カフェで料理が運ばれてきたとき、
思わずカメラやスマホを向けたくなりますよね。
でもあとで見返すと、
「実物はもっとおいしそうだったのに…」「なんだか暗くて地味」と感じることはありませんか?
料理の写真は、
光・角度・距離の3つを少し意識するだけで、
見違えるほどおいしそうに撮れるようになります。
この記事の写真は、
すべて同じ日に、
一軒のカフェで撮ったものです。
お店で気軽に試せる6つのコツを、
実際の写真と一緒に紹介します。
1. 窓際の席を選んで、自然光で撮る
料理をおいしそうに撮るためにいちばん大切なのが光です。
お店の照明は黄色っぽかったり、
真上から当たって影が強くなったりしがちです。
できれば窓際の席を選んで、
窓から入るやわらかい自然光で撮りましょう。

窓際の席で、
テーブル全体を撮った一枚です。
左奥の窓から光が入り、
器のふちや麺のスープがつやつやと光っています。
料理全体がやさしく照らされて、
ランチのゆったりした時間が伝わってきます。
光は、料理の横や斜め後ろから当たるのが理想です。
真正面から光が当たると平べったい印象になりますが、
横や後ろからの光だと、
料理に立体感やつやが生まれます。
2. 斜め45度くらいの角度から撮る
料理を撮るときに迷ったら、
まずは座ったときの目線に近い、
斜め45度くらいの角度から撮ってみましょう。
実際に食べるときに見ている角度なので、
「おいしそう」と感じやすい写真になります。

緑色の麺のスープ料理を、
斜め上から撮りました。
器を画面に対して少し斜めに置くと、
まっすぐ置くよりも動きが出て、
写真が生き生きとします。
手前の木のスプーンも、
食べる前のわくわく感を伝えてくれています。
3. ぐっと近づいて、主役を大きく
テーブル全体を撮ったら、
次は主役の料理にぐっと近づいてみましょう。
具材や麺の質感、
スープのつやがよく見えると、
見る人の「食べたい!」という気持ちが高まります。
ひとつ前の写真も、
器のはしが少し画面からはみ出すくらいまで近づいて撮っています。
麺の一本一本や、
上にのった貝や薬味まで見えると、
それだけで「食べたい!」と感じてもらえます。
大胆に切り取るほど、
料理の存在感が増しますよ。
撮る前に、テーブルの上も少し整えておきましょう。
おしぼりの袋や伝票、
スマホなど、
料理と関係のないものが写りこむと、
生活感が出てしまいます。
画面の外にそっとよけておくだけで、
写真がぐっとすっきりします。
4. 明るめに撮ると、おいしそうに見える
料理の写真は、
少し明るめに撮るのがおすすめです。
暗い料理写真は、
どうしても冷めた印象になってしまいます。
露出補正を「+0.3〜+1.0」くらいにすると、
ふんわりとあたたかい雰囲気になります。
また、ホワイトバランスがオートのままだと、
お店の照明の色によっては料理が青っぽく写ることもあります。
そんなときは「くもり」や「日陰」に変えてみると、
色があたたかくなって、
よりおいしそうに見えます。
5. 小さなものは、背景をぼかして主役に
デザートや小鉢など、
小さなものを撮るときは背景をぼかすと、
主役がぐっと引き立ちます。
F値を小さくして、
被写体に近づいて撮りましょう。

お膳に添えられていた、
猫の形をしたかわいい一品です。
縦構図で近づいて撮り、
後ろのテーブルはやわらかくぼかしました。
木のテーブルのあたたかい色だけが残り、
猫の形と緑の器がくっきりと浮かび上がっています。

同じものを、
少し高い位置から角度を変えて撮りました。
トレーのふちが斜めに入ったことで、
画面に動きが出ています。
同じ被写体でも、
高さや角度を変えて何枚か撮っておくと、
あとで選ぶのが楽しくなりますよ。
6. お店の雰囲気がわかる一枚も撮っておく
料理だけでなく、
お店のインテリアや窓辺の小物も撮っておくと、
あとで見返したときに「どんなお店だったか」がよみがえります。
SNSに投稿するときも、
料理の写真と組み合わせると素敵です。

席の横の窓辺に置かれていた多肉植物です。
窓の外の光を背にして、
葉のふちがやわらかく光っています。
料理の写真の間にこうした一枚をはさむと、
お店の空気感まで伝わります。
まとめ
窓際の席を選んで、自然光で撮る
まずは斜め45度、食べるときの目線で撮る
ぐっと近づいて、主役の料理を大きく写す
露出補正をプラスにして、明るめに撮る
小さなものは、背景をぼかして主役にする
お店の雰囲気がわかる一枚も撮っておく
今回の写真はすべて同じ日に、
一軒のカフェで撮ったものです。
料理が冷めてしまわないよう、
撮影はさっと手早く済ませて、
おいしいうちにいただくのも大切なマナーですね。
ほかのお客さんが写りこまないように気をつけながら、
次のカフェでぜひ試してみてください。
もっと上手に撮りたい方は、
講座で一緒に練習しましょう。