滝澤 三郎

こんなことを教えています

グローバル人材講座・ジョブ型雇用時代のキャリア構築

　この講座は主として国際機関で働くことを目指す人たちを対象として2017年に始まり、2020年からはストアカ・オンライン講座になりました。
　過去13回のコースの参加者は300人に上りすが、中央省庁職員、医師や弁護士などの専門職、大学教員、金融関係、メディア関係、青年協力隊や国連ボランティア、英米に留学中の大学院生、学部生など多彩です。最近は現職の中堅国際機関職員やJPO、また中堅以上のポストで国際機関にチャレンジする社会人が増えています。現職の国際公務員にとっては、今後のキャリア戦略を見直すきっかけとなっています。25％～30%ぐらいの参加者が海外在住で、全員が日本人です。講座修了生から多くのJPOや中堅幹部が出ています。
　日本の雇用制度は、大企業を中心に契約制、実力主義、専門家育成といういわゆる「ジョブ型雇用」に移行しつつあります。このような雇用制度は、欧米を中心とした「世界水準」であり、国際機関も採用しています。若い人を中心に海外で働く機会が増え、雇用制度も文化も異なる職場環境で働くことが増えるでしょう。ただ、そのような「新しい働き方」に備えるためのガイドはまだ少ないようです。
　このコースは、そのような社会的ニーズにも応え、変化し続ける雇用環境の中で自分のキャリアの方向性と戦略を見直し、「個人としての国際競争力」を身に着けるためのヒントを提供します。
　Zoomのブレイクアウトルームは、多彩な参加者同士の交流や学び合いがあって刺激的です。SNSを通して講座終了後も交流が続いています。