タロットを勉強している方から、よく聞く悩みがあります。
「コートカードが苦手なんです!」
キング、クイーン、ナイト、ペイジ。
それぞれ4つのスートにあるので、全部で16枚あります。
一般的には、キングなら成熟した男性、クイーンなら成熟した女性、ペイジなら若い人、というように人物の特徴として紹介されることがあります。
でも、実際のリーディングで困るのが、こんな場面。
「これからどうすればいいですか?」という相談で、キングが出てきた。
「年上の男性が現れるということ?」
いや、そうとは限りませんよね(笑)。
コートカードは、人物だけではない
もちろん、コートカードが実際の人物を表す場合もあります。
でも、それだけに限定してしまうと、読み方の幅が狭くなってしまいます。
私が大切にしているのは、コートカードを「役割」として読む方法です。
生命の木の考え方では、コートカードを、何かが生まれて現実になっていく働きとして捉えることができます。
それぞれ、どんな役割があるのでしょうか。
キングは、まだ形のない可能性
キングは、何かを生み出す力や、新しい可能性の種を表します。
まだ具体的に形になっていなくても、そこには何かを生み出すエネルギーがある。
例えば、今までにないことを始めたい、新しい世界をつくりたい、という力です。
キングは、単に偉い人というだけではないんです。
クイーンは、可能性を育てる力
クイーンは、キングが持つ種を受け止め、形を与え、育てていく役割です。
例えば、新しいアイデアを思いついたとき。
それをどんな形にしようか、どう育てていこうかと考える。
そこには経験や感性、受け止める力が必要になります。
この働きをクイーンとして考えることができます。
ナイトは、意志を行動につなげる力
ナイトは、動いていく役割を持っています。
ただし、闇雲に行動するという意味ではありません。
自分が何を大切にしているのかを踏まえて、現実の中でどのように動いていくのか。
理想と行動をつなぐ働きとして考えることができます。
ペイジは、今ある現実から始める力
ペイジは、生命の木では現実世界に近い位置に対応します。
つまり、すでに存在している現実の中にいるんです。
例えば、今の仕事や家庭環境を、一瞬で変えることはできませんよね。
でも、その状況の中で、自分がどう考え、何を始めるかは選べるかもしれません。
ペイジは、そんな現実の中での新しい一歩を考えるカードでもあります。
役割が分かれば、リーディングが広がる
例えば「今の仕事で、どう成長していけばいいでしょうか?」という相談で、ペンタクルのペイジが出たとします。
「年下の真面目な人が現れます」と読むこともできるかもしれません。
でも、ペイジの役割とペンタクルの現実性を組み合わせれば、
「今ある仕事の中で、まだ経験していないことを学び始める」
という読み方もできます。
そうすると、相談者が次に何をすればいいのか、具体的に考えられますよね。
コートカードは、ただの人物紹介ではありません。
「今、どんな役割が必要なのか?」
そう考えてみると、16枚のカードが、ずっと使いやすくなると思います。