絵を描いていると、「この色、失敗したかも」と思うことがあります。
思っていたより暗くなってしまった。
色を混ぜすぎてしまった。
最初のイメージと違ってしまった。
そんなとき、すぐに消したくなるかもしれません。
でも、私は一度立ち止まって、その色を少し眺めてみることをおすすめします。
その上に別の色を重ねてみたら、どうなるでしょう?
例えば、少し暗くなった部分に明るい色を重ねると、最初には想像していなかった深みが生まれることがあります。
別の色を隣に置くことで、最初は「失敗」に見えた色が、全体の中では大切な色になることもあります。
絵は、一色置いたら終わりではありません。
次の色を重ねることができます。
だから私は、「失敗した絵」ではなく、「まだ途中の絵」と考えてみるのもいいと思っています。
もちろん、どうしても気に入らなければ、その上から新しい色を重ねればいい。
絵の面白いところは、やり直す方法がたくさんあることです。
完璧に描こうとするより、「この色の上に何を重ねたら面白くなるかな?」と考えてみる。
そんな気持ちで描いてみると、もっと自由に絵を楽しめるようになります。