「いつか独立して、自分で仕事をしたい!」
そう考えている人は多いと思います。
でも、独立と聞くと、こんなイメージを持っていませんか?
仕事を取るのも自分。
商品を作るのも自分。
トラブルを解決するのも自分。
全部、自分一人で頑張らなければいけない。
……。
それ、独立というより、無人島生活じゃないですか?
僕は、独立することと孤立することは、まったく違うと思っています。
一人で仕事をすることと、一人で抱え込むことは違う。
以前、在宅でカウンセリングを始めた女性と対談しました。
彼女は、最初は自分でビジネスを始めることが怖かったそうです。
何をすればいいのか分からない。
失敗したらどうしよう。
相談できる人もいない。
そんな不安から、なかなか一歩を踏み出せなかったとのこと。
でも、実際に始めてみると、想像とは違ったそうです。
分からないことを相談できる。
経験者からアドバイスをもらえる。
オンラインで、さまざまな地域の人とつながれる。
そして、彼女はこう話してくれました。
「一人で仕事をしているけれど、一人じゃない。」
僕は、この言葉がとても印象に残りました。
頼ることは、弱さではない。
独立を目指す人の中には、
「人に頼らず、自分の力で成功したい!」
という人もいます。
その気持ちは分かります。
でも、何でも一人で解決しようとすると、分からないことにぶつかった時、そこで止まってしまいます。
例えば、初めて料理をする人が、レシピも見ず、誰にも聞かずにフルコースを作ろうとしたらどうでしょう。
なかなか大変ですよね。
最初から料理人に聞けば、あっさり解決することもあるはずです。
自分で考えることと、人に頼らないことは別なんです。
頼った経験が、誰かを支える力になる。
僕は、人に頼る経験には、もう一つ価値があると思っています。
それは、頼る側の気持ちが分かること。
分からないことを質問する時の不安。
相談に乗ってもらえた時の安心感。
丁寧に教えてもらえた時の嬉しさ。
自分が経験しているからこそ、今度はお客さんが相談してくれた時、その気持ちを理解しやすくなるんです。
助けてもらった経験は、誰かを助ける時の優しさにもなる。
これは、カウンセリングでもコンサルティングでも同じだと思います。
自由とは、全部一人でできることではない。
僕が考える自由な働き方とは、誰にも頼らず生きることではありません。
自分で仕事を選べる。
自分で働き方を考えられる。
そして、必要な時には人と協力できる。
そんな働き方です。
もちろん、自分で責任を持つことは大切です。
でも、責任を持つことと、すべてを一人で背負うことは違います。
だから、これから独立したい人は、仕事のスキルだけでなく、人とのつながりも大切にしてみてください。
独立することは、孤独になることではない。
むしろ、自分で働き方を選べるようになるからこそ、新しい人との出会いも増えていく。
一人で頑張る覚悟より、人と協力しながら進む勇気を持とう。
自分の人生は自分で決める。でも、その道を一人で歩く必要はないのだから。