テンペ作りワークショップ

対面

失敗しないテンペの作り方

こんなことを学びます

テンペとは?

テンペとはインドネシア発祥の大豆由来の発酵食品であり、「インドネシアの納豆」とも呼ばれる食品です。製造にはラギと呼ばれる菌スターターを使用して発酵させますが、日本の納豆のように独特の臭気もなく、粘り等もありません。表面は白い菌糸に覆われており、そのままカットして食べたり、フライにして食べられることが多く、栄養価も高いため、近年では健康食品として世界中で様々な料理にも使用されており、特に欧米諸国においては、ベジタリアンやマクロビオティックの人々の間で重要なタンパク源として着目され、その栄養価、食べやすさにおいてスーパーフードとして一般的に普及しました。テンペには、タンパク質、炭水化物、植物繊維、抗酸化物、ビタミンなどが含まれており、効率的に栄養素を摂取できます。また、GABAで知られるγ-アミノ酪酸(gamma-Aminobutyric acid)も40mg/100gと、発芽玄米の約3倍ほどの量を含みます。
特にビタミンの含有に関してはビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC等が豊富であることに加えて、トリプトファン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシンといった必須アミノ酸のすべてが含まれています。また、テンペは抗酸化作用も強く、脂肪の酸化を防ぎ、高血圧、糖尿病、心臓病、ガンなどの生活習慣病予防に大きな効果が期待されます。

プロバイオティクスとしてのテンペ

プロバイオティクスとは人体に良い影響を及ぼす細菌が多く含まれたものの事であり、発酵食品にはこのプロバイオティクスが豊富に含まれていますが、どの様な菌でもプロバイオティクスと呼ばれるわけではなく、生きたまま腸まで到達する事ができ、腸内で健全な腸内フローラを形成できる菌のことを指します。人間の腸には500種以上の腸内細菌が存在していますが、この腸内環境のバランスを保つために、プロバイオティクスが有効であると提唱され、主に抗がん作用、抗アレルギー作用、アトピー抑制、ピロリ菌抑制等に効果があると期待されています。テンペからは酸耐性、食塩耐性の高いエンテロコッカス・フェカリスTH10(Enterococcus faecalisTH10)が優勢菌種の一つとして確認、分離されています。

今回のワークショップではこのテンペをご自分で作り、日々の健康に役立てて頂くという趣旨です。最近は日本でもスーパーなどでテンペが販売されているの見かける機会はありますが、やはり非常に少なく、コンスタンスに入手することは難しい状況です、また、生の発酵食品という性質上、流通する時間が短く、さほど出回らないのが実情です。であれば、ご自分で作るのが一番ですが、意外と失敗したという声を聞くことも多く、今回のワークショップではその失敗を回避する方法も含め、出来るだけ簡単にご自宅で作って頂き、日常的に食生活に取り入れる事ができるよう、サポートいたします。
続きを読む

開催日程がありません

開催予定エリア沖縄本島

価格(税込)¥4,000

現在は開催リクエストを受け付けていません
受けたい
2人が受けたい登録しています

対面受講日程

開催日程はありません。

対面受講料に含まれるもの

受講料にはレッスン料、材料費、場所代が含まれます。また、その日作ったテンペをお持ち帰り頂き、ご自分で発酵・出来上がりまでを体験していただきます。

この講座の先生

発酵食品アドバイザー

発酵食品アドバイザー・アジアの発酵食品の研究家
20代の前半より、NYやタイのバンコクで生活を始め、主にタイにて会社員や起業をする。
発酵食品に対する愛着が深く、特に海外生活においては日本の発酵食品の入手が困難であったため、自作・研究が高じた挙句、発酵食品の研究・製造に適した環境を求め、2015年に居を北インドはヒマーチャル・プラーデーシュ州のヒマラヤ山脈にある村に移す。(2022年より居をバンコクに移す。)
現在は北インド、バンコク、沖縄を拠点にインド、タイ、ラオス、沖縄、東京といった場所で定期的にアジアの発酵食品を含む発酵食品全般のワーク...
+続きを読む

当日の流れとタイムスケジュール

大まかなワークショップの流れとしましては

◆テンペの歴史に始まり、栄養価に至るまでの座学 約45分

◆実際にテンペを作るための実技         約45分

◆テンペ製造に関する質疑応答          約30分程度

となります。
続きを読む

こんな方を対象としています

テンペを含む、いろいろな発酵食品に興味があり、ご自分で作ってみたいと思っている方。
続きを読む

受講する際は以下をお読み下さい

特にお持ちいただくものはありませんが、講義中に製造を体験していただく場合もありますので、出来ればエプロンなどのご持参をお願いいたします。

また、個人で集客しているお申込み受講者が同ワークショップに参加される場合がございます。
定員数は最大10~12人となりますので、あらかじめご了承ください。
続きを読む
※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

グルメ・食文化のおすすめの先生グルメ・食文化の先生を探す

グルメ・食文化の関連カテゴリーから講座を探す

先生のスキルから探す

関連エリアから探す