私はもともと小児科の医師になることが夢でしたが、家庭の経済事情が許さなかったため、進学をあきらめ、医学ではなく、看護学を学びました。授業で助産師だった先輩の教員から母性看護学の奥深さと面白さを学び、是非助産師になりたいと思うようになり、保健師と助産師を1年で取得する短期大学の専攻科に進学しました。小児科の看護師、内科の看護師、そして産婦人科の助産師と多くの体験をしてきましたが、一つも無駄なことはなく、今の私を作り上げています。
そして、助産院を開業しようとしたきっかけも決して明るいものではなく、1組の親子の飛び降り自殺事件が発端でした。母親は骨盤骨折で済んだものの、2か月の乳児は即死状態でした。何故飛び降りたのかという原因には複雑な背景はありましたが、今でいう産後のうつが原因だったのです。何か変だと感じたので保健師に申し送りをしましたが、うまく連携されなかったのです。私は人生であれほどショックを受けた経験はありませんでした。1年間仕事ができなくなり、私にできることは何か真剣に考えました。そして出した答えが「助産院を作り、一人も死なせてはいけない。そのような寄り添える助産師になりたい」と決意したのです。私が35歳の時です。長い経験の中で、うれしいことに自殺者は一人も出さず、過ごすことができました。
私は長い地域の開業助産師として働く中で心がけていたことがあります。それは、このままでよいわけがないと感じたら、自分の責任で解決しようとするべきだという事です。
お母さま方が苦しんでいたら解決してあげなければいけません。誰かがやるだろう、このままでいいやと思ったら、助産師の仕事は成り立たないと私は考えています。
ですから、少しでも私のこの気持ちに賛同してくださる後輩を育てたいという夢があったのです。
私は3月まで大学の看護学科で助産師課程の学生を教えており、授業においても「主体的に考え、主体的に行動できる助産師」になれるよう教育してきました。今年3月で大学教育から退職し、札幌市で長年経営していた助産院経営を再建しようと準備中です。70歳になった今、残った人生で何ができるか考えていました。私にしかできないことをやるしかない、できるだけ多くの方々に私が体験してきたことを伝えること、そう決めて今ここにいます。
約20年助産院を経営歴において、私は長年様々な研究をし、論文投稿もしてきました。お母さま方からの「短時間で痛くないセルフケアできる授乳前乳管開通マッサージ法」を考えてという要望から開発し、乳腺炎予防を実践してきました。また、睡眠不足・肩こり改善のためにリフレクソロジストの資格をとり、心身の癒しを提供できる助産師として母乳育児支援を実践してきました。これらを実践する事は絶対お母さまや赤ちゃんは幸せになれるはずという確信はあります。一人でも多くの助産師さんにこの資格や技術を身につけて頂き、幸せを提供していただきたいと考えています。今回の勉強会では、現代の日本がおかれている現状を3つの視点、つまり、児童虐待・産後のうつ・乳腺炎の予防の側面から考え、その根本的な問題は何なのかを一緒に考えていきたいと思っています。
そのために、調査データを概観しながら、どうすればそれが解決できるのかを考えてみたいと思っています。少しでもお役に立てたら幸いです。よろしくお願い致します。
お話の中では私の体験等も飛び出すかもしれません。どうぞお楽しみに。
最後に、私の趣味をお話ししておきたいと思います。私は歌う事が好きです。私の3人娘たちは小学校の6年間、少年少女合唱団に入っていて、その保護者から大人の合唱団べるすーずを結成し、市民合唱祭などに参加していました。その後、私は市民サークルのシャンソン同好会に入り、様々な年代の方に交じっていろいろなシャンソンの歌を歌うのが大好きでした。しかし、52歳の姉が脳出血で倒れ、介護するようになってやめてしまったのです。そして今70歳になって、またシャンソン歌ってみたい、素敵なドレス着て夜のお店で歌ってみたいというのが私の夢です。他にはドライブが大好きです。千葉に住んでいた時は朝5時に娘と勝浦の朝食の海鮮丼が食べられるお店に行くために車を走らせました。思い立ったら即行動が私の人生のモットーでもあり、特徴なのかもしれません。
こんな私ですが、皆さまと一緒にお話ししたり、悩んだりすることを楽しみにしています。助産師をやっていたころ、お母さま方から良くハンカチセットを頂くことがあったり、長いお手紙を送ってくださることがあったり、一番うれしかったのは、ご家族が「恭子さんにとり上げていただいたから、恭子さんの一字を頂いてもいい?恭平と名付けたの」とご主人と一緒ににこにこ微笑まれて退院されたことが一生の宝ものです。こんな風に家族が幸せになるような素敵な資格や技術を得ることができればうれしいですね。
女性 50代
先生は長年、助産師として助産院や大学でご活躍され、博士号も取得されています。その歩みの中で経験されたさまざまな出来事についても率直にお話しくださり、大変興味深く拝聴しました。
お話を伺う中で、私自身が今後どのように助産業界に関わっていきたいのかを改めて考えるきっかけとなり、多くの気づきを得ることができました。
このような豊富な経験を持つ先生と直接お話しできる機会はなかなかないため、ストアカを通じてご縁をいただけたことを大変嬉しく思います。
助産や女性支援に関心のある方におすすめしたい講座です。
1時間の中でお悩みを聞かせて頂きましたが、イギリスで助産師として母乳育児支援を行い、心からお母さま方の幸せを願いお仕事に邁進されているお姿に尊敬の念を抱いたと同時に国をまたいで同じ心ざしを持ちお仕事されている事を大変嬉しく思いました。ご縁をいただいたこと、心から感謝致します。今後のご活躍を心からお祈りしております。
女性 50代
先生は長年、助産師として助産院や大学でご活躍され、博士号も取得されています。その歩みの中で経験されたさまざまな出来事についても率直にお話しくださり、大変興味深く拝聴しました。
お話を伺う中で、私自身が今後どのように助産業界に関わっていきたいのかを改めて考えるきっかけとなり、多くの気づきを得ることができました。
このような豊富な経験を持つ先生と直接お話しできる機会はなかなかないため、ストアカを通じてご縁をいただけたことを大変嬉しく思います。
助産や女性支援に関心のある方におすすめしたい講座です。
1時間の中でお悩みを聞かせて頂きましたが、イギリスで助産師として母乳育児支援を行い、心からお母さま方の幸せを願いお仕事に邁進されているお姿に尊敬の念を抱いたと同時に国をまたいで同じ心ざしを持ちお仕事されている事を大変嬉しく思いました。ご縁をいただいたこと、心から感謝致します。今後のご活躍を心からお祈りしております。
人生をサポートし寄り添う助産師・結婚カウンセラー