写真初心者に向けて書きます。
カメラ任せの露出で撮影していませんか?
カメラの測光方式には
画面内のどの部分の明るさを、どのように測定するかを決めるのが「測光モード」です。
画面の広い領域を複数に分割して測光し、被写体の明るさや色などの情報から露出を決める
「マルチパターン測光(多分割測光)」や画面の中央部を重点的に測光する「中央部重点測光」
やフォーカスポイント周辺のみを測光する「スポット測光」といった測光モードがあります。
撮影シーンや撮影意図によって、これらの測光モードを切り換えることで、撮影者の狙いにより
近い露出を得る事ができますが・・
マルチパターン測光(多分割測光)や中央部重点測光は機会任せの部分が多く、
撮影したい表現通りの露出で撮影できないことがあります。
そこで、今回は狙い通りの露出で撮影するため、スポット測光方式を使っての露出について
少し書きたいと思います。

このイラストは、ISO100でシャッタースピード1/125固定の状態で、
日中に人物撮影した時の顔・腰・足元の露出(F値)を表しています。
人物に当たる光の明るさの差は顔から足までで3段の差があります。
初心者がよくする失敗なのですが、人物の顔で露出を取ることです。
この場合、顔が一番明るいので、顔で適正露出を取ると腰が1段暗く
足元は3段暗くなります。
腰で適正露出を取ると顔が1段明るく足元は2段くらい写真になり、
足元で適正露出を取ると顔が3段明るくなり、
写真としては顔が相当白飛びの写真になります。
特殊なイメージでの撮影でないのなら、顔が少し明るく写る方が
写真としては見やすいと思いませんか。
人物に明るさの差がある場合は、顔で露出を計るのはあまりお勧めできません。
この場合は顔の露出ではなく胸や腰あたりの露出を選ぶ方が、
顔が明るくなり写真が良くなると思います。