江戸時代の大坂で名のある豪商のひとつだった「加島屋(かじまや)」。しかし、その歴史は謎のままでした。近年になって加島屋(廣岡家)の子孫から当時の暮らしぶりを伝える美術品や調度品、古文書といった歴史的遺産が多数発見。 廣岡家に残された貴重な文化財の修復保存と研究の為にプロジェクトを立ち上げました。
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江戸時代に、三井、鴻池ともに名を連ねた「加島屋(かじまや)」という豪商をご存知でしょうか?この名前だけでは、ピンとくる方は少ないかも知れませんが、2015年に放映された連続テレビ小説のモデルとなった家と申せば思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。
私、西野久子は第10代廣岡久右衛門の孫として生まれ、久右衛門の1文字を取って「久子」と名付けられました。江戸時代の豪商、加島屋(廣岡家)は現在の大同生命に引き継がれていますが、廣岡家は第10代廣岡久右衛門正直を最後に絶えました。尚、廣岡家は連続テレビ小説のモデルとされた家ですが、その主人公のモデルとなった廣岡浅子さんが嫁いだのは分家の廣岡五兵衛家で、私は本家の廣岡久右衛門家の子孫です。浅子さんと血の繋がりはありません。浅子さんの夫の弟、9代目久右衛門正秋が私の曾祖父です。
2023年2月、廣岡家に残された文化財の修復プロジェクトを立ち上げたことをきっかけに廣岡家の研究者の先生方のサポートで、廣岡家文書の解説、新発見の報告、関連セミナーやイベント案内などをシェアする場を設けさせて頂くことにしました。この場を通じて、一人でも多くの廣岡家ファンを生み出し、加島屋(廣岡家)以外の歴史好きの皆様にも楽しんで頂けるような本格的なシェアをさせて頂く予定です。
皆様のご参加をお待ちしてます。
大阪の豪商・加島屋久右衛門(廣岡家)の残したモノ(経済と文化)