哲学入門講座(@ソトのガクエン)について
こんな方におススメ!☞大学の講義を受けてみたい! 哲学について知りたい! 哲学を一から勉強したい!
古今東西、哲学者の発想や考えには、「人はどう生きるべきか」、「他人とどう接するべきか」など、現代のわたしたちが生きていくうえで重要なヒントが隠されています。哲学入門講座では、古代哲学、近世哲学、現代哲学のエッセンスを読み解きながら、哲学の基本的な知識を学ぶことができます。
ヨーロッパの哲学史全体のながれを網羅する講座ですので、哲学史の勉強にもおすすめです。本講座では、オリジナルのテキストを使用します。(定員10名程度)
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◇3月は現代哲学編として、近代的人間像を批判し、言語学、文化人類学、精神分析といった人文諸科学を知見を参照することで、あらたな人間の条件を探求した現代哲学について学びます。
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【講座概要】
第1回(3/6)「近代は理性的か?非理性的か?」
現代哲学に共通する問題意識は、近代社会や近代主義的な人間像を批判することにあります。現代哲学の起点となった、ニーチェ、フロイト、マルクスといった哲学者たちは、合理性や理性、発展的な歴史観といった、これまで人間の本質だとされてきたものを根本的に批判します。では、彼らが批判する「人間」とは何であり、この「人間」を前提に成り立っている近代社会の何か問題だったのでしょうか。これを理解することが現代哲学の根幹を理解するうえでもっとも重要になります。
しかし、時代をさかのぼれば、近代の真っ只中にいた哲学者カントもまた、例えば、オカルト的な霊視体験に関心を向けるなど、理性の枠に収まりきらない非理性的なものの存在を敏感に感じ取っていました。理性にはそもそも非理性的なものが含まれているというカントの視点は、現代哲学に直結する議論を含んでいます。
そこで今回は、近代的人間像や近代という社会が含む問題点を、理性と非理性という観点から考えることで、現代哲学の出発点について考えてみます。
◎講座で用いる資料(テキスト、レジュメ)はこちらで準備しお渡しいたします。
【3月のスケジュール】
第1回(3/6)「近代社会は理性的?」☜今回
第2回(3/13)「構造主義入門①:あらたな人間の条件としての言語(ソシュールの言語学を学ぶ)」
第3回(3/20)「構造主義入門②:構造はいかにして人間を生産するのか?~マルクス・レヴィ=ストロース・フーコー」
第4回(3/27)「現代哲学の諸問題:気候変動問題から暴力を考える」
【講師】
小林卓也(ソトのガクエン代表)
1981年京都生まれ。大阪大学人間科学研究科出身(人間科学博士)。専門は現代フランス思想。現在、京都産業大学、関西学院大学の非常勤講師として学生に哲学を教えるかたわら、哲学的思考や哲学的な生き方が現代においてもつ重要性を、一般の方々にも分かり易く伝える活動を行っている。哲学的思考コンダクター。
著書に『ドゥルーズの自然哲学|断絶と変遷』(法政大学出版局)、共訳書にジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』(法政大学出版局)他論文多数。
【オンライン開催】
◎Google Meetをもちいたオンラインでの開催となります。パソコンもしくはスマートフォン、タブレット等からご参加ください。スマートフォンとタブレットの場合、あらかじめアプリをインストールしておいてください。ダウンロードは下記のアドレスから可能です。
https://apps.google.com/intl/ja/meet/◎チケットを購入された方には事務局から、講座会場のURL等についてご連絡いたします。
【参加費】
第1回のみ参加:3,500円
【参加資格】
◎資格や能力は必要ありません。
◎哲学や哲学的な考え方を学びたい方であればどなたでも参加可能です。
【注意事項】
当日の様子は録画し、チケットをご購入いただいた方に限り、一定期間配信いたします。
写真・動画への映り込みに支障がある方は遠慮なくお申しつけください。
【主催】
ソトのガクエン
この度はありがとうございました!
講座に参加した中で、私がこれまで見過ごしていた事柄について、一緒に受講した方々が疑問を持ち、深堀している姿に感銘を受けました。
先生の説明は非常にわかりやすく、初心者の私にも理解できる内容を教えてくださいました。
私が見落としていた面白い視点や考え方を見つけるきっかけとなりました。他受講者さんの疑問に触れ、深堀りすることで哲学への関心がより深まりました。