はじめに
Excelの基本的な操作はできるし、表も作れる。関数も、なんとなく使えている。
でも、AIを使ってみようと思うと、なんだか手が止まってしまう。
「何を、どう聞いたらいいんだろう」
「聞いてみたけれど、答えが難しくて、結局使えなかった」
そんなふうに感じたことはありませんか。
大丈夫です。それは、あなたの理解が足りないからではありません。多くの場合、頼み方を一度にまとめて伝えすぎているだけなんです。
一度に全部頼むと、むずかしくなります
たとえば、エラーが出た表について、こんなふうに聞いてみたとします。
「この表のエラーを直して、集計もできるようにして、見やすく整えてください」
お願いごとが一度にたくさんあると、AIもどこから手をつけたらいいか迷ってしまいます。返ってくる答えも長くなりやすくて、「結局、どれから試せばいいの?」となってしまうんです。
そこでおすすめなのが、一度に全部頼まず、1ステップずつ頼んでみることです。
エラーが出た表を直す、小さなステップ
ステップ1:出ているエラーを、そのまま伝えてみましょう
「このセルに #VALUE! と出ています。今入っている式は(式をそのまま貼ります)です。まずは、原因として考えられるものだけを教えてください」
ステップ2:原因が見えてきたら、直し方を1つだけ聞いてみましょう
「一番可能性が高そうな原因について、直し方を1つだけ、手順で教えてください」
ステップ3:試してみた結果を、そのまま伝えてみましょう
「やってみたら、今度は #N/A と出ました」
これだけでも大丈夫です。結果を伝えると、次のアドバイスがもらいやすくなります。
ステップ4:直ったら、そこで一度ひと息つきましょう
うまくいった手順をメモに残しておくと、次に同じエラーが出たときにも、あわてずに対応できます。
ステップ5:次のお願いは、それからで大丈夫です
集計や見た目の調整は、エラーが直ってから、また少しずつ進めていきましょう。順番を分けるだけで、答えがずっと分かりやすくなります。
この頼み方は、ほかの作業にも使えます
1つずつ頼む方法は、エラーを直すとき以外にも使えます。
集計なら、「まず、この表を集計しやすい形に整える方法だけ教えてください」。
資料づくりなら、「まず、見出しの案だけを3つください」。
こんなふうに少しずつ進めていけると、AIがぐっと身近な相棒に感じられるはずです。
おわりに
AIへの頼み方に、決まった正解があるわけではありません。
分けて聞いてみる、結果を伝えてみる。その繰り返しで、少しずつで大丈夫です。
私のストアカのExcel×AI講座では、この「1ステップずつ頼む」進め方を、実際のExcel作業に沿って一緒に練習していきます。「自分の表だと、どう聞いたらいいの?」というところから、ゆっくり整理していきましょう。
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