「絵を描いてみたいけれど、私は絵が苦手なんです。」
こんな言葉をよく聞きます。
「子どもの頃から絵が苦手でした」
「形を上手に描けません」
「見たものをそのまま描くことができません」
でも、私は「絵が苦手」という言葉を、少し違う角度から考えてみてもいいのではないかと思っています。
そもそも、絵は「写真のように正確に描くこと」が目的なのでしょうか?
私は、そうではないと思っています。
もちろん、見たものを正確に描く技術も、絵を描く方法のひとつです。
でも、絵にはもっと自由な楽しみ方があります。
例えば、動物を描くときも、輪郭を完璧に再現する必要はありません。
まずは大まかな形を捉えて、そこに一色ずつ色を置いていきます。
最初は「これは何の形だろう?」と思うような状態でも、色を重ねていくうちに、少しずつ形が見えてくることがあります。
そして、完成した絵は、同じ写真を見て描いていても一人ひとり違います。
それでいいのです。
むしろ、その違いこそが、その人の個性だと思います。
「上手に描かなければ」と思う気持ちを少し手放して、まずは色を楽しんでみませんか?
絵を描くことは、正解を探すことではなく、自分だけの表現を見つける時間でもあります。