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小学生に英文法を教えるコツ|家庭でできる5つの実践ステップ

小学生に英文法を教えるコツ|家庭でできる5つの実践ステップ

「単語は覚えているのに、文になると分からなくなる」

「何度説明しても、同じところで間違える」

お子さんに英語を教えていて、困ったことはありませんか。

分かってほしいと思うほど説明が長くなり、気づけば子どもは上の空。親子で勉強していると、そんな時間もあると思います。

こんにちは。英語講師のTaka先生・根岸貴規です。外資系投資銀行で約20年勤務し、現在は英語講師として、累計14,000人以上の方の学習をお手伝いしてきました。

英文法を教えるとき、私が大切にしているのは、理解した内容を、その場で使ってもらうことです。

説明を聞いてうなずけても、自分で英文を言ったり書いたりするには練習が必要です。小学生に教えるときも、説明だけで終わらず、「では、言ってみよう」という時間をつくってあげてください。

今回は、ご家庭で取り組める教え方を、例文とともにご紹介します。

1.文法用語の前に、身近な一文を使ってみる

初めて英文法を学ぶ子に「主語」「目的語」と説明しても、その言葉自体が分からないことがあります。

まずは、意味の分かる短い文を一緒に読んでみましょう。

I like cats.(私は猫が好きです。)

「犬が好きだったら、どう言う?」
「サッカーが好きなら?」

catsをdogsやsoccerに変えれば、自分のことを話せます。知らない単語があれば先に意味を確認し、使う単語を絞って練習します。

語順は、英文の左から見ていきます。

I(私は)→ like(好きです)→ cats(猫が)

日本語では「猫が好きです」と言いますが、英語では「好きです」に当たるlikeが先に来ます。

「英語では、この順番で言うんだね」と確かめてから、もう一度読んでもらってください。

文法用語も大切ですが、例文と結びつけながら教えた方が、何を指しているのかを理解しやすくなります。

2.動詞に注目して、文の意味をつかむ

英文の中で、まず見つけてほしいのが動詞です。

最初は、動作を思い浮かべやすい単語から始めるとよいでしょう。

  • run:走る

  • eat:食べる

  • swim:泳ぐ

絵を見せたり、動きをまねしたりしながら、「何をしているかな?」と聞いてみます。

ただし、動詞には、動作以外を表すものもあります。like(好きである)、know(知っている)、want(欲しい)も動詞です。am・is・areも、様子や状態などを伝える動詞の仲間です。

「動詞=体を動かす言葉」とだけ覚えさせないこと。

動作を表す単語で感覚をつかんだら、先ほどのI like cats.に戻り、「このlikeも動詞なんだよ」と説明すると、話がつながります。

3.三単現のsは、二つの文を比べて練習する

三単現のsを教えるときは、最初に次の二つを見せてください。

I like cats.

She likes cats.

「IがSheに変わったら、動詞はどうなったかな?」

sがついたことを確認したら、ルールを整理します。

普段のことや現在の状態を表す一般動詞の肯定文では、主語がI・you以外の一人・一つのとき、likesのように動詞の形が変わります。基本はsやesをつける形です。

そのうえで、主語を変えて言ってもらいます。

・She likes cats.

・He likes cats.

・My mother likes cats.

慣れたら、好きなものを変えます。

・She likes dogs.

・She likes soccer.

最初は主語だけ、次は好きなものだけ。一度に変える部分を一つにすると、練習するポイントがはっきりします。

これができるようになってから、疑問文や否定文に進みましょう。

・Does she like cats?

・She does not like cats.

ここでは、doesを使うと一般動詞が元の形のlikeになることを確認します。

study→studiesのようなつづりの変化も、使う単語が出てきたときに教えてください。すべてを一度に説明する必要はありませんが、必要なルールを学年だけで先送りする必要もありません。

4.文の形は、色を使って確かめる

短い英文に慣れてきたら、動詞のあとに何が続くかを見てみましょう。

・I swim.(私は泳ぎます。)

・I like music.(私は音楽が好きです。)

I swim.は、ここまでで文が成り立ちます。

I like music.では、musicが「何が好きなのか」を伝えています。このmusicに当たる部分を「目的語」といいます。

動詞に赤い線、目的語に青い線を引くと、文の形の違いを確認できます。

なお、Children play.とChildren play soccer.のように、同じ動詞でも目的語がある使い方と、ない使い方があります。単語だけで決めつけず、例文の中で見ていきましょう。

自動詞・他動詞という名前を覚えるのは、こうした違いが分かってからでも構いません。まだ難しければ、無理に進まず、短い文を使う練習を続けてください。

5.「分かった」のあとに、毎日5分の練習を入れる

私が学習で大切にしているのは、次の3段階です。

① 分かる → ② できる → ③ 忘れない

文法の説明は、最初の「分かる」を助けるものです。そのあと、音読や書き取り、見ずに英文を言う練習を重ねていきます。

ご家庭では、まず次の5分をつくってみてください。

最初の1分:意味を確認する

I like cats.なら、「誰が、何を好きなのかな?」と聞きます。意味が分からないまま、音だけを繰り返さないようにします。

次の2分:声に出して読む

最初は一緒に、そのあとはお子さんだけで読みます。意味を思い浮かべながら、何度か繰り返しましょう。

次の1分:英文を隠して言ってみる

「私は猫が好きです」を英語で言ってもらいます。言えなければ、もう一度見て確認し、再び隠して試します。

最後の1分:自分のことに変える

好きなものを入れ替えて一文を作ります。書く練習ができるお子さんなら、その一文を書いてもよいでしょう。

翌日も、前日に練習した文から始めます。「夕食のあとに5分」と時間を決めておくと、取り組みやすくなります。

5分ですべてを覚えるわけではありません。短い練習を毎日続け、思い出して使う回数を増やすことが大切です。

間違えたときは、次に見る場所を教える

お子さんがHe like cats.と書いたとき、「また間違えた」と伝えるだけでは、何を直せばよいか分からないことがあります。

「主語はHeだね。動詞には何をつけたかな?」

このように、確認する場所を示してみてください。

思い出せなければ、例文を一緒に見直します。正しい形を確認したら、もう一度言って、書いてみる。自分で直せたら、「今度はlikesと書けたね」と具体的に伝えます。

単語の意味が分からないのか、ルールがあやふやなのか、分かっていても使う練習が足りないのか。間違えた箇所を見ると、次に取り組むことが見えてきます。

保護者の方が毎回、長い説明をする必要はありません。今日の一文を一緒に読み、見ずに言えるか確かめる。まずは、そこから始めてみてください。

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Taka先生 根岸貴規 Proバッジ
ストアカ日本一の実績を持つ英検専門オンライン講師
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英語を勉強しているのに、「何から始めればよいのか分からない」「頑張っているのに成果が見えない」と悩んでいませんか。 英語学習で大切なのは、根性や才能ではなく、「正しい順序」「正しい方法」「必要な学習量」です。自分に必要な学習を見極め、忙しくても続けられる仕組みをつくることが…

Taka先生 根岸貴規