はじめまして、新倉村蛙(そんえ)と申します。俳句をやってかれこれ15年…ということになっております。
そもそも俳句との出会いは小学生高学年の頃だったのですが、今回はそこから俳句に「再会」するまでの道のりや、俳句との向き合い方みたいなことについて、自己紹介として書いてみます。
実は私は中学時代に不登校を経験し、保健室から高校受験をしました。高校に入学してからも、図書室や音楽室など、教室以外の場所は私にとって大切な「居場所」でした。
大学を卒業後、塾の講師をしながら時折生徒が出してくれる俳句の添削などしていたのですが、まだそこまで俳句への熱意は戻っていませんでした。しかし、ひょんなことからパリ郊外に住むことになりまたそこで黛まどか先生の講演を聞き、そのご縁で俳句と「再会」することになりました。当時ネットの句会情報も少なく、14年前に帰国してからは現在も在籍する「むつきの会」という都内で活動する小さな吟行句会で細々と続けてきました。コロナ禍を機にオンライン句会が広がり、現在は対面の句会にも参加できるようになりました。俳句を通じてたくさんの方と知り合い、書道や茶道、合唱など新しい学びの道も開け、いまや俳句は私の大きな居場所の一つになりました。
その一方で対面参加が難しかったり安心して句作できる場を必要としていたりする方たちとも出会い、3年前に女性のためのオンライン俳句コミュニティ「フリュネ」、今年は都内で小さな句会「三五句会」を立ち上げました。評価中心の句会に馴染めない方々もいる中、小学生から80代まで受講していただき、誰もが自由に俳句に関われる場所が大切だと感じています。「教室」に入れない小さな声を拾い上げることも、俳句の未来を支える力になると信じています。
( 写真上段右から二番目 : 今春「たまさか書会」の皆さんと一緒に展示していただいた拙句、「チャンネルをがちゃがちゃ回し初桜」)