場の中でどのような立ち位置にいるのかを考える分析です。

4P分析

商品・価格・販売場所・販促方法の4つから、販売戦略を整理する分析です。

SWOT分析

自社の強み・弱みと、市場にある機会・脅威を整理する分析です。

クロスSWOT分析

強みや弱みを、市場の機会や脅威と組み合わせ、具体的な施策を考えます。

ペルソナ・購買動機の分析

どんな人が、どんな理由で商品を選ぶ可能性があるのかを検討します。

ここまでの内容を自分で調べたりchatGPTやジェミニを用いながら整理するとなると、かなりの時間がかかります。クロードはもっと時間がかかるのでリサーチ向きではないなあとつくづく。

もちろんAIが出した資料をそのまま完成形にはできませんが、いんすた内部のデータをしっかり読み込んでリサーチをしてくれるので最初のたたき台としては十分に活用できると感じました。

AIの分析が間違っていた話

ただ、今回、最初の分析では「金属アレルギーに悩む女性」が重要なターゲットとして提案されました。

でも、私のブランドでは金属製の金具を使用しています。

ブランド全体を金属アレルギー対応として紹介するのは適切ではありません。

また、実際の販売では、ピアスよりイヤリングを選ばれるお客様が多いという情報も、最初の分析には十分に反映されていませんでした。

そこで、その事実を伝えて分析を修正してもらいました。

すると、ターゲットの考え方が変わりました。

イヤリングを選ぶ人、デザインに魅力を感じる人、信楽焼という素材や伝統工芸に価値を感じる人、贈り物を探している人など、複数の可能性を検討する内容になったんです。

ここで大切なのは、イヤリングを購入する人が多いからといって、必ずしも「イヤリングだから購入した」とは限らないことです。

デザインが気に入ったことが最初のきっかけで、イヤリングを選べることが購入の条件だったのかもしれません。

つまり、AIが提案したターゲットも、まだ仮説です。

実際の購入理由は、お客様の声や販売実績、投稿への反応を確認しながら検証する必要があります。

今回改めて感じたのは、AIはもっともらしい分析を作ることができるけれど、その内容が正しいとは限らないということでした。リサーチは得意、私のことを分析して壁打ちしてくれるのは得意、文章を書くのが得意など、それぞれやはり長所と短所が存在するので、複合的に掛け合わせて、自分のポジションを確立する。

AIを過信するのではなく、ダメなところはダメ、いいところはいいと突っ込める思考力を持つことがやっぱり大切なんだなって改めて思いました。

Museは危険?気になる情報について

Museについては、便利だという声だけでなく、安全性や個人情報の取り扱いを心配する情報もあります。

ここは、すべてをデマとして片付けるのも、すべてを危険だと考えるのも適切ではありません。

実際に、2026年9月には、セキュリティ研究者がMuseの脆弱性を報告したことが報道されています。

一方、Metaは利用者ごとに隔離された仮想環境、操作履歴の確認、アプリごとのアクセス権限管理、重要操作前の承認などの安全対策を説明しています。

ただし、安全対策があるからといって、リスクがゼロになるわけではありません。

私なら、まず次のことを確認して利用します。

  • 最初は公開済みの商品情報やブランド情報だけを渡す

  • 顧客名簿や個人情報、未公開の機密資料を安易に入力しない

  • Instagramなどのサービスを接続するときは、アクセス権限を確認する

  • 必要のない連携は行わず、不要になった連携は解除する

  • AIが作った投稿や画像は、公開前に必ず確認する

  • AIの調査結果や数字は、出典を確認する

  • AIによる外部操作は、内容と影響を理解してから承認する

また、MetaはMuseとのやり取りをAIモデルの学習に使わせないためのオプトアウト設定も案内しています。

便利なツールだからこそ、何を任せるかを自分で決めることが大切だと思います。

自分の事業でも試してみよう!無料テンプレート

ここからは、実際に私が試した流れを、皆さんが使いやすいように整理した指示文です。

Museに限らず、調査機能のあるChatGPTなどでも応用できます。ただし、利用するAIによってできることは異なります。

一度にすべてを依頼するより、3つの段階に分けて進めるのがおすすめです。

STEP 1|まず、自分の事業を理解してもらう

以下の文章をコピーし、自分の事業情報を入力してください。

※すでに使ってるAIがあるなら、そっちにこちらを入れて、足りている情報足りていない情報を分けて考えるといいと思います。

【テンプレート①】

あなたには、私の事業のマーケティング担当として、商品・顧客・市場・競合を理解し、販売につながる戦略を一緒に考えてほしいです。

まず、以下の情報を読み、私の事業の特徴を整理してください。

事業名:
商品・サービス:
公式サイト・販売ページ:
主な販売場所:
価格帯:
ブランドの理念:
大切にしていること:
実際によく売れている商品:
お客様からよく聞く声:
現在困っていること:
今後の目標:

不明な情報は勝手に補わず、必要なことを質問してください。

STEP 2|市場・競合・お客様を分析してもらう

【テンプレート②】

私の事業について、提供した情報と確認できる公開情報をもとに、以下の分析をしてください。

  1. 3C分析

  2. 4P分析

  3. SWOT分析

  4. クロスSWOT分析

  5. 想定顧客と購入動機の分析

競合や市場については、できる範囲で最新情報を調査し、出典も示してください。

確認できた事実、推測した内容、まだ確認できていない情報を区別してください。

実際の購入者について、根拠なく決めつけないでください。

分析に必要な情報が不足している場合は、私に質問してください。

STEP 3|Instagramの投稿戦略を考えてもらう

【テンプレート③】

これまでの分析をもとに、私の商品・サービスの購入や申込みにつながるInstagramの投稿戦略を考えてください。

現在の投稿方法が正しいとは限らないので、必要なら改善案を提案してください。

ターゲット、投稿テーマ、リール・カルーセルなどの形式、投稿頻度、販売導線を検討してください。

そのうえで、1週間分の投稿企画を作ってください。

各投稿について、次の内容を整理してください。

  • 誰に届ける投稿なのか

  • 何を伝えるのか

  • なぜその内容がターゲットに合うのか

  • どんな行動につなげたいのか

最後に、最も優先度の高い投稿を1本、構成とキャプションまで具体的に作ってください。

画像制作や投稿予約に対応している場合は、何ができるか説明してください。私の確認なしに公開しないでください。

AIが作った投稿、本当にそのまま使っていい?

ここが、私が特に大切だと思っているところです。

AIに投稿や動画を作ってもらったら、完成したものを一度、自分でも見てみてください。

まずは、その投稿を初めて見る人になったつもりで考えます。

「面白いと思うかな?」

「続きを見たいと思うかな?」

そして、もう一つ大切なのが、ターゲットの気持ちになりきって考えることです。

自分が面白いと思う投稿と、お客様が魅力を感じる投稿は、必ずしも同じではありません。

例えば、アクセサリーを作っている人なら、制作工程や素材の特徴を見せたいと思うかもしれません。

でも、お客様は「自分が身につけたらどう見えるかな」「どんな服に合うかな」というところが気になっているかもしれません。

だから、ターゲットになりきって、初めてその動画を見たと仮定してみてください。

「最初の数秒で興味を持つかな?」

「最後まで見たいと思うかな?」

「商品ページを開いてみたいと思うかな?」

「自分のお金を出して買いたいと思うかな?」

この視点で見直すと、AIが作った投稿でも、修正した方がいい部分が見えてくることがあります。

もちろん、ターゲットになりきって考えたことも、まだ仮説です。

最終的には、実際の投稿の数字やお客様の反応と照らし合わせて判断する必要があります。

AIに作ってもらうことと、その投稿が人の心を動かすことは別の話です。

分析結果を確認する5つのポイント

投稿を公開する前に、次のことも確認してみてください。

  1. 商品やサービスについて、間違った説明はないか

  2. ターゲットを勝手に決めつけていないか

  3. 市場や競合の情報に根拠はあるか

  4. 見る人にとって面白く、役立つ内容になっているか

  5. 商品の購入やサービスの申込みにつながる内容になっているか

AIが出した最初の回答を、そのまま正解にする必要はありません。

違うと思ったら修正してもらえばいいですし、分からないことがあれば、さらに質問してみてください。

分析したあと、何をすればいい?

ここまでできたら、次は実際に投稿して反応を確認してみましょう。

投稿を作る時間が短くなれば、その分、商品やサービスを良くすること、お客様について考えることに時間を使えるようになります。

ただ、AIの分析結果が自分の事業に合っているか分からない、ターゲットの考え方に迷う、投稿や販売導線に落とし込めないということもあると思います。

そんなときは、ストアカの時間制個別相談で一緒に整理できます。

AIの分析結果や実際の商品・サービスを見ながら、どこを修正し、何から実行するとよいかを考えていきます。

▼時間制個別相談はこちら

【起業・副業なんでも相談】AI・集客・ブランディング・思考整理まで

https://www.street-academy.com/onetime/services/910

まずは今回のテンプレートを使って、自分の事業で試してみてくださいね。

▼他の記事はこちら↓

https://note.com/yutagaku


参考情報:
Meta公式 Muse日本提供開始
https://about.fb.com/ja/news/2026/10/muse-personal-ai-agent-launches-in-japan/

※2026年11月3日時点の情報です。機能や利用条件は今後変更される可能性があります。

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この記事を書いた先生
奥田 あやの プラチナバッジ
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●年間受講者数700名越!新人先生賞受賞 ●Udemyと合わせて、3670人以上が受講中 社会人時代は底辺、最低賃金で働くただの主婦でした。 仕事を頑張れば頑張るほど、他の人の仕事まで押し付けられ、帰る時間も遅くなり保育園に行く娘に「早く準備して!」とどなるだけの怒…

奥田 あやの