50代からのメイク。昔と同じ方法だと、なぜしっくりこなくなる?
「以前はこのメイクで似合っていたのに、最近なんだかしっくりこない」
「きちんとメイクをしているつもりなのに、疲れて見える」
「若作りはしたくない。でも、老けて見えるのも嫌」
40代・50代・60代の女性から、そんなお悩みをよく伺います。
実は、年齢を重ねてメイクがしっくりこなくなるのには、理由があります。
それは、肌や顔立ちが少しずつ変化しているのに、メイクの方法は以前のままになっていること。
だからといって、メイクをすべて変える必要はありません。
今の自分に合うように、少し見直すだけでも印象は変わります。
今回は、大人の女性が見直したいメイクのポイントを3つご紹介します。
① ファンデーションは「隠す」より「薄く整える」
シミやくすみ、毛穴など、年齢とともに気になる部分が増えてくると、ついファンデーションを重ねたくなりますよね。
ところが、厚く塗るほど小じわや肌の凹凸が目立ち、かえって老けた印象になることがあります。
大切なのは、顔全体を均一に厚く塗らないこと。
おすすめの方法
ファンデーションは少量ずつ、顔の中心から外側へ薄く広げる
シミやクマなど、気になる部分はコンシーラーで部分的にカバーする
フェイスラインは薄く仕上げ、自然な立体感を残す
すべてを隠そうとするより、肌全体がきれいに見えることを目指しましょう。
② 眉は「昔の形」から、今の顔立ちに合わせて
眉は、顔全体の印象を大きく左右するパーツです。
長年同じ形で描いている方も多いのですが、年齢とともにまぶたや目元の印象が変わるため、以前の眉が今の顔立ちに合わなくなることがあります。
例えば、細く角度の強い眉は、きつい印象に見える場合があります。
反対に、太さや長さを意識せずに描くと、眉だけが浮いて見えることも。
おすすめの方法
眉を描く前に、今の眉骨や目元のバランスを確認する
眉頭は濃く描きすぎず、自然にぼかす
眉尻は下げすぎず、目元とのバランスを見ながら整える
流行の眉をそのまま取り入れるのではなく、今のご自身の顔立ちと、なりたい印象に合わせることが大切です。
③ アイメイクは「濃くする」より「目元を引き立てる」
目元がぼんやりしてきたと感じると、アイラインを太くしたり、濃いアイシャドウを重ねたりしてしまいがちです。
しかし、濃くすれば必ず目が大きく見えるわけではありません。
特に、まぶたの形が変化している場合、太いアイラインがかえって目元を小さく見せてしまうこともあります。
おすすめの方法
アイラインはまつ毛の生え際を意識して細く入れる
アイシャドウは濃さだけでなく、色と質感を選ぶ
まつ毛を自然に上向きに整え、目元に明るさを出す
大切なのは、目を大きく見せようとすることだけではなく、目元本来の魅力を引き立てることです。
大人のメイクは「若く見せること」だけが目的ではありません
私がメイクレッスンで大切にしているのは、単にメイクの技術をお伝えすることだけではありません。
まず伺うのは、
「これから、どんな自分になりたいですか?」
上品で洗練された印象になりたい。
自然体で、明るく若々しく見せたい。
仕事でもプライベートでも、自信を持って人と接したい。
目指す印象は、人それぞれです。
そして、似合う色やメイクの方法が分かっても、それがご自身のなりたい印象と一致していなければ、心から満足できる仕上がりにはつながりません。
だからこそ、今の顔立ちや肌の状態、そして理想の自分に合わせて、メイクを整えていくことが大切だと考えています。
これからの自分に、もっと似合うメイクを
年齢を重ねることは、魅力が失われることではありません。
これまでの経験を重ねてきた今だからこそ、引き出せる美しさがあります。
昔のメイクを無理に続ける必要も、若い頃の自分に戻ろうとする必要もありません。
今の自分に似合うメイクを知ることは、これからの自分をもっと楽しむための第一歩。
ぜひ、いつものメイクを少し見直してみてくださいね。
はっとりあいこ|イメージコンサルタント
大阪・梅田を拠点に、40代・50代・60代の女性を中心に、メイクやファッションを通じた印象づくりをサポートしています。
似合うことだけにとらわれず、お一人おひとりの「なりたい自分」を大切にしています。