こんにちは、ストアカ講師サポートチームです。
突然ですが、
「ワークショップの値段は、いくらにすればいいんだろう」
「相場がわからないので、とりあえず安めにしておいた」
と悩んだり、とりあえずエイヤ!で決めてみたという経験はないでしょうか。
講座を始めるとき、多くの先生が悩むのが受講料の決め方です。
なんとなく決めた受講料や、予約を集めるために下げた受講料は、続けるほど苦しくなります。
そして意外なことに、安くしたからといって予約が増えるとは限りません。(最初は増えたように感じることもあるのですが・・・)
ストアカでは、受講料が1万円を超える講座でも、多くの生徒さんに選ばれている先生がいます。
そうした先生は、相場を知ったうえで、講座の内容と受講料がつり合うように考えて値段を決めています。この記事では、講座・ワークショップの受講料を決めるときに押さえておきたい5つのルールをご紹介します。
この記事はこんな方におすすめです
講座やワークショップの値段をいくらにすればいいか迷っている
ワークショップや教室の受講料の相場を知りたい
予約を増やすために、受講料を下げようか考えている
リピーターが増えない、受講料を上げられない
受講料を下げても、予約が増えなかった
目次
それでは、受講料の決め方のポイントについて話を進めていきましょう。
まずは受講料の相場を知る(調べる)

受講料を決める前に、まずはご自身の講座と同じジャンル、似た内容の講座やワークショップが、いくらで開かれているかを調べましょう。
相場を知らないまま決めると、高すぎて選ばれなかったり、安すぎて続けられなかったりします。
相場の調べ方
Google等で、ご自身の講座に近いキーワードで検索する
ジャンルやエリア、オンラインか対面かで絞り込む
申込やレビューが多い講座を中心に、受講料・時間・定員・内容を書き出す
受講料を「1時間あたり」に換算して比べる
月謝制の教室なら、月謝を月の回数で割ると、1回あたりの金額がわかります。
比べるときに見ておきたい条件
受講料は、条件が違うと単純には比べられません。次の点をそろえて見るようにしましょう。
時間:2時間5,000円なら、1時間あたり2,500円
人数:マンツーマンか、少人数か、大人数か
形式:対面か、オンラインか
材料費:受講料に含まれているか、別にかかるか
持ち帰れるもの:作品、テキスト、レシピなど
もうひとつのポイントは、講座1つだけでなく、スクール・教室全体を見ることです。
入門講座、ステップアップ講座、マンツーマンのレッスンなど、どんな講座をいくらで並べているかを見ると、価格の組み立て方の参考になります。
ポイント
同じ条件の講座を、1時間あたりの受講料で比べる。
受講料は「学びの対価」と考える
あなたの講座には、いくらの価値があるでしょうか。
たとえば、5,000円に設定した講座が、本当は1万円の価値がある内容だったとします。その場合、生徒さんひとりあたり5,000円分を受け取れていないことになります。受講料は、生徒さんが講座で得られる学びの対価です。届ける価値とつり合う金額にすることを意識しましょう。
そのうえで、もうひとつ決めておきたいのが「これより下げると続けられない」という最低ラインです。講座には、教えている時間のほかにも、さまざまな費用や時間がかかっています。
受講料を決めるときに書き出したいもの
材料費、テキストの印刷代
会場費
準備や片づけ、移動にかかる時間
講座後の質問への対応など、教える時間以外にかける手間
ストアカの手数料など、受講料から差し引かれるもの
たとえば、定員6名・2時間のものづくりワークショップで、会場費が6,000円、材料費がひとり1,500円かかるとします。受講料を3,000円にすると、満席でも、会場費と材料費を引いて手元に残るのは3,000円ほど。手数料を引くとさらに少なくなります。準備の時間も含めると、続けていくのは難しい金額です。
予約が定員に届かない日もあることを考えると、余裕を持った金額にしておく必要があります。
相場と最低ライン、この2つがわかると、「この内容なら、このくらい」という受講料の目安が見えてきます。
ポイント
相場と、かかる費用から出した最低ラインの両方を見て決める。
安くすれば予約が増える、とは限らない

はじめて講座を開くとき、「まずは安くして、予約が入ったら上げよう」と考える方は少なくありません。
けれど、内容に対して受講料が安すぎると、かえって選ばれにくくなることがあります。生徒さんから「どうしてこんなに安いのだろう」「内容が薄いのかもしれない」と思われてしまうからです。
また、安さを理由に申し込む方が多く集まると、あとで内容に合った受講料の講座やコースをご案内しても、受けてもらえないことがあります。受講料は、どんな生徒さんに来てもらうかを決めるものでもあります。
本気で学びたい方に来てほしいのであれば、入門講座の受講料も、その先の講座とのバランスを考えて決めましょう。
ポイント
安さで集めた生徒さんは、次の講座につながりにくい。
値上げを前提にした値段にしない
反対に、予約が入るたびに受講料を上げていくのも避けたいところです。
行きつけのお店が、行くたびに値上がりしていったらどう感じるでしょうか。少しずつ足が遠のいてしまうかもしれません。
「〇月から値上げします」「通常〇円のところ、今だけ〇円」といった案内も、よく見かけます。
しかしながら、まだ受けたことのない方には、通常の価格にどれだけの価値があるのかがわかりません。内容が変わらないのに安くできるなら、「いまの安い価格が本当の価格なのでは」と受け取られることもあります。
あとから上げることを前提にするのではなく、はじめから内容に合った受講料を決めておきましょう。受講料を見直すのは、時間を延ばす、教える内容を増やす、教材を新しくするなど、講座の中身が変わるときにするのがおすすめです。
生徒さんにも、受講料が変わる理由が伝わりやすくなります。
ポイント
受講料は、講座の中身が変わるときに見直す。
受講料を下げる前に、講座の内容を見直す

相場も調べて受講料を決めたのに、思ったより予約が入らない・・・
そんなとき、つい受講料を下げたくなるかもしれません。
しかし、予約が入らない理由は、受講料が高いのではなく、「講座の内容に対して割高に見える」からなのです。
まず見直すべきは、「受講料」ではなく、「講座で学べることの中身」です。
そこで生かしたいのが、先生ご自身の強みや経験です。
たとえば、英会話レッスンなら、次のような工夫が考えられます。
外資系企業で働いている先生なら、仕事でよく使うフレーズを中心に教えたり、英語の面接の練習までをサポートする
TOEICで高得点をとった先生なら、ご自身の学習法や、リスニング・発音の練習に使える教材を紹介して、試験当日までのカリキュラムを一緒に作ってあげる
ものづくりのワークショップなら、作品をきれいに仕上げるコツや、家で続けられる材料の選び方まで伝えて上達することを支援するといった工夫もできます。
このように、ほかの講座にはない学びが加わると、生徒さんにとって「この受講料を払っても受けたい」と思える講座になります。
なお、特典をつけるのもひとつの方法ですが、講座そのものの価値が上がるわけではありませんので、特典を付ける前に先に内容を見直すことをおすすめします。
まずは、講座の中で学べることを充実させる方法を考えてみてください。
講座ページで、その学びが伝わっているかどうかも大切です。
「この講座で何ができるようになるか」「ほかの講座と何が違うか」が、タイトルや説明文から伝わるかを見直してみましょう。
ポイント
予約が入らないときは、受講料より先に、学べることと伝え方を見直す。
受講料の決め方に関するよくある質問
Q. ワークショップの値段の相場はいくらくらいが良いですか?
ジャンル、時間、人数、材料費が含まれるかどうかで大きく変わるため、一概にこの金額とは言えません。ストアカで同じジャンルの講座を調べ、条件の近い講座を1時間あたりの受講料で比べるのがおすすめです(ルール1)。
Q. はじめての講座は、安くしたほうが予約が入りやすいですか?
安くしても予約が増えるとは限らず、その先の講座につながりにくくなることもあります(ルール3)。はじめから、内容に合った受講料にしておきましょう。
Q. 受講料を上げたいときは、どうすればいいですか?
時間や内容、教材などを見直して、講座の中身が変わるタイミングで上げるのがおすすめです(ルール4)。何が変わったのかを、講座ページでも伝えるようにしましょう。
Q. 予約が入らないので、受講料を下げようか迷っています。
下げる前に、講座で学べることと、それが講座ページで伝わっているかを見直してみてください(ルール5)。
まとめ:講座・ワークショップの受講料を決める5つのルール
まずは受講料の相場を調べる
受講料は「学びの対価」と考え、最低ラインを知っておく
安くすれば予約が増える、とは限らない
値上げを前提にした値段にしない
受講料を下げる前に、講座の内容を見直す
「安くしないと予約が入らない」と考えて、受講料を低めにしている先生は少なくありません。
けれど、安さで集めた予約は長く続きにくく、先生ご自身の負担も大きくなります。
講座の内容と受講料がつり合っていることが、生徒さんに選ばれ、先生が長く楽しく教え続けるためのいちばんの近道です。
いまの講座の受講料を、5つのルールに照らして見直してみてください。