このレッスンでは、同じ時間に参加された参加者さん全員が一緒に、同じ写真を見ながら、私が選ぶカラフルな色を使って一緒に描きます。
すると、とても面白いことが起こります。
同じものを見て、同じような色を使っているのに、完成した作品は一人ひとり違うのです。
ある人の絵は明るく元気な印象。
別の人の絵は少し落ち着いた雰囲気。
形の捉え方も、色の重ね方も、それぞれ違います。
私は、この違いが絵の面白さだと思っています。
「先生と同じように描けなかった」
と心配する必要はありません。
気分によって私が選んだ色を塗らなくても大丈夫。
むしろ、同じにならないことが自然なのです。
その人が選んだ色、その人が描いた線、その人が感じた形。
それらが重なって、その人だけの作品になります。
だから私は、レッスンで「みんな同じ完成形」を目指すことはありません。
同じイメージからスタートしても、最後にはそれぞれの作品になってほしいと思っています。
絵を描くことは、誰かの正解を再現することではなく、自分の感覚を作品にしていくこと。
同じものを見ても、違う絵になる。
それは「間違い」ではなく、あなたの個性なのです。