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猫をかわいく撮るコツ

猫をかわいく撮るコツ

おうちの猫や、
遊びに行った先で出会った猫。

「かわいい!」と思ってカメラを向けたのに、
あとで見返すとなんだか普通の記録写真になっている…という経験はありませんか?

猫の写真は、
ちょっとしたコツを知るだけで見違えるほどかわいく撮れるようになります。

この記事の写真は、
すべて同じ日に、
室内で撮ったものです。

特別なスタジオや照明はなくても、
撮り方を少し変えるだけでこれだけ表情の違う写真が撮れる、
ということを感じてもらえたらうれしいです。

1. 猫の目線の高さまでカメラを下げる

いちばん効果があるのが、
カメラの高さを猫の目線に合わせることです。

人が立ったまま撮ると、
どうしても上から見下ろした写真になり、
猫が小さく見えてしまいます。

思い切って床に座る、
寝転がる。

それだけで、
猫と向き合っているような、
親しみのある写真になります。

cat-eye-level

猫と同じ高さから撮ると、
まっすぐ目が合って「なあに?」と話しかけられているような一枚になります。

正面から見た顔の模様もよくわかりますね。

2. 上から撮るなら「見上げる瞬間」を狙う

とはいえ、上から撮る写真がダメというわけではありません。

上から撮るときは、
猫がこちらを見上げた瞬間を狙ってみてください。

頭が大きく、
体が小さく写るので、
子猫のような愛らしい雰囲気になります。

名前を呼んだり、
カメラの上でおもちゃを小さく振ったりすると、
ふっと顔を上げてくれることがあります。

cat-looking-up

さっきと同じ猫を、
立ったまま上から撮った一枚です。

こちらを見上げる丸い目と、
床に広がる余白のおかげで、
甘えて待っているような雰囲気になりました。

目線の高さを変えるだけで、
同じ猫でもこんなに印象が変わります。

3. ピントは「目」に合わせる

人の写真と同じで、
猫の写真も目にピントが合っているかどうかで印象が大きく変わります。

体のどこかにピントが合っていても、
目がぼやけていると「なんだか惜しい」写真になってしまいます。

AFエリアを「1点(シングルポイント)」にして、
手前側の目にピントを合わせましょう。

最近のカメラなら「動物瞳AF」がついている機種も多いので、
設定メニューを確認してみてください。

tabby-eye-focus

青緑色の目にピントがぴたりと合っているので、
ひげの一本一本まで生き生きと見えます。

耳や背中は少しボケていても、
目がくっきりしていれば「この子を撮った写真」として成立します。

4. 窓辺のやわらかい光で撮る

室内で猫を撮るなら、
窓の近くがいちばんのおすすめです。

窓から入る自然光は、
レースのカーテン越しだとさらにやわらかくなり、
毛並みをふんわりと照らしてくれます。

フラッシュは猫を驚かせてしまううえ、
光が硬くなって雰囲気も出にくいので使わないようにしましょう。

暗いときはISO感度を上げて明るさを補えば大丈夫です。

tabby-window-light

窓のすぐそばで撮った一枚です。

カーテン越しの光が横から当たり、
胸元やひげのふちがふんわりと白く光っています。

光が当たっている側と影の側ができることで、
毛並みの立体感もよく伝わりますね。

5. 逆光で「シルエット」を楽しむ

窓辺では、あえて窓を背にした猫を逆光で撮るのもおすすめです。

猫が暗く沈んでシルエットになり、
耳の形や背中の丸みが際立ちます。

カメラまかせだと猫を明るく写そうとして、
背景が真っ白に飛んでしまうことがあります。

そんなときは露出補正をマイナスにして、
窓の外の明るさに合わせてみてください。

cat-silhouette

窓の外をじっと眺める後ろ姿。

顔は見えなくても、
ぴんと立った耳と丸い背中のシルエットだけで、
外が気になって仕方ない気持ちが伝わってきます。

こういう静かな一枚も、
猫写真の楽しみのひとつです。

6. 背景を暗くして、猫を浮かび上がらせる

室内には家具や生活用品など、
写したくないものがたくさんありますよね。

そんなときは、
猫の後ろが暗くなる位置から撮ってみましょう。

窓からの光が猫だけに当たり、
背景が暗く沈むと、
余計なものが目立たず猫がくっきり浮かび上がります。

F値を小さくして背景をぼかすと、
さらに主役が引き立ちます。

tabby-dark-background

窓からの光が横顔だけを照らし、
後ろの部屋は暗く沈んでいます。

部屋の中のものはほとんど写っていないので、
耳の透け感やふわふわの毛並みに自然と目がいきますね。

7. その子らしいしぐさを待つ

最後のコツは、
焦らずに待つことです。

猫は思いどおりのポーズをとってくれません。

だからこそ、
カメラを構えたまま少し待ってみると、
何かをじっと見つめる、
においをかぐ、
ふと目を閉じるなど、
その子らしい一瞬に出会えます。

連写モードにしておくと、
しぐさの流れの中から一番いい瞬間を選べるので便利です。

tabby-looking-down

高いところから、
下の何かをじっと見つめているところです。

前足をそろえて身を乗り出す姿勢に、
「何かいる…?」という好奇心があふれています。

こうしたしぐさは、
構えたまま待っていたからこそ撮れた一瞬です。

まとめ

  • 床に座って、猫の目線の高さから撮る

  • 上から撮るなら、見上げる瞬間を狙う

  • ピントは「目」に合わせる

  • 窓辺のやわらかい自然光で撮る(フラッシュは使わない)

  • 逆光でシルエットを楽しむ

  • 背景を暗くして、猫を浮かび上がらせる

  • 焦らず、その子らしいしぐさを待つ

今回の写真はすべて同じ日、
同じ部屋で撮ったものですが、
目線の高さや光の向きを変えるだけで、
これだけいろいろな表情を残すことができました。

特別な機材がなくても、
今日からすぐに試せることばかりです。

「もっと上手に撮れるようになりたい」と思った方は、
ぜひ講座で一緒に練習しましょう。

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この記事を書いた先生
白石 悠 プラチナバッジ
わからない事何度でも聞きやすいカメラマン
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23歳の頃、務めていたブラック会社を辞め精神を崩してまで働くことに疑問を感じ「歩いて日本一周」の旅へ。 約三年間全国を行脚し、思い出を残すため一眼レフを購入。 旅をする中で、多くの人に出会いお世話になった人を写真に収めることがきっかけで、カメラマンを目指すようになりま…

白石 悠